■原口健飛インタビュー
『結局印象に残ったのは原口健飛だと思わせる試合をする』
–教え子の小林愛理奈選手のベルト戴冠おめでとうございます。
原口 ありがとうございます。
–小林選手がベルトを戴冠できた最大の要因は?
原口 自分も試合前であまり練習を見れなかったんですけど、坂田と小林の女子2人が頑張って必死にやっていたので、2人の絆が勝利をもぎ取ったかなと思います。
–今日の公開練習を見る限り、原口選手も非常に良い仕上がり具合でした。
原口 先週ぐらいから仕上がっていて、体重もナチュラルなので今すぐにでも計量して戦える状態です。
–今日の公開練習は鈴木真彦選手と門口選手もいらっしゃいましたけど、3人で練習する事はよくあるんですか?
原口 3ヶ月前くらいから週1回、多い時で週2回練習しています。鈴木選手とは週に2,3回練習していて、そこに門口選手が来てくれました。関西でチャンピオンの尊敬している2人なので、練習をやっていても楽しいですし自分の相手をしてくれる選手なので、全員にメリットがあって練習させてもらっています。
–関西トップチームみたいな感じですね。
原口 反応しにくいです。(笑)
–原口選手は定期的にJTTでコーチをされていますが、色々なところで練習するのは良い刺激になっていますか?
原口 練習のやり方や考え方で変わってくると思いますが、自分の成長にも繋がるようにコーチをさせてもらっています。大勢の人に言語化して教えるということが中々ないので、それがJTTに行くことによって自分で理解して深く分かるようになりました。肉体的には分からないけど、精神的にはめちゃめちゃ成長しています。
–その成長ぶりが今回のエイブラハム戦でも活かされそうですね。
原口 今回GLORYの現1位でちゃんと強いじゃないですか。自分自身めっちゃ燃えているし、自分がどんな戦い方をするのかとかも含めて楽しみです。
–エイブラハム選手はランキング1位の選手ですが、練習を離れたら歯医者を目指しているそうで、プロフィールを見て興味深い部分はありますか?
原口 ちらっと聞いた事はあるけど歯医者を目指しているんですね。二足の草鞋というか他で頑張れる人ってキックボクシングも熱心にしているので、それを聞いて楽しみになりました。
–いつも戦いのスタイルは自由な感じでと仰っていますが、今回はどんな事を意識しますか?
原口 今回も自由にやります。相手も大きいし身体能力が高いし何をしてくるか分からないので、今のところは決めてないです。
–ひらめきは試合の直前や練習の中で出てくるというのも仰っていましたが、現時点で何かひらめきは出ていますか?
原口 現時点でひらめきは何個か出ています。来週くらいにもう何個か出そうです。試合ではその中でどれを出すかって感じです。
–ペッチ戦を見据える中での試合になると思いますが、そう言った意味も含めてフィニッシュも意識しますか?
原口 ペッチもヴィダレスと戦っていて、ペッチはKO勝ちできていなかったので俺はKO勝ちをします。それしか決めていないです。
–ペッチ選手とヴィダレス選手が戦った試合を見ての感想を教えてください。
原口 おもろなさすぎて見るのを2ラウンドくらいでやめました。決定打がお互いなかったので、参考になりませんでした。ペッチは同じペースでポイントを取る倒すファイターではなくて、俺もそれをやられてペースを変えられずに負けたので、2ラウンド見て飽きました。
–逆に参考になった試合はありましたか?
原口 基本的にあまり試合は見ないです。だって対戦相手が自分じゃないし見たところでって思うタイプなので、僕は試合を見ないようにしています。
–今年1年を振り返って自分の成長具合や目標を達成できた事はありますか?
原口 ISKAの世界タイトルを奪取できました。1、2、3ラウンドは微妙な動きだったけど、自分のやりたい事をして勝てました。インターバルで戻った時にセコンドにハイキックで決めるって言って自分の体を動かしたので、ようやく自分の命令で体が動くようになってきて、アンバー戦も試合前からミドルで決めるって言って決めたので、ようやく試合に慣れてきた感じです。
–ようやくですか?
原口 前まではどうしようと考える事があったんですよ。今は何をされても対応できる自信がついてきました。
–自分の命令で体が動くようになったというのは、自分の思った瞬間に体が反応するという事ですか?
原口 全部自分で動かしてます。アンバーの時もアドレナリンが1回も出てないし全部覚えてます。THE MATCHでの動きをもう1回やれと言われると野生的な本能で動いた感じなので無理なんですよ。だけどここ1年の試合は1ラウンドから全部覚えています。
–すごく冷静になったという事でしょうか。
原口 元々アドレナリンは出ない方なんですけど、良い意味で出なくなりました。
–選手でアドレナリンを出さないのは珍しくないですか?
原口 THE MATCHの時は相手側のセコンドも日本人だったので向こうのセコンドの声も聞こえるんですよ。最近は外国の方ばかりなので何を言っているんだろうとか考えている時間まで覚えています。(笑)
–その境地に到達したという事で、自分の何が1番変わりましたか?
原口 意識して変えたわけではないですけど気持ちですかね。ペッチに2回目に負けた時に大きく変わったかもしれないですね。ようやく自分自身を認めてあげる事ができました。あの試合も負けたけど自分で動けて、1から6ラウンド全部覚えています。それを世界最強の相手にできたという事は誰が相手でもいけるなって思いました。
–今回の試合をクリアして来年はGLORY本体に乗り込むという話もされていましたけど、原口選手としては1年以内にペッチ選手を倒してGLORYのチャンピオンになる展望ですか?
原口 来年のいつになるかは分からないけど、ペッチがチャンピオンなので相手が万全な時にやりたいです。だから時期は分からないけど来年中には対戦したいし、できればGLORYのベルトもRISEの世界王者のベルトも奪取したいです。
–公開練習ではオーソドックスの構えでミット打ちをしていましたが、それは次の試合に向けて何か考えているからでしょうか?
