(C)GLORY
5月27日(現地時間)にドイツ連邦共和国エッセンで「Glory 86」が開催された。
グローリーは、ヨーロッパのキックボクシング団体。2011年のFEGの経営悪化によるK-1の活動休止に伴い、世界的に大規模なキックボクシング団体がなくなったため、入れ替わるように新たにキックボクシングの世界的メジャー団体として活動している。
今大会のメインはフェザー級王座戦で、王者ペットパノムルン・キャットムーカオが地元ドイツ国籍のアフマド・チク・ムーサと防衛戦を行った。元ムエタイ王者としてグローリーに乗り込んできたキャットムーカオは最大のライバル、ロビン・ファン・ロスマレンに勝利してフェザー級王者として君臨。前戦では階級上のライト級王座へ挑戦し二階級制覇を目論んだが敗れている。今回は本来の階級で仕切り直ししたいところだ。試合は王者キャットムーカオがダウンを奪う猛攻で判定勝ち。見事に王座防衛を果たした。
セミファイナルでは、古豪ベンジャミン・アデグブイにソフィアン・ラドウーニが僅差の判定勝ち。これでラドウーニはヘビー級トーナメント出場権を獲得した、
もうひとつのヘビー級戦は、バフラム・ラジャブザデが階級を上げて挑戦してきたルイス・タバレスに右ハイキックを決めてKO勝ちしている。
■ Glory 86
日時:2023年5月27日(現地時間)
会場:ドイツ連邦共和国エッセン
<フェザー級王座タイトルマッチ>
○ペットパノムルン・キャットムーカオ(タイ/王者)
判定
●アフマド・チク・ムーサ(ドイツ/挑戦者)
<ヘビー級>
○ソフィアン・ラドウーニ(フランス)
判定
●ベンジャミン・アデグブイ(ルーマニア)
<ヘビー級>
○バフラム・ラジャブザデ(アゼルバイジャン)
1R 1分57秒 TKO
●ルイス・タバレス(オランダ)
<ライト級>
○エンリコ・ケール(ドイツ)
判定
●ゲリック・ビレット(フランス)
PETCH DROPS CHIKH MOUSA WITH A HIGH-KICK! #GLORY86 pic.twitter.com/dM32Ol8xFa
— GLORY Kickboxing (@GLORY_WS) May 27, 2023