イブラギム・マゴメドフがメインで判定勝ち!ACA 166

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 11月24日(現地時間)にロシア連邦サンクトペテルブルクで『ACA 166: Magomedov vs. Dolgov』が開催された。
 ACAは、ACBとアフマット・ファイト・ショーが合併したものだ。ACB(アブソリュート・チャンピオンシップ・ベルクート)はロシアの総合格闘技団体。アフマット・ファイト・ショー(ワールド・ファイティング・チャンピオンシップ・アフマット=WFCA)はロシア・東欧で開催するキックとMMAの混合イベントで過去には多くのレジェンド達が参戦していた。この両団体がACA(アブソリュート・チャンピオンシップ・アフマット)として新たにスタートしたのだった。
 今大会のメインでは、ミドル級トーナメント準決勝で、ミハイル・ドルゴフ対イブラギム・マゴメドフというロシア人同士の対決となった。ともにACAを主戦場としているが、現在、四連勝中と波に乗っているマゴメドフが下馬評では有利となっている。試合はやはりマゴメドフが立っても寝ても有利に試合を進め、特にグランドではバックを奪ってチョークを狙うなど猛攻。ラウンドが進むにつれ、ドルゴフも盛り返すものの、試合は判定となりマゴメドフが判定勝ちした。
 セミファイナルでは、ウェルター級トーナメント準決勝が行われエディル・エセングロフ対ヴィニシウス・クルスが行われた。カザフスタン対ブラジルという事だが、現在13連勝中のエセングロフが下馬評では有利となっている。試合は、テイクダウンを奪いグランドで上をとって攻めるエセングロフという展開が続き、上から強烈なエルボーを叩き込むとクルスが耳から流血。ドクターのチェックが入り、試合続行不可能という事で、エセングロフがドクターストップのTKO勝ちとなった。
 また、メジャー団体経験者として元ベラトールのクリス・ハニーカットが、地元ロシアのサラーム・アブドゥラフマノフと対戦。まさにメジャー対地元選手という図式だが、ACA参戦後、勝ったり負けたりを繰り返している為か、下馬評はアブドゥラフマノフが有利となっている。試合も下馬評の通り、苦しみながらもテイクダウンに成功し攻めたアブドゥラフマノフが判定で勝利した。

■ ACA 166: Magomedov vs. Dolgov
日時:2022年11月24日(現地時間)
会場:ロシア連邦サンクトペテルブルク

<ミドル級準決勝戦>
○イブラギム・マゴメドフ(ロシア)
 判定
●ミハイル・ドルゴフ(ロシア)

<ウェルター級準決勝戦>
○エディル・エセングロフ(カザフスタン)
 4R 1分02秒 TKO
●ヴィニシウス・クルス(ブラジル)

<バンタム級>
○パベル・ヴィトラック(ウクライナ)
 判定
●ヴァザ・チプタウリ(ジョージア)

<ミドル級>
○サラーム・アブドゥラフマノフ(ロシア)
 判定
●クリス・ハニーカット(米国)

<ヘビー級>
○アリハン・ワカエフ(ロシア)
 判定
●ユーリー・フェドロフ(ロシア)

<フライ級>
○アラン・ゴメス(ブラジル)
 判定
●アスカル・アスカロフ(ロシア)