原口 両方できるので特にどっちとかは決めていないですけど、今日はなんとなくオーソドックスでした。
–試合中も感覚でその時ごとに変えていく感じでしょうか?
原口 試合ではサウスポーの方が多いんじゃないですかね。
–先ほど関西トップチームというような話も出ていましたが、関西の格闘技レベルの高さはどこから来ていると思いますか?
原口 自分自身はハングリー精神で上がってきました。関西でチャンピオンが多いのはそういう気持ちが関東の人よりも強いからだと思います。
–ハングリー精神は子供の頃から育っていく中で、周りの環境などから培われていくものですか?
原口 子供の頃は何も感じてなかったですけど、メディアに出始めた時に東京の方がメディアの数が多いと感じたんですよ。だから東京の方が取り上げられやすいイメージがあって、そういう小さなきっかけから培われたと思います。
–そういう意味では原口選手は実力的にも、もっと取り上げられても良い存在ですよね。
原口 取り上げた方が良いですよ。もちろん俺だけじゃなくて一緒にいた鈴木選手と門口選手もそうですし、メディアの露出と実力が釣り合っていないですね。今取り上げておかないと後悔しますよ。(笑)
–今回の試合に勝ってペッチ選手にも勝って、名実ともにメディア露出も増えてトップオブトップになっていく気持ちはどうですか?
原口 そうやって信じてやってきているけど中々難しいですよね。強さ以外も必要なのかなと思いますし、だからと言ってズレるのが嫌なのが俺らなんですよ。だからこそ強いんだと思います。別にメディアに取り上げてほしいわけではないけど、取り上げてもらった方が良いのは間違いないし、GLORY獲ったところで露出が増えるかと言われたら分からないけど間違いなく世界一と言えるので、多くメディアに出ているやつよりも強いという事は証明できます。
–最後に皆様にメッセージをお願いします。
原口 12月16日は試合前に予告KOをすると思うので、そこも楽しみにしてもらいたいです。年内最後のビッグマッチでトーナメント決勝やペッチvsチャドの試合があるけど、結局印象に残ったのは原口健飛だと思わせる試合ができるのでみなさん期待していてください。よろしくお願いします。
■南原健太インタビュー
『自分の今の仕上がりと強さを見ると、倒して終わるというイメージしかない』
–公開練習を見させていただきましたが、調子良さそうですね。
南原 絶好調です。
–仕上がりは何パーセントくらいですか?
南原 限りなく100%に近いので、あと数日で120%まで持っていきます。
–先日は極真の世界大会もありましたが、刺激になることはありましたか?
南原 身近な先輩や仲間が活躍していてめちゃめちゃ刺激を受けました。今回、僕の相手は外国人ですけど仲間が強豪外国人に立ち向かう姿を見て刺激を受けましたし、空手の強さを間近で見たので僕の試合でも空手の強さを見せつけたいです。
–それが今回のGLORYとの対抗戦のテーマになりそうですか?
南原 大きい選手とは空手時代から戦っているので、気にしていないし負けるイメージがないです。
–会場は約1年ぶりの両国国技館となりました。去年の試合では倒し倒されのスリリングな攻防でしたが今回はどのような試合になりそうですか?
南原 今回はズバリ、倒すのみです。
–去年の坂本戦は本当にスリリングでしたね。
南原 自分で試合を見返しても盛り上がったなという内容でした。今回も僕が倒れる可能性はありますけど、自分の今の仕上がりと強さを見ると、倒して終わるだろうというイメージしかないです。
–対戦カード発表記者会見と比べると、対戦相手のビクター・デ・コニング選手の印象に変化はありますか?
南原 そんなに変わらずです。リーチは長い選手ですけど対策はしているし、リーチの長い選手に対する弱点も分かっているのでそこを突いて攻撃します。
–ビクター選手はお母さんと日本にやって来るみたいですね。
南原 仲良しなんですね。20歳くらいでしたっけ?
–ビクター選手は現在大学生と聞きました。
南原 勢いがあると思うけど、ファイターとして男として年下には負けられないので意地の強さも試合で見せます。
–先日は成増道場に中村寛選手が出稽古に来ていたんですね。
南原 中村寛選手も自分より大きい選手と戦うという事でその対策と、試合前の追い込みっていう事で一緒に練習しました。
–何か刺激を受けたことはありましたか?
南原 今回対抗戦でRISEチームなので、中村寛選手の気合いも感じられたし僕の気合いも見せれて凄く良い合同練習でした。
–7対7の対抗戦の勝敗予想は南原選手から見てどう予想しますか?
南原 期待も込めて全勝です。押忍。
–その心は。
南原 整いましたと言えないですけど、僕が1番良い試合を見せます。両国国技館を揺らすのは南原健太なので、1番派手なKOを用意しているので期待していてください。
–去年以上に両国を揺らす自信がありそうですね。
南原 あります。常にアップデートしているので任せてください。
–最後にファンの皆さまへ今回の試合にかける熱いメッセージをお願いいたします。
南原 押忍。極真会館の南原健太です。今回はRISEライトヘビー級王者になってからの第1戦目になります。ここは1番落とせない試合なので、その分練習も気持ちを入れてやってきました。会場では必ず僕が倒す姿をお見せしますので、熱い応援のほどよろしくお願いします。また、会場へ来れない方はABEMAでの応援をお願いいたします。押忍。
■田丸辰インタビュー
『誰かが作った道を行くんじゃなくて、自分にしかないストーリーをみんなに知ってもらいたい』
–トーナメント決勝戦が近づいて来ましたが体調はいかがですか?
田丸 体調はめちゃくちゃ良い感じですけど、免疫力下がってきてるのでしっかり最後まで体調管理します。
–公開練習では力強いワンツーを見せていただきましたけどパンチはかなり強化してますか?
