ミハイル・モクナトキンがメインで判定勝ち!ACA 158

(C)ACA

 6月2日(現地時間)にロシア連邦サンクトペテルブルクで『ACA 158: Mokhnatkin vs Olenichev』が開催された。
 ACAは、ACBとアフマット・ファイト・ショーが合併したものだ。ACB(アブソリュート・チャンピオンシップ・ベルクート)はロシアの総合格闘技団体。アフマット・ファイト・ショー(ワールド・ファイティング・チャンピオンシップ・アフマット=WFCA)はロシア・東欧で開催するキックとMMAの混合イベントで過去には多くのレジェンド達が参戦していた。この両団体がACA(アブソリュート・チャンピオンシップ・アフマット)として新たにスタートしたのだった。
 今大会ライトヘビー級とヘビー級のトーナメント準決勝が行われた。メインで行われたのはライトヘビー級でミハイル・モクナトキンとオレグ・オレニチェフが対戦。ACAを主戦場にしているオレニチェフに対し、ファイトナイトグローバル(現AMCファイトナイト)のエース格として活躍し、PFLにも参戦しているモクナトキン。試合は1Rはオレニチェフがモクナトキンを金網に追い詰める展開を見せたものの、2R終了ぎりぎりでモクナトキンがパンチラッシュでダウンを奪った。これでオレニチェフがテイクダウン狙いに切り替えグランドで上を奪うもモクナトキンも下から腕がらみを仕掛け優勢となる。その後、お互いにテイクダウンを取り合うも、ダウンを奪ったり極め技を仕掛けたモクナトキンが優勢として判定勝ちした。
 ヘビー級戦は元ACA世界ヘビー級王者で米国の黒人だが、ロシアを主戦場にしているトニー・ジョンソンJr.とRCC、M-1で活躍しACA初参戦のアントン・ヴィヤジギンが対戦。剛腕パンチで一発当たればKOというジョンソンJr.だが、年齢的にスタミナの心配もありここ二連敗中。試合はジョンソンJr.が1Rからテイクダウンでグランドで上を奪うも、その後、攻めあぐね、スタンドではお互いに重いパンチを出し合う展開。しかし、試合が進むにつれ、ジョンソンJr.もスタミナが切れてきており、最後まで打ち合ったものの、判定でヴィヤジギンが勝利となった。

■ ACA 158: Mokhnatkin vs Olenichev
日時:2023年6月2日(現地時間)
会場:ロシア連邦サンクトペテルブルク

<ライトヘビー級トーナメント準決勝>
○ミハイル・モクナトキン(ロシア)
 判定
●オレグ・オレニチェフ(ロシア)

<ヘビー級トーナメント準決勝>
○アントン・ヴィヤジギン(ロシア)
 判定
●トニー・ジョンソンJr.(米国)

<ミドル級>
○G. キラマゴメドフ(ロシア)
 2R 2分00秒 TKO
●スタニスラフ・ヴラセンコ(ロシア)

<フライ級>
○アレン・アコピアン(ロシア)
 判定
●リスクルベク・イブライモフ(カザフスタン)

<ミドル級>
○イワン・ボグダノフ(ロシア)
 判定
●クレバー・ソウザ(ブラジル)