[週刊ファイト11月9日号]収録 [ファイトクラブ]公開中
▼ケーシー画伯『ROAD FC 066』雑感 キム・スーチョル&ヤン・ジヨン勝利
photo & text by ケーシー
・本誌’22年07月14日号にもRIZIN登場のヤン・ジヨン3-0高橋謙斗
・全速力で入場してくるキム・スーチョル大晦日参戦希望!原口央をTKO
■ ROAD FC 066
日時:10月29日
会場:韓国ウォンジュ チアック体育館
10月29日(日)、仕事だった筆者は家に帰り着くなりPCを立ち上げ、久しぶりにアフリカTVを観た。今年行われている、韓国のROAD FCが開催したトーナメント決勝戦を観るためである。
バンタム級の決勝はキム・スーチョルvs.原口央が行われ、セミ前にはヤン・ジヨンvs.高橋謙斗と韓国対日本の図式となり、日本からネット放送を観た人は多かったのではないか。
本誌’22年07月14日号にもRIZIN登場のヤン・ジヨン3-0高橋謙斗
<バンタム級 5分3R>
○ヤン・ジヨン(韓国)8勝1分
判定3-0
●高橋謙斗(日本)7勝1敗1分
高橋選手は筆者はあまり知らなかったが、身体が分厚く丈夫そうな見かけから好勝負が期待できた。
RIZINにも出場したヤン・ジヨンは相変わらずのグッドシェイプでバランスのいい選手である。
ヤン・ジヨンが圧倒するのではという予想を裏切り、高橋が足関でヤン・ジヨンを追い詰め、足を痛めたヤン・ジヨンが地力の差で判定勝ちとなった。
相変わらず礼儀正しいヤン・ジヨンは地元韓国でも大人気だった。
’22年07月14日号MITB満開 GleatTDC 沖縄Rizin修斗大阪KODO大分 ブアカーオ青柳政司
ヤン・ジヨンはRIZIN沖縄大会で初めて会って、昨年の名古屋大会で再会したときも覚えてくれていて、ヤン・ジヨンを描いた4コマ漫画のコピーをプレゼントした事を思い出す。
また日本で試合か観たいものである。
全速力で入場してくるキム・スーチョル大晦日参戦希望!原口央をTKO
<ROAD FC グローバル63kgトーナメント決勝 5分3R>
〇キム・スーチョル(韓国)21勝7敗1分
2R 4分25秒 TKO
●原口 央(日本)9勝5敗
※スーチョルが63kgトーナメント優勝
オールラウンダーのスーチョルとレスリングの原口の図式。
スーチョルの入場曲♪Welcome to the Jungleがかかってキム・スーチョルが全速力で入場してくるだけで筆者は燃えてくる。
Welcome to the Jungleは昔、全日本プロレスに来日していたダグ・ファーナスとダニー・クロファットのタッグチーム「カンナム・エキスプレス」の入場曲で、あの二人も全速力で入場してきたのを毎回思い出す。
ROAD FC は入場後、ケージの周りを一周して観客にお披露目するのが特徴だが、キム・スーチョルも周りを走る時はややペースダウンしていた。
試合は寝技の応酬あり打撃バチバチでこれぞMMAという試合で、筆者の好み100%で非常に満足であった。
今年の大晦日もキム・スーチョルの全速力疾走入場か観られることを予想する。
ケージに上がったキム・スーチョルの奥さんも去年の大晦日に筆者は少し会っており、感情移入して感動した一戦であった。