田丸 風音戦からボクシングのパーソナルに行っていてパンチの修正をやってもらっているので、パンチ力が上がってきていますね。
–今回決勝戦でもう一方のブロックから勝ち上がってきたのはクマンドーイ選手です。こんなこと言ったら失礼かもしれないですけどお互いにトーナメントで全く周囲の予想とは違うという方々が多いと思いますが、改めてこの組み合わせはどのように捉えてますか?
田丸 僕はずっとこの試合をやりたいと言ってきたので、みんないい感じに掌を返してきてるので「クマンドーイやっぱめちゃくちゃ強い」とか「田丸行くと思ってた」とか言ってるので、僕は「でしょうね」って感じです。
–今回勝敗予想でクマンドーイに分があるんじゃないかと言う人がいたら、試合終わった時に手の平返しをさせたい?
田丸 風音戦からずっとそうですけど、相手が勝つって言われた試合を勝ってきてるので、今回もクマンドーイ選手が勝つと言われてる声が多い気がしますが、全然何も感じてないです。
–対戦相手が有利じゃないかという声は、逆に自分のエネルギーになりますか?
田丸 自分が勝つって言われてる方が僕はやりにくいので、見てろよというのはあります。
–「田丸今回はやばいんじゃないか」という声が大きくなる方が逆に嬉しいくらい?
田丸 そっちの方が勝った時に認めてくれると思うので、相手がしっかり強い方が自分は嬉しいです。
–そのクマンドーイ選手なんですが、初戦・準決勝とボクシングのスキルが違うと言うか戦術を変えてきましたけど、その辺はどのように捉えてらっしゃいますか?
田丸 単純に1回戦の相手がやりにくかっただけなんじゃないかな。元々ボクシングの技術は上手いですし、1回戦の相手がやりにくかったからそう見えるのだと思います。
–今立ててる戦術は明かせないと思いますが、クマンドーイ選手が志朗戦同様に高いボクシングのスキルで挑んできたらどう対応しますか?
田丸 ボクシングの技術だったら100%負けないので、パンチで来てくれた方がありがたいです。
–100%負けない?
田丸 負けないです。
–自信満々ですね。
田丸 パンチだけの技術で、練習とかでもそうですけど、この人に勝てないなと感じたことはあまりないので。ボクサー相手でも技術で戦えるので。
–ボクシングに転向しても全然俺いけるんじゃないかと思う?
田丸 色々違うのでそれはまた別ですけど、ボクサーと3ラウンドで戦っても勝てるかは分からないけど戦える気はします。でもボクシングをやるとなったら世界のトップレベルは小さい頃からやっているのでそんな簡単にはいかないです。
–今回のトーナメントは契約体重が54kgですが54kgの戦いは慣れてきましたか?
田丸 何回かやってるので減量とかもこういう感じでやれば調子いいなっていうがあるし、51.5kgの時よりは全然楽に調整ができています。
–このトーナメントが終わったら田丸は何kgでやるんだ?って声もあると思うのですが。
田丸 難しいですよね。全然何も考えてないですけど、個人的に51.5も53もベルト1回獲ってるので、そのベルトっていうよりは53kgの誰とやるのか55kgの誰とやるのかとかそういう感じでやっていきたいのはあります。
–来年以降は55kgも視野に入れていく?
田丸 鈴木選手に負けているので、ベルトを目指すとなると55kgになってくるのかなと思います。
–クマンドーイ選手はみんなが予想外という話でしたが、クマンドーイ選手が上がってくるのを田丸選手は予測していましたか?
田丸 正直志朗選手が勝つかなと予想してたんですけど、みんなが思ってるほど志朗選手の事は過大評価だと思ってるので、どっちが勝つかなっていうのはありました。
–クマンドーイ選手の強さはどこにあると考えますか?
田丸 攻撃力じゃないですかね。パンチも蹴りも強いし、気持ちも強いし思い切りがいいので全部強そうだなって思います。
–クマンドーイ選手のボクシングの試合は見ました?
田丸 この間やってた試合はちょっと見ました。
–それを踏まえて、さらに上がっているなと感じましたか?
田丸 特に何も感じていません(笑)。
–今回はクマンドーイ戦に向けてどのような練習をしてきましたか?
田丸 攻撃力がある選手なので出来るだけ貰わないように攻撃をさばいたり、思いっきり振ってくるのでこっちのカウンターが当たれば倒れるし、現にクマンドーイ選手ってダウン取ったりKOしたりしますけど自分がやられてる試合も結構あるので、それは狙っていけきます。
–田丸選手はデビューの頃から技術とスピードがすごいという感じですけど、最近では攻撃力を増したようにも感じているんですけど、どういうところで自分が強くなってきた理由があると思いますか?
田丸 デビューしたてからベルトを獲って拳を痛めるまでは今と同じような感じでダウンを取ったり、KOはなかったですけどほぼ全試合ダウンを取ったり効かせたりしてたんですけど、拳を痛めてからディフェンシブというか当てて逃げるスタイルになって、なかなか相手に怖さを伝えられなくて。拳が治ってからは相手にもこれを貰ったらやばいなっていうのが伝わっていると思うので、それが今の結果につながっているのかなっていうのはあります。
–むしろスタイルは戻ってきたという感じなんですね。
田丸 今までのスタイルにプラス若い頃にはなかった経験値や技術が詰まってきて、今一番いい状態です。
–クマンドーイ選手というと日本の選手が大きく知ったのはRIZINの那須川天心戦ですが、ご自分が以前「天心2世」と言われてたこともあってあの試合を超えるということは意識してますか?
田丸 全然意識してなくて、あの試合を超えたいって比較されるのが僕は嫌なんで、自分の道でしか切り開いて行けないので、誰かが作った道を行くんじゃなくて、ここで衝撃的な勝ち方をして天心2世としてじゃなくて自分の名前を覚えてもらって、10代の頃からチャンピオンになって、勝てなくなって、また今回世界チャンピオンになってというのは自分にしかないストーリーなので、それをみんなに知ってもらえたらなと思っています。
–自分の中のパフォーマンスを突き詰めるという意味で勝ち方はKOを狙いますか?
