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6月16日(現地時間)にジョージア州アトランタで『PFL 5: Regular Season』が開催された。
世界唯一の総合格闘技(MMA)リーグであるプロフェッショナル・ファイターズ・リーグ(Professional Fighters League、PFL)は、レギュラーシーズン、「勝ち抜き」プレーオフ、シーズンを締めくくるチャンピオンシップで闘う個人のファイターが参加する真のスポーツとしてMMAを提供する最初の組織である。MGM Televisionとの新しい提携は、世界中の3億人のMMAファンとの交流の最大化を目指すPFLマルチプラットフォーム配信に、台本なしのプログラムとショート形式のコンテンツを提供する。当初の台本なしシリーズは、ファイターの日常生活をファンに提供し、チャンピオンがPFLリーグ・プレーオフで出場権を獲得するパラレル・トーナメントを特徴とする。
今大会はヘビー級と女子フェザー級の試合が組また。メインでは2022年優勝者であるブルーノ・カッペローザがリズヴァン・クニエフと対戦する予定だったが、両者とも大会前のドラックテストで陽性となり失格。代わりにメインでは2022年準優勝のアンテ・デリアがモーリス・グリーンと対戦するヘビー級戦が行われた。グリーンは元UFCだが、実績でデリアが下馬評では圧倒している。試合は前半こそグリーンが金網に押し込む展開も見せたものの、試合全体はデリアが圧倒。スタンド打撃でもグランドでもリードして判定でデリアが勝利した。
また同じく元UFCのヨルガン・デ・カストロも参戦、ピーター・グラハム、マイク・カイルといった世界的な大物に勝利を重ね、現在はPFLを主戦場としているデニス・ゴルソフと対戦。下馬評は実績からゴルソフ有利となっている。試合は試合直後のスタンドの攻防でゴルソフの右がカストロの顎を打ち抜き、カストロがダウン。レフェリーがストップし、わずか18秒の秒殺KO勝ちでゴルソフが勝利した。
モハメッド・アリの孫なので、アマチュアでもメインカードに抜擢されたビアッジョ・アリ・ウォルシュは、トラヴェル・ミラーを金網に追い込みパンチラッシュでTKO勝ちをおさめた。
■ PFL 5: Regular Season
日時:2023年6月16日(現地時間)
会場:アメリカ合衆国ジョージア州アトランタ
<ヘビー級>
○アンテ・デリア(クロアチア)
判定
●モーリス・グリーン(米国)
<女子フェザー級>
○ラリッサ・パチェコ(ブラジル)
1R TKO
●アンバー・レイブロック(米国)
<ヘビー級>
○ヒーナン・フェヘイラ(ブラジル)
1R 0分50秒 TKO
●マテウス・シェッフェウ(ブラジル)
<アマMMAライト級>
○ビアッジョ・アリ・ウォルシュ(米国)
1R 1分27秒 TKO
●トラヴェル・ミラー(米国)
<女子フェザー級>
○アスペン・ラッド(米国)
2R 4分57秒 腕十字
●カロリーナ・ソベック(ポーランド)
<ヘビー級>
○デニス・ゴルソフ(ロシア)
1R 0分18秒 TKO
●ヨルガン・デ・カストロ(カーボベルデ)
Ante Delija picks up the W over Maurice Greene & that sends Jordan Heiderman to the #PFLPlayoffs!#PFLRegularSeason pic.twitter.com/G53ZyRU7XC
— PFL (@PFLMMA) June 17, 2023