ジョナス・モーガードがTKO勝ちで王座統一!OKTAGON 41

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 4月15日(現地時間)にチェコ共和国リベレツ州リベレツで『OKTAGON 41: Mågård vs Lopez』が開催された。
 このオクタゴンはチェコ最大のMMA団体であり、欧州ではメジャー大会としてテレビ中継もされている。2016年6月にリアリティ番組「Oktagon Challenge」が開始された時に設立された。
 今大会のメインはバンタム級王座統一戦で、正王者ジョナス・モーガードと暫定王者グスタボ・ロペスで争われた。モーガードは主に欧州の団体を渡り歩き、現在はOKTAGONの王者となっており、対するロペスは元UFCで、移籍第一戦でいきなり暫定王座決定戦でフィリップ・マセックに勝利して戴冠している。欧州ローカル大会で勝ち上がってきたモーガードと、世界的メジャー団体UFCからの新参者という図式となった。実力拮抗と思われたが、試合はなんと2RでKO決着となった。スタンド打撃で攻めるモーガードが、強烈な右フックで打ち抜きロペスからダウンを奪う。なんとか立ち上がったロペスに追撃のパンチラッシュで再び右で打ち抜きロペスがまたダウン。追撃のパウンドでレフェリーがストップし、モーガードがTKO勝ちで王座統一、正王座の防衛を果たした。
 セミファイナルでは、チェコ初のUFC戦士となったカルロス・ヴェモラがアル・マタバオが対戦。ヴェモラはOKTAGONに移籍後、ミドル級王者となり、更に階級を上げライトヘビー級王者にもなっている団体のエース格だ。試合はヴェモラが横綱相撲で、テイクダウンをして上を奪い、最後はチョークを極めて一本勝ち。地元のエースの勝利に会場が沸いた。

■ OKTAGON 41: Mågård vs Lopez
日時:2023年4月15日(現地時間)
会場:チェコ共和国リベレツ州リベレツ

<バンタム級王座統一戦>
○ジョナス・モーガード(デンマーク/正王者)
 2R 0分31秒 TKO
●グスタボ・ロペス(米国/暫定王者)

<196ポンド契約>
○カルロス・ヴェモラ(チェコ)
 1R 3分18秒 リアネイキドチョーク
●アル・マタバオ(米国)

<ライトヘビー級>
○ダン・ヴィニ(英国)
 1R 1分20秒 ヒールフック
●ダニエル・シュクヴォル(チェコ)

<ヘビー級>
○ラザール・トデフ(ブルガリア)
 判定
●アダム・パラス(ポーランド)

<ライト級>
○ヤン・マラク(チェコ)
 1R 2分03秒 TKO
●エブラヒム・ホセインプール(ドイツ)