田丸 自分的にはここで倒して勝つのと判定ギリギリで勝つのでは評価が変わってくると思うので、負けるのは最悪だし勝つことが一番ですけど、スターになるためにはここで倒さなきゃいけないので、それは意識しています。
–この試合が大一番なのは重々承知してますが、他のRISE選手も他団体の選手を意識した発言がありますが田丸選手はそういうのはありますか?
田丸 多団体はあまり興味なくて、軽量級だと日本だったらRISEが一番レベルが高いと個人的には思うので、RISEのトップを証明しつつ注目されているONEとかにRISE代表としていけたらいいなと思います。
–最後にファンの方々にメッセージをお願いします。
田丸 調子めちゃくちゃいいので12月16日の決勝戦はめちゃくちゃ期待してください。必ず勝って世界一になって、応援しててよかったなと思えるような選手になるので、期待してください。
■宮﨑小雪インタビュー
『女子は倒せないとか女子の試合は面白くないっていう言われることがあるので、それを覆したい』
–TRY HARD GYMのトレーナーのフランクちゃん(RISE174で憂也と対戦)とスパーリングをやりましたけどフランクちゃんはどんな選手なんですか?
宮﨑 フランクちゃんは打たれ強くてガツガツ前に出てパンチとローキックが得意な選手ですね。
–いい練習になりますか?
宮﨑 ムエタイの選手なのでムエタイの技術を教えてくれたり、相手がこういうスタイルだから小雪はこういうスタイルで行った方がいいよとかアドバイスをもらってます。
–小雪選手の前週にフランクちゃんが試合ですがかなり期待できますか?
宮﨑 日本で試合するのは初めてだと思うので自分自身すごく楽しみで、フランクの試合見てみたいと思ってたのですごい楽しみです。
–同門の試合といえばお姉さんの若菜選手と平岡選手が11月に連日で試合をして2人とも白星ということでいい勝利のバトンを受け取りましたか?
宮﨑 いつも一緒に練習してるので二人が勝ってくれてすごい刺激になったし、若菜は1年ぶりの復帰戦で無事に勝利できて、ここからまた宮﨑姉妹がリスタートできたのであとは私が今年しっかり締め括ります。
–若菜選手は試合終わったら左目の下をかなり腫れさせていましたけど大丈夫ですか?
宮﨑 大丈夫です。日曜日は病院やってなくて月曜日に病院行ってレントゲンとか撮って折れたりはしてなくて、1週間ぐらいで元に戻ってましたね。ただ腫れてただけです(笑)。
–同じ日に過去2戦戦ってる小林愛理奈選手がミニフライ級のチャンピオンになりましたが、あの試合はどういう風にご覧になりましたか?
宮﨑 普通に強いなっていう印象を持ちました。
–契約体重で3度目あるような予感はしますか?
宮﨑 なくはないのかなと思います。
–両国決戦ちょうど1年前もMISAKI選手と戦ってますが、どんな会場という記憶がありますか?
宮﨑 普通の会場ではあまりないマス席とかもあるのでお相撲の印象が強いです。
–控室周りは他の会場と違う雰囲気はありましたか?
宮﨑 控室も普通は何個かに分かれてるんですけど、結構大きい控室をみんなで使う感じだったので、いろんな選手の試合前の様子とかが見れて楽しいです。
–今回も前戦に続いてタイ人との対戦になりましたが、モンクットペット選手対策は練りましたか?
宮﨑 結構練ってます。すごい上手い選手なので技術がある選手にどうやって技術で勝ちに行くかっていうところがポイントになるので対策はしています。
–技術vs技術の攻防になりそうですね。
宮﨑 なると思います。
–明かせる範囲内で構わないですがどのあたりで上回りそうな予感がありますか?
宮﨑 全体で上回りつつ相手が得意なのは蹴りなので、私はパンチを狙っていきたいです。
–テクニカルな攻防の中で最終的にはKOを狙っていく流れですか?
宮﨑 もちろん最終的に倒して勝つのは一つの目標なので、技術で絶対的に勝ちつつ最後はKOで勝ちます。
–SNSでは自分自身との勝負とおっしゃってましたけどこの辺はどういう解釈をすればよろしいですか?
宮﨑 今年3戦目で今2勝2KOなので、あと1つ必ずKOで勝って3勝3KOで1年を締め括りたいです。
–先ほどの練習ではかなり距離の近いところでパンチを続けていましたが、ガチンコで倒しに行くみたいなイメージですか?
宮﨑 最初からもちろん倒しに行くという意味合いもあります。それで距離が近く見えたのかもしれないです。
–相手は蹴りが得意と言ってましたが蹴りでどのような技術を警戒してるかあったら教えてください。
宮﨑 今回の相手は左右のミドルや前蹴り、左右の膝が得意な選手だと思うので、それをいかにもらわないようにするかというのを重点的に練習しています。
–相手の蹴りに対して自分の得意なパンチで潰しに行くなり技術で返して当てに行くという感じですか?
宮﨑 詳しいことはちょっと言えないですけど、蹴りに合わせたり、もしもらってしまったらどう対応するかという練習をしています。
–相手も日本人選手に3人ぐらい勝ち続けてますね。自分はこうやって勝つみたいな意識してる部分はありますか?
宮﨑 日本人が何人か負けてしまっているので、同じ日本人でも私はレベルが違うというところを見せなきゃいけないので、今回の相手にしっかりKOで勝ってそれを証明したいです。
–KOが続いていますが今回はKOする確率は何%くらいありますか?
