アナトリー・ボイコがメインで勝利!ACA 156

(C)ACA

 4月28日(現地時間)にロシア連邦モスクワで『ACA 156: Koshkin vs Boyko』が開催された。
 ACAは、ACBとアフマット・ファイト・ショーが合併したものだ。ACB(アブソリュート・チャンピオンシップ・ベルクート)はロシアの総合格闘技団体。アフマット・ファイト・ショー(ワールド・ファイティング・チャンピオンシップ・アフマット=WFCA)はロシア・東欧で開催するキックとMMAの混合イベントで過去には多くのレジェンド達が参戦していた。この両団体がACA(アブソリュート・チャンピオンシップ・アフマット)として新たにスタートしたのだった。
 今大会のメインはウェルター級、アナトリー・ボイコ対アンドレイ・コシュキン。ロシア人同士で共にACAを主戦場にしているが、現在5連勝中のボイコに対し、元々ライト級で戦っていたコシュキンなので下馬評ではボイコ優勢となっている。試合は両者が打撃を出しあい拮抗した戦いとなったが、僅差の判定でボイコが勝利。これでボイコは6連勝となった。
 またライト級戦、ヘビー級戦には、元UFC戦士が登場。ライト級戦は元UFCのレヴァン・マカシヴィリがヴェナー・ガリエフと対戦。ヘビー級戦は、元UFCのカルロス・フェリペがユリー・フェドロフと対戦。共に(ロシアから見て)海外勢で元UFC対地元ロシアで実績を積んできた選手という図式となった。マカシヴィリとガリエフは、ガリエフがパンチと膝蹴りで追い込むと、金網際でマカシヴィリがうずくまるようにダウン。レフェリーがストップし、ガリエフがTKO勝ちとなった。フェリペとフェドロフはスタンドでの殴り合いの消耗戦となったが、判定で僅差の判定でフェリペが勝利。元メジャーの意地を見せた形となった。

■ ACA 156: Koshkin vs Boyko
日時:2023年4月28日(現地時間)
会場:ロシア連邦モスクワ

<ウェルター級>
○アナトリー・ボイコ(ロシア)
 判定
●アンドレイ・コシュキン(ロシア)

<ライト級>
○アンドレイ・ゴンチャロフ(ロシア)
 1R 3分09秒 TKO
●フェリペ・フロエス(ブラジル)

<ライト級>
○ヴェナー・ガリエフ(ロシア)
 1R 1分39秒 TKO
●レヴァン・マカシヴィリ(ジョージア)

<ヘビー級>
○カルロス・フェリペ(ブラジル)
 判定
●ユリー・フェドロフ(ロシア)

<バンタム級>
○アレクサンダー・ポドレスニー(ウクライナ)
 判定
●ヴァザ・チプタウリ(ジョージア)