[ファイトクラブ]新日イッテンヨン東京ドーム全王座戦移動!全試合網羅-拡大詳細分析

[週刊ファイト1月18日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

 今年、18回目を迎えた新日イッテンヨン。7試合がタイトルマッチ、そして全試合王座移動! その大会を第0試合から完全網羅の拡大詳細版でお届けする。

▼新日イッテンヨン東京ドーム全王座戦移動!全試合網羅-拡大詳細分析
 photo & text by 西尾智幸
・ロイヤルランボー5年ぶり飯塚高史降臨!野上アナは勿論…
・別人格?TJPの変貌、そしてJrタッグ王座奪取
・棚橋新社長は久々シングル戴冠
・ヒクレオ&ファンタズモはタッグ2冠王に
・NEVER好勝負、タマが鷹木から奪還
・ヒロムJr陥落、デスペ時代到来か?
・新設GLOBALはフィンレーが初代王者に
・オカダはブライアンに勝利、遺恨清算
・内藤IWGP世界奪取4年越しの大合唱!
・IWGP女子やストロング王者の意味合い


新日イッテンヨン東京ドーム全王座戦移動!全試合網羅-拡大詳細分析

■ ベルク Presents WRESTLE KINGDOM 18 in 東京ドーム
日時:1月4日(木) 16時30分開始(第0試合は15時30分より)
会場:東京ドーム  
観衆:27,422人(主催者発表)

<第10試合 IWGP世界ヘビー級選手権試合 60分1本勝負>
[王者]●SANADA(Just 5 Guys)
 25分42秒 デスティーノ⇒片エビ固め
[挑戦者]○内藤哲也(G1 CLIMAX 33優勝者/L.I.J)
※第7代王者が5度目の防衛に失敗。内藤が新王者。


 ゴングが鳴ると、内藤コール、SANADAコールに分かれる。海野レフェリーの判定は内藤のほうが上か。そして、まずはグラウンドの攻防で始まった。
 その後、内藤がハンマーブローの連発やアームホイップ式バックブリーカーで優位に立つ。
 さらに、低空ドロップキックの連続攻撃。そして、変型バタフライロックと攻めまくる。
 しかし、このままのチャンピオンではない。SANADAは、低空ドロップキックのお返し、そしてバックドロップ、ドロップキックで内藤を場外へ落とし、プランチャを敢行。

 SANADAが勢いを増す! スワンダイブドロップキック、TKO、Skull Endと攻め立てる。
 内藤も、場外で鉄柵を利用したネックブリーカーを繰り出す。辛うじてリング内に戻ったSANADAに雪崩式フランケンシュタイナーなどで追い討ち。
 今度はSANADAの番だ。マジックスクリュー、リバースフランケンシュタイナーからシャイニングウィザード。そして、ラウンディングボディプレスが決まったかと思ったが、内藤が両膝立てての剣山状態。しかし、膝の悪い内藤にもダメージはありそうだ。

 内藤の反撃タイム! エスペランサ、コリエンド式デスティーノ。そして、(正調)デスティーノを繰り出すが、SANADAがこらえ、変型TKOで切り返す。そして、ラウンディングボディプレス2連発!
 内藤はなんとか切り返し、ジャーマンスープレックスを放つと、エグイ角度で落ちたSANADA。
 その後、デスティーノのやりあい、デッドフォール掛けあいと掟破りな攻防の末、内藤が、バレンティアから再びデスティーノでSANADAを仕留めた。

 4年前の忘れもの、デ・ハポン!の大合唱をやろうとしたところに、EVILとディック東郷が乱入。この時は、流石に本気のブーイングが会場全体から行われる。すると、SANADAがリングに戻り、EVILにシャイニングウィザードを食らわし、東郷を捕まえると内藤が低空ドロップキック。あれだけ大合唱はさせないと意気込んでいたわりには、そそくさと帰って行った(笑)。で、SANADAにはお礼をいうと、SANADAは号泣しながら控室へと戻って行った。

新設GLOBAL初代はフィンレー!デスペjr.奪取 オカダ雪辱 飯塚降臨


<第0試合 「KOPW 2024」進出権争奪ニュージャパンランボー>
 32分40秒 オーバーザトップロープ
※オーカーン、YOH、石森太二、矢野通が「KOPW 2024」決定戦4WAYマッチ進出権を獲得
【退場順】1:コグリン、ゲイブ、2:コブ、3:HENARE、4:シェイン、5:マイキー、6:石井、7:ワト、8:フジタJr.、DOUKI、9:SHO、10:裕二郎、11:金丸、12:飯塚、タイチ、13:チェーズ

 0試合では意外なゲストが楽しみでもあるが、今回はみちのくからフジタ”Jr”ハヤト。さらに、飯塚高史が一夜限りの復活! これは沸いた! 試合後は、お約束の野上アナのワイシャツをビリビリに! 

<第1試合 IWGPジュニアタッグ選手権 60分1本勝負>
フランシスコ・アキラ
○TJP
 9分38秒 2/2⇒体固め
●ドリラ・モロニー
クラーク・コナーズ
※クラーク&モロニ―は4度目の防衛に失敗。TJP&アキラが新王者。

 不気味なマスクで登場したTJP。また、アキラは緑の炎のようなペイントで登場。
 両チーム、リングの内外ところ狭しと暴れ回り、最後は毒霧から2/2を決めTJPがフォール!

<第2試合 NJPWワールド認定TV選手権 15分1本勝負>
●ザック・セイバーJr.
 8分53秒 エビ固め
〇棚橋弘至
※ザックが防衛に失敗。棚橋が新王者。

 ザックが昨年のイッテンヨンでベルトを獲得してからなんと1年間で16回も防衛している。今年はタナがその記録を塗り替えられるのか? 楽しみだ!

 そして、ベルト戴冠後は、新社長としての挨拶も行った。

<第3試合 シングルマッチ30分1本勝負>
●辻陽太
 10分57秒 カンヌキスープレックスホールド
〇上村優也

 同期対決! 今回は、カンヌキスープレックスで上村が勝利した。しかし、早くも来月札幌で再戦って事は、結果が見えてますよね?(笑)。

<第4試合 タッグマッチ30分1本勝負>
清宮海斗
●海野翔太
 7分6秒 ダブルクロス⇒片エビ固め
〇成田蓮
EVIL

 海野はなんとバイクで登場! 成田は、ストロングスタイルからなんとH.o.T入り。どいいう経緯で、この役柄をやっているのか解らないが、まあ柴田勝頼も魔界倶楽部にいたし、修行の一環だろうか。辻、上村に比べると、ちょっと地味なので、印象付けるのにはいいが、ただこのままだとこの集団に埋もれてしまう気がする…。早く、修行を終えて次のステップを目指して欲しい。

<第5試合 NEVER無差別級選手権60分1本勝負>
●鷹木信悟
 13分46秒 DSD⇒片エビ固め
〇タマ・トンガ
※鷹木が2度目の防衛に失敗。タマが新王者。

 珍しく、鷹木が場外へ飛んだりして、13分とタイトル戦としては短めのタイムだが、決まったかと思う場面も多く、テンポもあり見応え十分の好試合だった。タマが王座返り咲き!

<第6試合 IWGP&STRONG無差別級タッグ選手権 60分1本勝負>
YOSHI-HASHI
●後藤洋央紀
 9分47秒 サンダーストラック’91⇒片エビ固め
〇ヒクレオ
エル・ファンタズモ
※ヒクレオ&ファンタズモがIWGP&STRONG無差別級タッグ2冠王者。

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