[ファイトクラブ]GLEAT大阪/ACTION大魔王札止め大成功!お笑いからバチバチまで

[週刊ファイト4月25日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼GLEAT大阪/ACTION大魔王札止め大成功!お笑いからバチバチまで
 photo & text by 西尾智幸
・リンダマン10周年記念・同門T-Hawk超え
・欠場勧告を振り切ったリンダマン
・シゲコに電車MICHI男…強烈キャラに爆笑
・初登場だがみんな知ってる選手ばかり?!
・あっさりとマスクを剥がれる龍たち
・桜宮高校同級生初対決
・荒れた池本誠知井土徹也が次回タイマン
・三宅豪デビュー2戦目で王者とシングル


GLEAT大阪/ACTION大魔王札止め大成功!お笑いからバチバチまで

■ #STRONGHEARTS presents ACTION大魔王
日時:2024年4月14日(日) 開始14時
場所:梅田ステラホール
観衆 342人(完売/札止め:主催者発表)

 梅田ステラホールにて行われた♯STRONGHEARTSプロデュース興行の“ACTION大魔王”。超満員札止めで、GLEATでは同会場過去最高の342人を動員。試合内容もバラエティーに富んでおり、お笑いからバチバチまで色んな角度から観客を沸かせていた。
 まずは、#STRONGHEARTS(ストハー)の面々による前説からスタート。

 つかみはOK! それでは次! 行ってみよう!

リンダマン10周年/膝負傷で欠場勧告振り切りT-Hawkに激勝

《第8試合》30分1本勝負
○エル・リンダマン
 20分08秒 タイガー・スープレックス・ホールド
●T-Hawk

 この試合は、前回の大阪大会でリンダマンが自身の10周年記念試合にデビュー戦の相手でもあるT-Hawkと闘いたいとアピールし、その場で決まった同門対決。

 普段、どこにもサポーターはしないはずのリンダマンだが、この日は両膝にサポーター、そしてテーピングも施されていたのが記者も気になったのだが…。

 手四つの体制から、バックの取り合いなど静かな立ち上がりに、会場全体にも緊張感が伝わる。
 リンダマンが低空のドロップキック。しかしT-Hawkも膝ピンポイントにお返しのドロップキック。リンダマンの顔が苦痛でゆがむ。しかし、すぎさま高速のバックドロップで返すリンダマン。コーナーのリンダマンにチョップを見舞い場外へ叩き落とす。リングも戻ると激しいチョップ合戦。その痛みが伝わる音に思わず場内から「うおー」と声が上がる。
 リンダマンがT-Hawkをエクスプロイダーで投げると、そこから有利な展開に。場外へT-Hawkを上手く落とすと、一気にトペコンヒーロ。リング内に戻ると、コーナーからのミサイルキック、ブレーンバスターと畳みかけるが、T-Hawkも負けじとコーナーに上ったリンダマンに雪崩式のブレーンバスターと互いに手を緩めない。

 後半、どんどん激しくなる攻防に観客も固唾を飲む。チョップ合戦はT-Hawkに有利か。ならばと得意のジャーマンスープレックスを出すリンダマンだが、それも返されフォールを奪えず。
 そして再び激しいチョップ合戦からグーパンチを叩き込むリンダマン。
 T-Hawkは、リンダマンを担ぎ上げてコーナーに叩きつけ、更に高角度のBTボムでマットにも叩きつける。次は、リンダマンが今度こそのジャーマン! しかし、なんとこれも跳ね返される。そして3度目のジャーマンから奥の手タイガースープレックスホールドで見事に3カウントを奪った!

 試合後、すぐにレフェリーらがリンダマンの膝を冷やす。T-Hawkしばらく起き上がれない状態。そして、リンダマンがマイクを持って話す。T-Hawkも座り込んだまま、この10年がそんじょそこらの10年じゃない。これからもめんどくさい先輩でいてやると話しかけていると、リンダマンは涙を流しながら聞く。そして、プロレス界に勝負をかけてるんだ! 世界の奴ら見てろ!と叫ぶ。

 最後に、リンダマンがストハーのメンバーをリング上に呼び寄せた。CIMAにマイクが渡され時、事実が語られた。実は膝の状態がかなり悪く、メインはなんとかするから休めと伝えていた。しかし、大会に穴を開けられないと、普段しないサポーター、テーピングをして出場してくれたと。
 さらに、バックステージのコメント後、記者が少し雑談的にリンダマンと話した時、痛み止めを打っていたと聞いた。
 痛み止めは、痛みを感じないだけで患部が治るわけではないので、逆に無理して余計に悪くなってしまう可能性もあり、本人も言っていたが、痛み止めが切れた時どうなるかが怖いと。

 今月、試合はないと思うので、ぜひ次回大会では普通に元気なリンダマンを期待したい。

第3&7試合は、 季節外れのハロウィン? 楽しいプロレスを提供

《第3試合》ハプニングタッグマッチ 20分1本勝負
○シゲコ☆DX
ビューティー河上
8分53秒 横入式エビ固め
ハートリー・ジャイ子
●電車MICHI男
※MICHI五郎選手は本人の強い要望によりリングネームを電車MICHI男に変更

 いやぁ、濃かったです! シゲコは、前説にも出てきたけど、普通にこんな人いるよねって感じである意味違和感なし(笑)。河上は、ビューティーペアのかけめぐる青春で登場。ぶっちゃけ、ビューティーとは程遠かったが、最後までやりきったのはプロ(笑)。
 それに対し、電車MICHI男はアキバ系で無表情だが突然キレたら怖そう。そしてジャイ子はもうなんだか分からない(笑)。ハートのポーズはお約束のように行っていた。

 この日、崔領二率いるLAND’S ENDのレフェリー六甲ソウタがこの試合も第7試合も捌いたがその担当する意味は明確! ツッコミのレフェリーといえば、大阪プロレスの吉野恵悟レフェリーが絶妙の間だが、その次は彼しかいない。和田京平や村山大値も厳格すぎるチェックゆえ、それが笑いになる場合はあるが、何かやった選手に間髪ツッコむのはやっぱ関西人でないとね。 
 
 やっぱり急にキレたMICHI男! 突然リュックでおもいっきり殴りかかる。そして、また背負うんかい! とツッコミたくなる(笑)。河上はそれでも髪の毛のお手入れに必死(笑)。
 ほかにも、中野たむかとツッコミたくなるシゲコのポーズ! 妖艶? 妖美? いや妖怪?! かと思えば、豪快なシゲコのキャノンボールがMICHI男を襲う。
 コーナーにパンチラ…いやパンツ丸見え状態の河上のおしりに振られたジャイ子は悶絶しながら場外に逃げ、「くっさぁ!」と日本語で連発。これは会場も爆笑だった。

 MICHI男も同じおしり攻撃を受け、そのあとシゲコが丸め込んで勝利した。
最後に、ビューティー河上、大サービスのパンチラ(笑)。いや、誰も望んでませんから!!!

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