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4月29日(現地時間)にコロラド州ブルームフィールドで『BKFC 41: Perry vs. Rockhold』が開催された。
このBKFC(ベアナックル・ファイティング・チャンピオンシップ)は、アメリカ合衆国のボクシンググローブなどを拳に装着せずに素手でボクシングを行うベアナックル・ボクシングの団体。2018年3月にワイオミング州でベアナックル・ボクシングが合法化されたことで、同年4月に元プロボクサーのデイビッド・フェルドマンによって、1989年以来アメリカ合衆国で初めて認可を受けたベアナックル・ボクシングの団体として設立された。 今大会は元UFC、ベラトール、PFLなどメジャーMMA大会に参戦してた選手、それも王者クラスが多く参戦し、更に、コナー・マクレガーが観戦にいた事で特に注目された。
メインで行われたのは、元UFC、元Strikeforceミドル級王者であるルーク・ロックホールド対同じく元UFCのマイク・ペリーだ。MMAでの実績はロックホールドが圧倒しているが、ベアナックルの試合は初めてなのに対し、ペリーは2021年からベアナックルに転向して活躍している。その差が出たのか、試合は殴り合いでロックホールドが下唇を負傷し、歯にも達しているという事でレフェリーがストップし、ドクターストップ。ペリーがTKO勝利となった。試合後、ペリーは客席にいるマクレガーをリングに呼び込み、マクレガーも贈呈されたベアナックルのベルトを肩にかけて、ペリーと対峙。現在はUFCと契約しているので、すぐには無理だが、将来的にベアナックルに挑戦する可能性が出てきた。
セミファイナルでは、元UFC、元ベラトールのライト級王者であるエディ・アルバレスがチャド・メンデスと対戦。こちらも総力戦となるも僅差の判定でアルバレスが勝利した。
また元UFC同士のヘビー級対決としてベン・ロスウェル対ジョシュ・コープランドも組まれた。こちらはパンチラッシュを仕掛けるコープランドに対し、ルスウェルが下がりながら繰り出したパンチがクリーンヒットして、コープランドがダウン。追撃のパウンドをレフェリーがストップし、ロスウェルが迫力満点のヘビー級対決を制した。
■ BKFC 41: Perry vs. Rockhold
日時:2023年4月29日(現地時間)
会場:アメリカ合衆国コロラド州ブルームフィールド
<ウェルター級>
○マイク・ペリー(米国)
1R 1分15秒 TKO
●ルーク・ロックホールド(米国)
<ライト級>
○エディ・アルバレス(米国)
判定
●チャド・メンデス(米国)
<女子フライ級王座タイトルマッチ>
○クリスティーヌ・フェリア(米国/王者)
2R 2分00秒 TKO
●ベック・ローリングス(豪州/挑戦者)
<無差別級>
○ベン・ロスウェル(米国)
3R 2分00秒 TKO
●ジョシュ・コープランド(米国)
<ライトヘビー級>
○クリス・カモッツィ(米国)
1R 2分00秒 TKO
●ダン・スポーン(米国)
The main event at #BKFC41 ended in suprising fasion but in an even stranger turn of events, Conor McGregor faced off against Mike Perry?! pic.twitter.com/ZNgcuK4fAD
— Bare Knuckle FC (@bareknucklefc) April 30, 2023