ルスラン・コロドコがメインで勝利!ベラルーシ開催ACA 163

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 9月22日(現地時間)にベラルーシ共和国ミンクスで『ACA 163: Dolgov vs Pessoa』が開催された。
 ACAは、ACBとアフマット・ファイト・ショーが合併したものだ。ACB(アブソリュート・チャンピオンシップ・ベルクート)はロシアの総合格闘技団体。アフマット・ファイト・ショー(ワールド・ファイティング・チャンピオンシップ・アフマット=WFCA)はロシア・東欧で開催するキックとMMAの混合イベントで過去には多くのレジェンド達が参戦していた。この両団体がACA(アブソリュート・チャンピオンシップ・アフマット)として新たにスタートしたのだった。
 今大会は、ベラルーシ共和国開催となり、メインはウェルター級戦で、地元選手としてルスラン・コロドコが、アルティンベク・ママショフと対戦した。当然、地元のコロドコに声援が集まるが、下馬評はママショフ有利となっている。試合はスタンドで打撃戦でこう状態となり、一進一退だが、地元という事で前に出るコロドコ。金網に押し込んで有利に攻める展開も見られ、コロドコが下馬評を覆し、僅差の判定で勝利した。
 何故か順番が入れ替わったが、本来はセミファイナルだったのが、同じく地元ベラルーシのアルテム・ダムコフスキーが、ロム・アリ・ナルギエフと対戦する一戦。M-1で活躍し、ACAへ移籍してきたダムコフスキーだが、移籍後は戦積は芳しくない。下馬評は圧倒的にナルギエフ有利となっている。しかし、こちらも地元の声援を受けたダムコフスキーがナルギエフを猪木・アリ状態にして、寝転がるナルギエフをキックで攻撃するダムコフスキー。そのダメージでナルギエフが足をひきずるようになり、レフェリーが試合続行不可能とストップ。ダムコフスキーも下馬評を覆し、TKO勝ちとなった。

■ ACA 163: Dolgov vs Pessoa
日時:2022年9月22日(現地時間)
会場:ベラルーシ共和国ミンクス

<ウェルター級>
○ルスラン・コロドコ(ベラルーシ)
 判定
●アルティンベク・ママショフ(キルギス)

<バンタム級>
○アレクサンダー・ポドルスニー(ウクライナ)
 判定
●アリマルダン・アブディカーロフ(キルギス)

<ライト級>
○アルテム・ダムコフスキー(ベラルーシ)
 1R 1分22秒 TKO
●ロム・アリ・ナルギエフ(ロシア)

<ライト級>
○ヴィクトル・マカレンコ(ベラルーシ)
 
●ギリェルメ・ドイン(ブラジル)

<ウェルター級>
○レナト・ゴメス・ガブリエル(ブラジル)
 判定
●デニス・マーハー(ベラルーシ)