宮﨑 もちろん上手くハマれば絶対倒せると思う、格闘技に絶対はないですけど自信で言えばかなり高い確率で倒せる自信があるので、それをどうはめていくかですね。
–KO率が上がっている要因はどんな練習の成果で上がってる思いますか?
宮﨑 パンチ力を上げるというのを練習しつつ、それをどういうタイミングで当てていくかどういう流れでそのパンチを当てるか、蹴りを当てるかという練習をしてるので、それが結果につながっていると思います。
–今回勝ったら国内ではK-1勢とみたいなアピールをされていますが、海外の強豪を倒してきたことでもっと他の海外の選手とやってみたいとかはありますか?
宮﨑 ありますね。タイ人の選手とは今回3回目であと韓国人の選手と1人やらせてもらってて、ヨーロッパ系とかの選手はやったことがないのでやってみたいです。
–具体的に名前とかはありますか?
宮﨑 特にないです(笑)。
–どんなタイプと戦ってみたいですか?
宮﨑 どんなタイプが来てもしっかり作戦を立てて自分の動きに取り入れれば勝てる自信があるので、どんな相手でもって感じです。強ければいいかな(笑)。
–すごくベーシックな質問で申し訳ないですけど女子選手として戦う上で女子選手ならではの見所や逆に女子選手であってもこういうことができるんだよってアピールとかを教えていただけますか?
宮﨑 女子は倒せないとか女子の試合は面白くないっていう言われることがあるので、それを覆したいです。
–そうするために普段からトレーニングで重点的にやってることや自分で意識してやってる部分っていうのはありますか?
宮﨑 フィジカル面を強化したり、強いパンチを打つとか強い蹴りを打つための練習をやってます。
–KOで勝利した時と判定で勝った時は自分の中の精神的な部分での違いは大きいですか?
宮﨑 大きいですね。やっぱり家に帰ってすぐ試合の映像とか振り返るんですけど見てて判定だと「やっちゃったー最悪だー」みたいな感じになるんですけど、KOだともちろん反省点もあるんですけど、倒せたから次もっといい勝ち方をできるようにとか、こうしたら早く倒せたかなって思えるので、同じ勝ちでも気持ち的には全然違います。
–最後にファンの皆様にメッセージをお願いします。
宮﨑 いつも応援していただきありがとうございます。今回3度目のタイ人選手で前回KOしてるので、今回もKOで勝って今年の戦績を3勝3KOで1年を締めくくれるように頑張ります。そしてトーナメントの決勝戦を控えてる田丸辰君にいいバトンを渡せるようにするので、注目そして応援よろしくお願いします。
って来年はRISEのベルトも獲りに行く 考えるだけでワクワクする』
–試合が目前に迫ってきましたが調子はいかがですか?
池田 調子はバッチリです。すぐに試合がしたいくらい元気で絶好調です。
–このままバッチリな体調を維持するだけですね。
池田 試合まで気を抜かずに1日1日集中していけば120%の出来でリングに上がれます。
–先日RISEの会見にも出席されていましたが、やはりK-1の会見とは雰囲気が違いましたか?
池田 完全にアウェーでちょっと居づらかったですけど、RISEは会見場からすごい華やかでテンションが上がりました。逆にやってやろうという気持ちになりました。
–その中で堂々とスピーチをしているように見えましたが、ご自分のトークの出来はどうでしたか?
池田 今回K-1から1人で乗り込むという事で、全員敵だと思ってRISEをぶちのめしてやろうぐらいの気持ちでやります。
–アウェーの会場の雰囲気はどんな予想ですか?
池田 最高ですね。全部持っていきますよ。
–持って行く気満々ですね。
池田 もちろんです。
–対戦相手については横浜のヤンキーだから軽く悶絶させたいと言っていましたね。
池田 これからやっていったらRISEのチャンピオンになれるような選手だと思いますけど、まだ若くて彼に足りない部分も見えているので、そこを突いて甘くねぇぞってところを見せたいです。ここで僕が勝って、気を引き締めてRISEのチャンピオンを目指してもらえたらと思います。
–直近の試合のようにボディーで悶絶させますか?
池田 ボディーは効かせたいですね。お腹弱そうじゃないですか。彼が苦しむところを見たいですね。
–今からそれを言ってて相手がボディーをガードや警戒してきたらどうしますか?
池田 そしたらこっちのもんじゃないですか。顎でも脚でもなんでも倒せますよ。
–スタイルやルール的にK-1とRISEの違いは感じますか?
池田 ワンキャッチあるかないか、組みがあるかないかで大分変わるので、そこを意識してやられた時にどうするかを含めて練習しています。新しい事をやっている感じで楽しく練習できています。
–初めて池田選手を見るRISEファンの方がいると思うので、なぜ格闘技を始めたのかを簡単に教えてください。
池田 魔裟斗選手の頃から見る事が好きでしたし、ずっと空手をやっていた事もあって自分の好きな事が何かを考えた時に出た答えが格闘技でした。そもそも好きな事で食っていきたいというのが僕の人生の目標なので、そういう意味でも格闘技を始めて全力で頑張っています。
–4年前にはK-1アマチュアのチャンピオンになっていて、着実に上がってきていますね。
池田 アマチュアから10戦10勝でプロデビューしてKrushのベルトも獲って、今は他団体にも出場できるということで自分自身が楽しみだし、どんどん広がって行く感じがたまらないです。
–今回の松下戦を制してこれからどんどん対抗戦に挑んでいく気持ちはありますか?
池田 もちろんK-1の世界ベルトを獲るという目標は変わらないですけど、K-1だけに留まらず他団体にも出て池田幸司の強さとK-1の強さをどんどん広めていきたいです。この試合を勝って来年はRISEのベルトも獲りに行きますよ。
–階級的にはどこを目指しますか?
池田 53kgがずっとやってきた階級なので、強い選手も多いからそこを目指していきたいです。考えるだけでワクワクしますね。
–今回の契約体重は両者の間をとって-54kgになりましたが、このプラス1kgについてはどう考えていますか?
