元ONE王者・秋元皓貴0-3前K-1のウェイ・ルイ MMA澤田千優・完勝

 5月4日(土)タイ・ルンピニースタジアム(現地時間)で開催された『ONE Fight Night 22』。メインはONEムエタイ女子ストロー級タイトルマッチだったが、スミラ・サンデルが計量失敗の為、王座剥奪に。契約体重戦で、挑戦者ディアチコアが勝利した場合のみ王座を獲得する変則タイトル戦となった一戦は、挑戦者ナタリア・ディアチコワがパンチで攻勢をかける。
 首相撲で崩す場面もつくるが、178㎝と長身のスミラ・サンデルがロープに詰めてボディフックで動きを止めるとフック連打・膝でダウンを奪い、レフェリーが試合を止めてサンデルが勝利。体重がつくれなかったことを詫び、階級を上げてフライ級のベルトを狙いたいと宣言した。

 第7試合では、注目されていた中国の元K-1王者ウェイ・ルイがONE契約初戦だ。対するは元ONEバンタム級キックボクシング王者で現1位の秋元皓貴である。試合は秋元が前に出て攻勢をかけていたが、ウェイ・ルイもクリーンヒットは許さず、かわしながらも攻撃をヒットさせていたのが評価されたか、3-0のユナニマス判定でウェイ・ルイが勝利した。

階級
ヘビー級:102.2㎏〜120.2㎏
ライトヘビー級:93.1㎏〜102.1㎏
ミドル級:84.0㎏〜93.0㎏
ウエルター級:77.2㎏〜83.9㎏
ライト級:70.4㎏〜77.1㎏
フェザー級:65.9㎏〜70.3㎏
バンタム級:61.3㎏〜65.8㎏
フライ級:56.8㎏〜61.2㎏
ストロー級:52.3㎏〜56.7㎏
アトム級:47.7㎏〜52.2㎏

パフォーマンスボーナス5万USD(約760万円)を獲得した第10試合アクバル・アブドゥラエフ(キルギス)


  KOシーン


■ ONE Fight Night 22: Sundell vs. Diachkova
日時:2024年5月4日(土)開始9:00
会場:タイ・バンコク・ルンピニー・スタジアム
主催:ONE Championship
配信:U-NEXT5月4日8:45 配信開始 / 9:00 開演予定 https://video.unext.jp/livedetail/LIV0000005131 配信期間〜6月3日 23:59

<メインイベント第11試合 ONEムエタイ 女子ストロー級タイトルマッチ 3分5R>
※スミラ・サンデルは、ファイトマネーの30%をディアチコワに譲渡
○スミラ・サンデル(スウェーデン/前ONE女子ストロー級ムエタイ世界王者)
 2RTKO 2分59秒 レフェリーストップ
●ナタリア・ディアチコワ(ロシア)
※王座空位のままに

<コーメインイベント第10試合 MMA フェザー級 5分3R>
○アクバル・アブドゥラエフ(キルギス)
 2RKO 2分52秒
●ハリル・アミール(トルコ)

<第9試合 ONEムエタイ ライト級 3分3R>
●シンサムット・クリンミー(タイ)
 3RKO 1分33秒
○ドミトリー・メンシコフ(ロシア)

<第8試合 MMA ライト級⇒174ポンド(78.94㎏)契約 5分3R>
○モーリス・アベビ(スイス)
 判定3-0
●ジャン・リーポン(中国)

<第7試合 ONEキックボクシング バンタム級 3分3R>
●秋元皓貴(日本/バンタム級1位・元同級王者)
・WBCムエタイ & MA日本フェザー級(57.15kg)王座
 判定0-3 (28-29 28-29 27-30)
○ウェイ・ルイ(中国)
・2017年K-1ライト級(62.5kg)王者
・2015年WLF-63㎏王者



 攻めていたのは秋元皓貴だ。ウェイ・ルイもかわしながら攻撃を出していたが、クリーンヒットはなしの試合展開で3-0のユナニマス判定に。ウェイ・ルイに3ポイント差つけているジャッジもおり、選手によって異なるのか?判定基準に統一感がないように思える結果となった。

<第6試合 MMA フライ級 5分3R>
○リース・マクラーレン(オーストラリア)
 判定2-1
●フー・ヨン(中国)

<第5試合 ONEキックボクシング ライト級 3分3R>
○ルンラーウィー・シッソンピーノン(タイ)
 判定2-1
●ボグダン・シュマロフ(ブルガリア)

<第4試合 MMA女子アトム級 5分3R>
○澤田千優(日本/team AKATSUKI)
・修斗女子アトム級世界王者
 判定3-0
●ノエル・グランジャン(タイ / フランス)

 レスリングのベースから修斗女子アトム級王座も獲得した澤田千優が、優位なポジションを維持し、打撃もヒットさせ完勝

<第3試合 ONEムエタイ ストロー級 3分3R>
●トンプーン・PK・センチャイ(タイ)
 判定0-3
○ザカリア・ジャマリ(モロッコ)

<第2試合 サブミッション・グラップリング 132ポンド(59.87㎏)契約 10分1R>
●市川奈々美(日本/Arete BJJ)
 1RSUB 35秒 裸締
○ビアンカ・バジリオ(ブラジル)

 バンコク在住で働きながらの選手活動を行っている市川は、国際ブラジリアン柔術連盟(IBJJF)世界柔術選手権やADCCサブミッション・ファイティング世界選手権(ADCC)王者経験のあるビアンカ・バジリオに秒殺一本敗けを喫した。

<第1試合 ONEムエタイ フライ級 3分3R>
○ショーン・クリマコ(米国)
 1RKO 2分6秒
●ホスエ・クルス(メキシコ)


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