アルテム・フロロフがメインで勝利!ACA 173

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 3月29日(現地時間)にベラルーシ共和国ミンクスで『ACA 173: Frolov vs. Yankovskiy』が開催された。
 ACAは、ACBとアフマット・ファイト・ショーが合併したものだ。ACB(アブソリュート・チャンピオンシップ・ベルクート)はロシアの総合格闘技団体。アフマット・ファイト・ショー(ワールド・ファイティング・チャンピオンシップ・アフマット=WFCA)はロシア・東欧で開催するキックとMMAの混合イベントで過去には多くのレジェンド達が参戦していた。この両団体がACA(アブソリュート・チャンピオンシップ・アフマット)として新たにスタートしたのだった。
 今大会は、ベラルーシ共和国大会という事で地元ベラルーシ選手が多くメインカードに抜擢された。メインはミドル級でアルテム・フロロフが地元ベラトールのヴラディスラフ・ヤンコフスキーの挑戦を受けた。実績から当然、フロロフが下馬評では圧倒している。試合は、フロロフのエルボー、パンチラッシュで、ヤンコフスキーがふらふらになり、ダウンしてはなんとか立ち上がるを繰り返すものの、完全にグロッキーとなり、遂にレフェリーがストップ。フロロフが下馬評通り、TKO勝ちした。
 セミファイナルでは、元ヘビー級王者であるトニー・ジョンソンJr.と元UFC戦士であるカルロス・フェリペのヘビー級マッチが組まれた。ハードパンチで一発で試合を決めるジョンソンJr.か、総合力のフェリペかという感じだが、試合はスタンドでのこう着状態となる。そんな中、テイクダウンに成功し、グランドで上になる場面を作ったジョンソンJr.が判定勝ちとなった。

■ ACA 173: Frolov vs. Yankovskiy
日時:2024年3月29日(現地時間)
会場:ベラルーシ共和国ミンクス

<ミドル級>
○アルテム・フロロフ(ロシア)
 2R 4分19秒 TKO
●ヴラディスラフ・ヤンコフスキー(ベラルーシ)

<ヘビー級>
○トニー・ジョンソンJr.(米国)
 判定
●カルロス・フェリペ(ブラジル)

<ウェルター級>
○エリアス・シルヴェリオ(ブラジル)
 判定
●ルスラン・コロドコ(ベラルーシ)

<ウェルター級>
○デニス・マヘル(ベラルーシ)
 3R 4分10秒 リアネイキドチョーク
●ミハイル・ドロシェンコ(ロシア)

<ヘビー級>
○アラシュ・サデギ(イラン)
 1R 2分45秒 TKO
●デニス・スモルダレフ(エストニア)