池田 プラス1kgはありがたいですね。いつも通りの減量できつさは変わらないですけど、最後の水抜き1キロが減るのでそこはメンタル的にも楽です。
–いつもよりメンタル的にもパワー的にもレベルアップしてリングに上がれそうですね。
池田 おっしゃる通りで爆発力を見せられかと思います。
–今回の対抗戦に自分が抜擢された理由はどうしてだと思いますか?
池田 K-1が開国して他団体の選手と戦う機会が増えて行く中で、正直負け越していると思うんでよね。「あれ、K-1そんなに強くないじゃん?」って。その中で自分を選んだというのは、実力主義でちゃんと勝ちに行くところを期待されているって意味だと思っています。その期待に絶対応えたいのでK-1ファンの皆さま注目してください。
–個人の能力や相性の問題もありますが、K-1はなぜ負け越しているのか分析していますか?
池田 正直K-1はキャッチが無かったり、組みができなかったりとルールが縛られているんですよ。ボクシングの選手はボクシングをやったら強いですけど、総合格闘技をやったら全然話が違うじゃないですか。そういう感じでK-1はK-1の中でやればルールが縛られているから強いですけど、ちょっとでも幅広いルールになると技術の差がつくのかなと分析します。だから僕は幅広いルールでも対応できるマルチな池田幸司を見せたいです。
–先ほどワンキャッチの部分を楽しく練習していると話していましたが、ワンキャッチや首相撲は池田選手のスタイルに合っていると思いますか?
池田 教えてくれている先生がタイ人の方なので豊富な技術を教えてもらっていますし、それが試合で実践できるのが楽しみです。
–新たな池田選手の強さが見られそうですね。
池田 これで噛み合ったら今後もRISEで闘っていきたいと思っているのでお願いします。
–池田選手といえば”倒せる軽量級”というのを売りにしていますが、その部分を今回のRISEでも見せていきたいですか?
池田 初参戦のRISEで倒せるバンタム級を見せつけます。
–試合に向けて研究した松下選手の印象と警戒すべき点を教えてください。
池田 攻撃力に特化している選手でパワフルでアグレッシブに倒しています。今後も上に行くような素晴らしい選手という印象です。警戒するところはパンチですね。今回はパンチだけでは難しいと相手もわかっていると思うので、他の技も出してくるだろうと警戒しながら戦います。
–そのパンチの技術というのは池田選手も得意な印象がありますが、それでも警戒しなければいけないということですか?
池田 僕は蹴り主体で戦う選手なので、その蹴りに鋭いパンチを合わせてくるというところも考えながら練習しています。でも今の池田は穴がないので何でもしてこいよって感じです。
–公開練習でも好調な印象でしたが、実際今年は非常に調子が良いと思います。この進化は自分自身でどのように感じていますか?
池田 試合をするごとに自分が強くなっている事を実感しますし、今後も試合を重ねてこのペースで強くなっていったら自分自身すごく楽しみです。来年はK-1のベルト、RISEのベルト、そして世界にも挑戦して日本を代表する格闘家になりたいです。
–冒頭でも今の時点で調子が良くて120%出せると仰っていましたが、言葉通りさらに進化した姿を見せることができそうですね。
池田 プロとして見せないとダメ。プロとして期待以上の試合をする。それだけです。
–最後にファンの皆さまにメッセージをお願いします。
池田 RISE初参戦めちゃくちゃ楽しみです。最高のRISEという舞台で池田幸司の強さを見せるので、皆さん池田幸司に注目してください。
■松下武蔵インタビュー
『結局強いやつが一番上だと思ってるので実力で証明していく』
–松下選手18歳ということですが年齢的には3年生の年ですか?
松下 高校3年生の年です。
–高校には通っているんですか?
松下 通ってるって言うほどでもないんですけど、通信制の高校に在学しています。
–じゃあ結構格闘技に集中できる環境?
松下 格闘技に集中するために通信にしました。
–格闘技自体は何歳から始めたんですか?
松下 空手を4歳に始めてキックボクシングを本格的に始めたのは中学生ぐらいの時ですね。
–空手を始めたきっかけは親御さんの影響ですか?
松下 影響というか気づいたら始めてたっていう形で(笑)。
–物心ついたらすでにやってた感じなんですね。
松下 そうですね。
–インスタとかSNSを見てるとご自宅にサンドバッグがあったり自主練されてるのを拝見するんですけど。
松下 結構家とかでも練習してます。
–その場合はお父さんと一緒に練習してるんですか?
松下 1人でやるときもあればお父さんと一緒にやるときもあります。
–お父さんは空手をやってた方なんですか?
松下 昔ちょっとやってたらしくてキックボクシングのこととかもお父さんなりに研究してくれたりしてアドバイスしてもらってます。
–子供の頃からそのあたりはお父さんに教えてもらったりしてたんですね。
松下 そうです。
–今はGOD SIDE GYMに所属という形になりましたけど練習環境的にはどんな感じですか?
松下 うちのジムはトレーナーの勝岡さんと二人きりで練習を見てもらって、他のジムに出げいこへ行いったりスパーリングなどもさせていただいてます。
–練習は1日2部練とか3部練って感じでやってるんですか?
松下 大体は一日2部練って感じです。
–前回(RISE172)の彪司戦を振り返っていただきたいんですがあの試合はいかがでしたか?
松下 やっぱり自分の中で意識していたっていうか直さなきゃいけないなっていうところがすごい見えた試合だと思ってるので、次の試合にそれを見せられたらなと思ってます。
–具体的にはどの辺りを修正しているところですか?
松下 攻めすぎちゃうというか気持ちが前に出過ぎるって所が前回の反省点かなので、今回はより落ち着いて戦えるように練習しています。
–試合となるとかなり熱くなっちゃうのでその分周りが見えなくなる部分というのもあった?
