パヴェル・ゴルデエフがメインで勝利!ACA 175

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 5月17日(現地時間)にロシア連邦モスクワで『ACA 175: Gordeev vs. Damkovskiy』が開催された。
 ACAは、ACBとアフマット・ファイト・ショーが合併したものだ。ACB(アブソリュート・チャンピオンシップ・ベルクート)はロシアの総合格闘技団体。アフマット・ファイト・ショー(ワールド・ファイティング・チャンピオンシップ・アフマット=WFCA)はロシア・東欧で開催するキックとMMAの混合イベントで過去には多くのレジェンド達が参戦していた。この両団体がACA(アブソリュート・チャンピオンシップ・アフマット)として新たにスタートしたのだった。
 今大会のメインはライト級戦でパヴェル・ゴルデエフとアルチョム・ダムコフスキーが対戦した。共にロシア老舗MMA団体M-1(現在、活動休止中)からACAに活躍の場を移したもの同士の一戦で、下馬評はゴルデエフが有利となっている。試合は、ゴルデエフが攻めるものの、後半はダムコフスキーが盛り返し、まさに一進一退。判定にもつれ込み僅差で、ゴルデエフが判定勝ちした。
 セミファイナルでは元WSOF世界フェザー級王者で、その後続団体PFLで活躍したランス・パーマーが登場。アレクセイ・ポルプドニコフと対戦した。まさにメジャー団体経験者対地元選手と言う図式で、試合は、パーマーがテイクダウンを奪おうと攻めるが2Rにポルプドニコフが逆襲。打ち合いを制して、ついにパーマーが崩れ落ちてダウン。追撃のパウンドを上から振り落とすとレフェリーがストップして、ポルプドニコフがTKO勝ちとなった。
 またUFC戦士であるワグナー・プラドがアレクセイ・エフレモフと対戦。こちらもメジャー団体経験者対地元選手と言う図式で、試合はエフレモフがハイキックでプラドからダウンを奪うものの、持ち直したプラドが逆に打ち合いを制し、最後はフックでダウンを奪うと追撃なしてレフェリーがストップ。プラドがTKO勝ちでメジャーの意地を見せつけた。

■ ACA 175: Gordeev vs. Damkovskiy
日時:2024年5月17日(現地時間)
会場:ロシア連邦モスクワ

<ライト級>
○パヴェル・ゴルデエフ(ロシア)
 判定
●アルチョム・ダムコフスキー(ベラルーシ)

<フェザー級>
○アレクセイ・ポルプドニコフ(ロシア)
 2R 1分55秒 TKO
●ランス・パーマー(アメリカ)

<フライ級>
○オシムホン・ラクモノフ(ウズベキスタン)
 1R 1分47秒 TKO
●ウォルター・ペレイラ・ジュニア(ブラジル)

<ミドル級>
○ワグナー・プラド(ブラジル)
 1R 3分52秒 TKO
●アレクセイ・エフレモフ(ロシア)