アレキサンダー・ボルカノフスキーが王座統一!UFC 290

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フェザー級王座統一戦

フェザー級王座統一戦で、王者アレキサンダー・ヴォルカノフスキーは、暫定王者ヤイール・ロドリゲスに試合にはレベルがあることを見せつけた。ロドリゲスは強い意志を持って臨んだが、ヴォルカノフスキーの卓越した戦略とオールラウンドなスキルで一歩も引かないまま4ラウンドを迎え、圧倒してTKO勝ちを収めた。ヴォルカノフスキーは言った。

「このスポーツでは予想外のことが起こるものだ。正直なところ、キャンプでは彼の打撃に対する恐怖心があった。彼をリスペクトしているから準備はしていた。でも今週、心のスイッチが入った。俺はチャンピオンだ、誰も俺を止められない」

UFCフライ級チャンピオンシップ

UFCフライ級2冠王ブランドン・モレノと同級2位アレクサンドル・パントーハの3度目の対戦は、両者とも残忍でハイレベルなパフォーマンスを見せた。壮絶な打撃戦が4ラウンドに渡り繰り広げられ、25分間をフルに使って一進一退の攻防が繰り広げられた。スコアカードでは、テイクダウンとダメージが3人中2人のジャッジを納得させ、パントーハの勝利となった。

「僕のストーリーを知れば、僕のことを好きになるはずだ。モレノはすごく進化していて、今夜あんなにタフになるとは思わなかった。12歳からトレーニングを始めて、今は33歳。私は人生のすべてに賭けた。そのために懸命に働いてきた。今は自分の瞬間だ。すべてを楽しみたい」

ハイライト

元UFCウェルター級王者で、新たに殿堂入りを果たしたロビー・ローラーは、ニコ・プライスを1ラウンドわずか38秒でノックアウトし、引退試合を歴史に残る一戦とした。ロビー・ローラーのトリビュート・ビデオをダウンロードするリンクはこちら。

日本の23歳、平良達郎は、130ポンドキャッチウェイト戦の序盤、エドガー・チャイレスの強打をかいくぐったが、3ラウンドを通じて圧倒的なポジショニングとグラウンド&パウンドで逆転し、全会一致の判定勝利(4連勝)を収め、無敗をキープした。

■ UFC 290:ボルカノフスキー vs. ロドリゲス
日時:現地時間2023年7月8日(土)、日本時間9日(日)
会場:アメリカ・ネバダ州ラスベガス /T-Mobileアリーナ

【メインイベント】
<フェザー級王座統一戦>
○アレキサンダー・ボルカノフスキー(オーストラリア/王者)
  3R 4分19秒 KO
●ヤイール・ロドリゲス(メキシコ/暫定王者)

【セミメインイベント】
<フライ級タイトルマッチ>
○アレクサンドル・パントーハ(ブラジル/挑戦者)
 判定
●ブランドン・モレノ(メキシコ/王者)

【メインカード】
<ミドル級>
○ドリカス・デュ・プレシ(南アフリカ)
 2R 2分23秒 TKO
●ロバート・ウィテカー(ニュージーランド)

<ライト級>
○ダン・フッカー(ニュージーランド)
 判定
●ジェイリン・ターナー(米国)

<ミドル級>
○ボー・ニッカル(米国)
 1R 38秒 TKO
●バレンタイン・ウッドバーン(ジャマイカ)

<ウェルター級>
○ロビー・ローラー(米国)
 1R 38秒 TKO
●ニコ・プライス(米国)