松下 すごい気持ちが出ちゃうんでいつも。
–RISE参戦は約2年ぶりぐらいですが久々のRISEのリングはいかがでしたか?
松下 なんていうかすごい「RISE」を感じましたね(笑)。
–RISEに出てない間も様々な団体さんに参戦されていましたがRISEに出てみてどんな部分が違ったと思いますか?
松下 やっぱりファンの方というか見る景色というかリング登った感じもそうですし、1番はグローブ。結構「RISE」っていう文字が自分好きなんで(笑)、つけた感じとかも懐かしいというか戻ってきたなっていう感じですごい良かったです。
–その前回の彪司戦のインパクトがあって今回の池田選手との試合に抜擢された部分があると思うんですが、今コンディションはどうですか?
松下 バッチリです。体重の方もどんどん落ちてきてますし動きの方もしっかり動けてきてるので。
–対抗戦に抜擢されたという部分では普段の試合とモチベーションは違いますか?
松下 特に回対抗戦とかそういう意識はなくて「RISEだから強い」とかじゃなく「RISEの松下武蔵が強い」ってところを証明できたらなと思ってます。
–記者会見の時に池田選手に「横浜のヤンキーなんて軽く悶絶させたい」って言われてましたけど、あれを言われた時はどのような気持ちでした?
松下 トークで争うつもりはなかったので試合で結果を見せられたらなって感じです。
–会見で「RISEっは甘くない」ということもおっしゃってましたが具体的にどんな部分でRISEは甘くないっていうイメージを持ってますか?
松下 個人的にはRISEの方が熱い団体だと思ってるんで。
–今回の池田戦に向けて強化した部分で教えられるところがあったら教えていただけますか?
松下 全体的にスピードだったりパワーとか技術もそうですけどポテンシャルを上げてるので、それを試合で見せます。
–トータル的にレベルが上がっているような状況ですか?
松下 そうですね。
–今回池田戦が終わったとして今後RISEでの目標を教えてもらいますか?
松下 もちろん上のランカーの人たちを倒していくのもそうですし、来年再来年にはベルトを巻けるように頑張ります。
–もう少し詳しく池田選手のファイターとしての印象を聞きたいんですけど、例えばテクニック面に関してはどのように評価しますか?
松下 K-1の試合とか見ててもRISE向きな選手なのかなと思ってて、ワンキャッチとか。今回の試合でどう戦ってくるのか、戦うのは自分なんですけど個人的に楽しみです。
–テクニックが高いという部分は認めてる?
松下 テクニックはすごい高いと思ってます。
–最近の試合だと倒せる、KO出来るという部分を池田選手は見せてますけどその部分に関してはいかがですか?
松下 自分はまだKO負けしたことないのでどうするのか?というところです。
–相手がKrushのベルトを持っていてK-1にも参戦していますが、K-1にはどんな印象がありますか?
松下 まだRISEでもベルトを持ってるわけでもないのでK-1がとか言えないですけど、近い将来しっかり自分がRISEのベルトを巻いて、本当の対抗戦というかチャンピオン同士で戦えることを一番楽しみに頑張っていきます。
–ご自分もK-1を目指したということはないですか?
松下 自分が小さい時というか空手を始めた当初はK-1を見ていたりしてて、K-1かっこいいとか。それがキックボクシングに行く理由ってのもあったかもしれないですけど、小学生か中学生ぐらいかな?ある選手の試合を見に行って、その時にRISEすげー!かっこいい!って将来この団体を目指したいなと思ってこの団体に来ました。
–ちなみにそのある選手っていうのは名前を言えないですか?
松下 あんまり言えないですけど(笑)。でも同階級の選手ですね。
–K-1の方が上だとか実力者が多いとかそういう意識は全くないですか?
松下 結局強いやつが一番上だと思ってるので実力で証明していけたらなと思ってます。
–池田選手は「倒せる軽量級」というキャッチフレーズを売りにしてるんですが、松下選手も同じような意識ですか?
松下 倒せる倒せないじゃなくて魅せる試合をしていこうと思ってます。
–松下選手の1番のプライオリティは「魅せる試合をする」ということなんですね。
松下 結構自分の試合って毎回激闘というか盛り上がる試合にはなると思うんで、どう盛り上げていくかも自分の課題なのかなって思ってます。
–そういう考えになったのは何故ですか?
松下 難しいな(笑)。
–例えばお父さんからそうしなさいって言われたとかもしくはその憧れてた選手がそうだったとか?
松下 そういうわけではないですけど、やっぱり結構自分目立つのも好きなんで、みんなの印象に残るような目立つような試合もしたいなっていうのはあります。
–今回もそうなると思いますか?
松下 もちろんなると思います。
–相手はKrushのチャンピオンですがKrushのチャンピオンにまだベルトっていう実績のない松下選手が勝つというのはすごく注目を浴びることだと思うんですが、そういう部分で食ってやるって気持ちがいつもより大きいとかはありますか?
松下 相手が誰だろうといつもそういう気持ちでやってきてるんで今回も変わりはないです。
–じゃあ全然相手が格上だっていう意識はない?
松下 あんまりないですね。自分の中はどっちかというと自分が上だと思うくらいでやっとこうと思ってるんで。
–今回の試合で松下選手の実力というものをRISEファンだけじゃなくてK-1ファンにも一気に示せるような試合だと思うんですが、そこでやっぱり自分の強さをみんなに知らせたい気持ちはありますか?
松下 格闘技ファン全体に自分の名前を知れ渡るぐらいの気持ちでやっていきたいと思ってます。
–先ほどベルトが目標だと言ってましたが、例えば向こう側に乗り込んでいってKrushとかK-1のベルトも獲るみたいな気持ちはありますか?
