「3150FIGHT SURVIVAL vol.7」はKO決着連発!ベテラン・近藤は世界ランカーに勝利!

初の後楽園ホール開催となった20⽇の「3150FIGHT SURVIVAL vol.7」。メインイベントでは⽇本の⼤ベテラン・近藤明広(38・⼀⼒)が「3150FIGHT」専属契約選⼿、ホセ・ガルシア(24・メキシコ)と激突。両者ともに気迫を全⾯に出した激しい打ち合いの末、近藤が僅差の判定で世界ランカーを撃破した。

復帰戦となった“元祖リーゼントボクサー”和氣慎吾(35・FREA⼭上)は強烈な右ボディを効かせてKO勝利すると、無敗のホープ関根幸太朗(26・ワタナベ)は韓国の若⼿選⼿を⼀歩も寄せつけず、レ
フェリーストップによるTKO勝ち。

この⼤会でデビュー戦を迎えた「3150エリート」の3選⼿は、それぞれが持ち味を発揮してデビュー戦をKO勝利で飾った。

また、「3150FIGHT」⻲⽥興毅ファウンダーから、次回の「3150FIGHT SURVIVAL」が9⽉3⽇(⽇)に岡⼭で開催されることが発表され、この⼤会をスタートに「3150FIGHT」の全国⾏脚がスタートする。

⼤ベテラン・近藤が現役世界ランカーを撃破!
メインイベントの64㎏契約8回戦は⼤ベテラン、近藤明広(⼀⼒)と初来⽇の現役世界ランカー“スーパPRESS RELEASE報道関係各位2023年07⽉21⽇株式会社⻲⽥プロモーションーマン”ホセ・ガルシア(メキシコ)との⼀戦。

試合は1ラウンドから積極的に前に出て右フックを放つガルシアに対して、近藤がディフェンスから攻撃を組み⽴てる展開。3ラウンドからは試合巧者の近藤が、距離を潰して頭を付け合っての打ち合いに持ち込む。距離を潰されたガルシアは、近藤が得意とする接近戦に応じ、激しい打ち合いからの我慢⽐べとなった。

中盤になり、近藤がガルシアにボディを効かせ、ガルシアは右フックをクリーンヒットさせるなど⼀進⼀退の攻防が続くと、場内は近藤とガルシアへの⼤声援で多いに盛り上がって終了のゴングとなった。判定の結果はジャッジ3者ともに77-75の2ポイント差で近藤を⽀持。38歳の⼤ベテラン、近藤が現役世界ランカーを下し、世界ランキング返り咲きを確実なものとした。

試合後は、3⼈の息⼦をリングに上げた近藤。「今⽇の試合は勝てるか分からなかった。ガルシア選⼿は強かった。ガルシア選⼿のニックネームは『スーパーマン』だけど、⾃分は⼦どもたちの『ウルトラマン』になれたと思う」と、息⼦達とともに満⾯の笑みを浮かべた。

⼀⽅、初の⽇本での試合で敗れ、悔しさを⾒せたガルシアは「⾃分が勝ったと思ったが…。相⼿の頭を打ってしまった。(近藤選⼿の頭が)硬くて拳を痛めてしまった」と苦笑いすると、「近藤は経験が豊富で、タフで強かった」近藤を称えることも忘れなかった。

さらに「⽇本のおもてなしとリスペクトしてくれることに感謝している。また、⽇本で戦いたい」と⽇本への再来⽇を希望した。

和氣慎吾「ここからまた世界を⽬指します!」

9カ⽉ぶりの復帰戦となった和氣慎吾(FREA⼭上)は1ラウンドから軽やかなステップとともにワンツーをヒット。相⼿のパンチをバックステップでかわし、得意の左アッパーからワンツーを好打しリズム感
のある攻撃を作り出した。

