[ファイトクラブ]PPV前オージーオープンAEW契約 メタリック(マスカラ・ドラダ)トリオ戦

[週刊ファイト6月8日合併号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼PPV前オージーオープンAEW契約 メタリック(マスカラ・ドラダ)トリオ戦
 (c) AEW 編集部編


■ AEW Dynamite
日時:5月24日(現地時間)
会場:米ネバタ州ラスベガス MGMグランド・ガーデン・アリーナ


 PPV大会『Double or Nothing』を控えて御一行はラスベガス入り。番組が開始してオレンジ・キャシディの音楽が流れて、先週の混乱を思い出せばなんか普段に戻ったなぁと。なんでも、もうAEWインターナショナル王座の防衛回数はすでに20回を超えているそうで・・・。そして今回の対戦相手がカイル・フレッチャーである。相棒マーク・デイビスは怪我してしまい、IWGPタッグとSTRONGタッグ王座は返上。6月4日の新日本プロレス『DOMINION』大阪城ホールが欠場となったのだが・・・。


 2時間番組終わって、やはりこのカードが一番印象に残った。hi-spot, move, hi-spot, moveと、ツームストーン(グリムストーンと呼ぶらしい)を何度も何度も出したりなんかは、Old School派からは眉を顰める今の世代の”打ち合わせプロレス”なんだが、スピード感が凄いからよろしいんじゃないかと。最後はなんとかオレンジ君が切り返しの丸め込み防衛というケツでした。


 他がやってる各種「プロレス大賞」の類をまるで眼中にすら入れず、読者から本物の権威があるとの評価をいただいている本誌の鷹の爪大賞では、2022年のタッグ賞をオージー・オープンと活字に残したのだが、AEW首脳部も目をつけていたようで、大会後にAEW所属が発表された。


 番組はリッキー・スタークスがまたもバレット・クラブ・ゴールド(ジュース・ロビンソン&ジェイ・ホワイト)にボコられたり、FTRのダックス・ハーウッドがマーク・ブリスコに引っ叩かれるも、ジェフ・ジャレットたちとはどうなのかというスキットの挿入を経て、House of BlackのAEWトリオ王座防衛戦へ。


 こちらは見後に2つの絵に別れるというか、対戦相手のメタリック(WWEではグラン・メタリック、新日CMLLではマスカラ・ドラダ)、ARフォックス、ブレイク・クリスチャンが見せ場を出す写真下と、最後にブロディ・キングが絞首刑をやって防衛となる写真上に。メタリックにとっては本来のパートナーではない急造トリオなんだが、やはり評価されているのが確認出来て喜ばしい。


 いよいよ『Double or Nothing』の4way王座戦なんで、MJF、ダービー・アレン、サミー・ゲバラ、そして最後にベルトを奪うジャングルボーイ・ジャック・ペリーと、アピール合戦セグメントは当然の挿入です。


 今宵のタヤ・ヴァルキリー姉御のお仕事役レディ・フロストというのはなかなか良かったかと。当然、ジェイド・カーギルが途中から見ているんだけど、これで王座交代にならなかったら大人のファンは怒ります。


 トニー・カーン代表のコーナーがあって、6月17日スタート『Collision』の会場はシカゴのユナイテッド・センターだと。ということは、一応はCMパンクが出ることに合意なんだろうけど、今回でもまだ「CMパンク復帰!」との発表はなし。恐らく、エース・スティールの処遇はまだ解決していないんだろう。困ったことである。なにしろ、CMパンクが出ないならユナイテッド・センターが埋まるハズもなく、カーンの親父が所有する本拠地ジャクソンビルの、いつものデイリープレイスで開催との代替案まで検討されたらしいのだが、主流派との溝が埋まってないことを露呈したPPV直前回なのだった。

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