松下 機会があればって感じです。
–ちなみにいつもそんなに冷静なんですか?年齢の割には落ち着いてるように見えますが。
松下 正直結構緊張してますよ(笑)。
–最後にファンの皆様にメッセージをお願いします。
松下 今回の試合はRISEvs.K-1というよりは「松下武蔵」を見せていこうと思ってるんで、皆さん期待お願いします。
■ RUF presents RISE WORLD SERIES 2023 Final Round
日時:2023年12月16日(土) 開場12時00分/本戦13時30分(予定)
会場:両国国技館(〒130-0015 東京都墨田区横網1丁目3-28)
<メインイベント(第16試合)RISE WORLD SERIES 2023 -54kg Tournament 決勝戦 3分3R延長2R>
クマンドーイ・ペッティンディーアカデミー(タイ/ペッティンディーアカデミー/ラジャダムナンスタジアムスーパーフライ級王者、True4Uスーパーフライ級王者)
vs.
田丸 辰(日本/TRY HARD GYM/初代RISEフライ級王者、初代RISEスーパーフライ級王者)
<セミファイナル(第15試合)RISE世界スーパーライト級(-65kg)タイトルマッチ 3分5R無制限延長R>
ペットパノムルン・キャットムーカオ(王者/タイ/Kiatmoo9/初代RISE世界スーパーライト級王者、GLORY世界フェザー級王者)
vs.
チャド・コリンズ(挑戦者/オーストラリア/Strikeforce/WMC世界スーパーライト級王者、WBCムエタイ世界スーパーライト級王者)
<第14試合 RISE×GLORY スーパーライト級(-65kg) 3分3R延長1R>
原口健飛(日本/FASCINATE FIGHT TEAM/RISE DEAD OR ALIVE 2020 -63kgトーナメント優勝、第6代RISEライト級王者、ISKA世界ライトウェルター級王者)
vs.
エイブラハム・ヴィダレス(メキシコ/Living legacy/GLORY世界フェザー級1位)
<第13試合 RISE×GLORY スーパーライト級(-65kg) 3分3R延長1R>
白鳥大珠(日本/TEAM TEPPEN/RISE WORLD SERIES 2019 -61kg級王者、第5代RISEライト級王者)
vs.
ザカリア・ゾウガリー(モロッコ/‘T Oude Westen Gym/S-cup -65kg世界トーナメント2016優勝)
<第12試合 シュートボクシング提供試合 RISE×GLORY -72kg契約 3分3R延長1R>
海人(日本/TEAM F.O.D/第5代RISEミドル級王者、SB世界スーパーウェルター級王者)
vs.
ジェームズ・コンデ(フランス/SBC sarcelles/ISKAヨーロッパライトミドル級王者)
※モハメド・ジャラヤ選手が諸事情により入国できないため欠場
<第11試合 RISE×GLORY ライト級(-63kg) 3分3R延長1R>
中村 寛(日本/BK GYM/第8代RISEライト級王者、第6代DEEP☆KICK-60kg級王者)
vs.
アフマド・アコーダッド(モロッコ/Brutal Gym)
<第10試合 RISE×GLORY ライトヘビー級(-90kg) 3分3R延長1R>
南原健太(日本/極真会館/第2代RISEライトヘビー級王者)
vs.
ビクター・デ・コニング(オランダ/Kickboxing fearless)
<第9試合 RISE×GLORY -54kg契約 3分3R延長1R>
聖愛(日本/魁塾/初代RISE QUEENバンタム級王者、初代WMC女子日本スーパーフライ級王者)
vs.
テッサ・デ・コム(オランダ/Fightteam Vlaardingen/第2代RISE QUEENフライ級王者、Enfusionストロー級王者)
<第8試合 RISE×GLORY ウェルター級(-67.5kg) 3分3R延長1R>
中野椋太(日本/誠至会/第3代RISEウェルター級王者、S1世界ウェルター級王者)
vs.
ペトル・モラリ(モルドバ/Kickboxing fearless/WKU世界-65kg王者)
<風音(TEAM TEPPEN/RISE DEAD OR ALIVE 2021 -53kgトーナメント優勝)引退セレモニー>
<第7試合 Super Fight!-55.5kg契約 3分3R延長1R>
志朗(日本/BeWELLキックボクシングジム/初代RISE世界バンタム級王者)
vs.
ブンロン・ペッティンディーアカデミー(タイ/ペッティンディーアカデミー/True 4u 115P,118P,122P王者)
<第6試合 Super Fight!-54kg契約 3分3R延長1R>
大﨑一貴(日本/OISHI GYM/第2代RISEスーパーフライ級王者)
vs.
ジャルンスック・ブーンラナームエタイ(タイ/ブーンラナームエタイジム/True 4u 118P王者)
<第5試合 Super Fight!アトム級(-46kg)3分3R延長1R>
宮﨑小雪(日本/TRY HARD GYM/第2代RISE QUEENアトム級王者)
vs.
モンクットペット・カオラックムエタイ(タイ/カオラックムエタイ/IFMA Youth WorldMuaythai 2023 45kg王者)
<第4試合 -54kg契約 3分3R延長1R>
松下武蔵(GOD SIDE GYM/バンタム級10位)
vs.
池田幸司(ReBORN経堂/第8代Krushバンタム級王者、K-1 WORLD GP初代バンタム級王座決定トーナメント第三位)
<第3試合 スーパーフェザー級(-60kg)3分3R延長1R>
常陸飛雄馬(TARGET SHIBUYA/同級3位)
vs.
勝次(TEAM TEPPEN/WKBA世界スーパーライト級王者、第7代新日本キックボクシング協会ライト級王者)
<第2試合 スーパーフェザー級(-60kg)3分3R延長1R>
岩郷泰成(EX ARES/同級8位、AJKN日本スーパーフェザー級王者)
vs.
奥平将太(フリー/同級11位)
<第1試合 フライ級(-51.5kg)3分3R延長1R>
那須川龍心(TEAM TEPPEN/同級5位)
vs.
龍太郎(VALIENTE)