[ファイトクラブ]今年も大阪プロレスと大阪城コラボで連日大盛況!晴天17000人動員

 『大阪城プロレス2023』は晴天にも恵まれ合計で17,000人を動員した。この詳細を全14ページの壮絶ボリュームにて藤井敏之が2日間密着取材した。


[週刊ファイト4月20日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼今年も大阪プロレスと大阪城コラボで連日大盛況!晴天17000人動員
 photo & text by 藤井敏之 w/編集部編


 大阪のシンボルである大阪城公園内太陽の広場で、昨年に引き続き『大阪城プロレス2023』と題して、大阪プロレスと大阪城パークマネジメント株式会社が共催し連日好天続きの中、今年も野外イベントが開催された。

 大阪プロレスは地域密着型プロレスの先駆けとして、また家族で楽しめるプロレスとして99年4月に旗揚げ。場所は移れど浪速の街の活性化にも繋がり、テレビでも紹介されるなどして大阪では知らない人はいない程浸透していったが、経営悪化により2014年4月に休止状態になっていた。
 2006年に入門したゼウスは活動休止後、全日本プロレスに参戦。大活躍して名前を全国的に売ることに。その勢いでやはり大阪を愛するゼウスは前社長より全株式を取得するや、以前の仲間達を呼び戻し昨年の4月に再開、そのスタートとして昨年もここ大阪城公園内”太陽の広場”で開催していた。

’22年04月21日号オカダ両国ザック 大谷晋二郎 前田吉朗引退 Rampage 全日CC 大阪城

 今年もこの大会を待ちわびていた大勢のご家族が集まり、露天で好きなものを購入したり話に夢中になったりしながら大阪プロレスを心から楽しんでおられた。
 見ていてもほのぼのする雰囲気は他の団体では味わえない独特の空気感であり、プロレス教室などを通じて、”一生懸命”さや、”友達交流”などを子供達に教えるある意味教育の場でもあるのだ。

 会場は、青空に大阪城が映える素晴らしい環境でのプロレス&エンタメの世界である。プロレスの合間には、豪華なアーティストによる音楽イベントも行われ、子供達やその家族の心までがっちり掴む力の入れようである。
 では、1日目と2日目のプロレスの試合結果をタイムテーブル順に記載してゆこう。とにかく、明るく楽しく時にはシビアなプロレスが混合するおもちゃ箱のような大会であった。

■ 大阪城プロレス
日時:4月8日、9日 11:00〜17:00
会場:大阪城公園 太陽の広場

<第1試合 シングルマッチ30分1本勝負>
◯ゼウス
 12分02秒 逆エビ固め
●佐野蒼嵐

 キャリアのまだ浅い佐野選手が、体当たりやドロップキックなどでゼウスの厚い壁を崩そうとするが歯が立たず。ゼウスが場外乱闘に誘い出すと佐野のリズムも狂いだし、大技ブレーン・バスターから最後は力任せの逆エビを決められギブアップ負け。

<第2試合 3wayマッチ30分1本勝負>
◯ビリーケン・キッド
 11分55秒 コウモリ吊り落とし⇒片エビ固め
●えべっさん
※もう一人は大坂丈一郎

 3人の個性が爆発、まるでプロレス版吉本新喜劇の様相に。最後はキッドがえべっさんからギブアップ勝ちで勝利。試合後は練習生まで含めて会場にいた綺麗なお姉さんに愛を告白するが、全員ふられるという結末である。

<第3試合 タッグマッチ30分1本勝負>
タコヤキーダー ◯アルティメット・スパイダーJr
 10分55秒 ルネードプレス⇒片エビ固め
●ブラックバファロー ザ・ボディガー

 一転シビアな試合に突入、アルティメットのドロップキックとボディガーのラリアートの応酬は見ごたえ十分、場外に落ちたタコヤキーダーを追いかけたボディガーの首への激しい攻撃が続く。
 リング上はバファローとスパイダーの攻防が続く中、再びリング下に落ちたボディガーにタコヤキーダーのトぺが決まる。最後はスパイダーJrのトルネードプレスがバッファローに決まった。


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