2ラウンドに⼊り、和氣は左ボディアッパーで動きを⽌めると、細かくパンチをまとめて攻勢を強める。その後、右ボディを突き刺してダウンを演出。キアッティサクはボディの痛みに耐えられず10カウントを聞いた。和氣が鮮やかなKO勝ちで再起戦を飾った。

和氣はリング上のインタビューで「ここから、また世界を⽬指します。今⽇は岡⼭からも沢⼭応援に来ていただいて感謝しています。(⻲⽥興毅ファウンダーに向かって)次は地元・岡⼭の⼤会に出場させていただければと思います。これからも応援お願いします。」と、試合前に⻲⽥興毅ファウンダーから発表された、9⽉に開催される「3150FIGHT SURVIVAL vol.8」岡⼭⼤会への出場希望を表明した。

「3150エリート」3選⼿全員がKO勝ちでプロデビュー戦を飾る!

無敗のホープ・関根幸太朗(ワタナベ)は1ラウンドから圧⼒を強め、イ・ジョンへ(韓国)を⼀⽅⼿に攻め込み、3ラウンドでレフェリーストップ勝ち。

「3150エリート」の花⽥颯(KWORLD3)はスピードとキレのあるパンチ、⾒事なボディワークで会場を沸かせると、1ラウンド終盤に花⽥の強烈なパンチで肩を痛め戦意喪失したクマール(インド)を⾒たレフェリーが試合をストップ。花⽥颯は1ラウンドTKO勝ちでプロデビュー戦を飾った。

同じく「3150エリート」の野上翔(RK蒲⽥)はフットワークを使ったスタイルで⾃分のリズムを作ると、1ラウンド終盤、ヤン・ヒョンモ(韓国)に対し⾒事な右ストレート⼀閃。リングに仰向けに倒れたヤンを⾒たレフェリーは試合をストップ。野上翔は1ラウンドTKO勝ちでプロデビュー戦を飾った。

「3150エリート」の中で最後の登場となった野上は、イ・ヒョンジュン(韓国)を相⼿に1ラウンドは様⼦を⾒たものの、2ラウンドに左オーバーハンドをヒットさせ、追撃の左で相⼿を倒す。イのダメージを重くみたレフェリーが試合をストップ。野上昂⽣は2ランドTKO勝ちでプロデビュー戦を飾った。

「3150FIGHT」のエリートの3選⼿達が、それぞれ好内容での勝利を飾った姿を⾒た⻲⽥興毅ファウンダーは「3選⼿ともに素晴らしい内容だった。次からは、もっと強い相⼿と戦ってもらいましょう。花⽥選⼿は次がデビュー2戦⽬ですが、世界ランカーを対戦相⼿に招聘しようかと考えています」と⼤きな期待とともに、次戦の“チャレンジマッチ”ともいえるマッチメイクに⾔及した。9⽉3⽇(⽇)から「3150FIGHT」全国⾏脚スタート!初の地⽅⼤会を岡⼭で開催!

セミファイナルの前にリング上で挨拶に⽴った「3150FIGHT」⻲⽥興毅ファウンダーは、発表済みの「3150FIGHT vol.6」(8⽉11⽇ ・エディオンアリーナ⼤阪)に続く⼤会として、「3150FIGHT SURVIVAL vol.8」を岡⼭県・コンベックス岡⼭で開催することを発表。この⼤会から「3150FIGHT」シリーズの全国⾏脚がスタートする。

全国⾏脚は、全国に約285あるプロボクシングジムの選⼿達に、少しでも多くのチャンスを与えて、全国の選⼿達が活躍できる場を作り出すことが主旨で、全国的なボクシング⼈気の復活を⽬指して「3150FI
GHT」の全国⾏脚はスタートする。開催地の岡⼭県は⻲⽥ファウンダー⾃⾝もよく訪れる機会があり、岡⼭の多くの⽅の⽀えに感謝の意を込めて、「3150FIGHT」全国⾏脚の第1弾を岡⼭県で開催することとなった。