[ファイトクラブ]Dynamite平均視聴者102.8万人AEW新番組追加!MOX流血Eウノ

[週刊ファイト3月2日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼Dynamite平均視聴者102.8万人AEW新番組追加!MOX流血Eウノ
 (c) AEW 編集部編


■ AEW Dynamite
日時:2月22日(現地時間)
会場:アリゾナ州フェニックス フットプリント・センター


 2大勢力が死力の戦争をしている時期の方が、実際には両方の数字が上がって業界全体が潤うことになるのは、かのWWF(WWE)とWCWの『月曜生TV戦争』の時代と同じなんだが、WWEがサミ・ゼインの人気爆発でRAWが平均視聴者数200.6万人の大台乗せだったのに続いて、AEW Dynamiteも102.8万人と大台乗せ。18-49歳デモグラフィックの平均視聴率も0.35%にジャンプと、日本のプロレスしか関心を示さない方にしたら、あまりの桁数の違いが海の向こうの絵空事であり、まるで信じられない異常事態なのかも知れない。本誌は変わらず、冷静に事実を報道していくのみである。


 相乗効果をもたらす熾烈な戦争の最中ということは、実はお互いを強く意識し合って対抗措置含めて影響が色濃く反映されることも意味する。NXTが第1試合で凄まじいイリヤ・ドラゴノフvs.トリック・ウィアムスから始まって、見ている視聴者がぶっ飛んだなら、こちらはオレンジ・キャシディvs.ウィーラー・ユウタで幕開けだ。AEWオールアトランティック王座戦、最後はオレンジパンチで防衛というのは正直、どうでもイイお題目でしかないのだが、若手がハイスピードでレスリング攻防を魅せる試合、堪能させていただくことになる。


 以前から、Black Combat Clubはベビーフェイスなのかヒールなのかの議論があるのだが、このカードとなると明らかにユウタがヒールである。また、先輩の怖いクラウディオ・カスタニョーリが、途中に出てきてユウタを引っ叩いて喝を入れる場面も挿入されており、悪く評するならもの凄く細部まで綿密に構成練ってからやった闘いにはなるんだが、面白かったのだからこれはアリなのだ。闘い終わって両者健闘を称え合うという場面になるのかと思いきや、またもクラウディオが「そんなことはせんでエエ」とばかり帰らせる演出も「らしい」のである。はい、今宵の会場もぎっしり満員なのでした。


 人気も定着してきたリッキー・スタークスが、「アンタは仲間がいないと勝てない」と大先輩クリス・ジェリコをその気にさせて、自分の差し出すペンで契約書にサインさせる3・5『REVOLUTION』PPV大会のシングル戦に持って行くセグメントが続く。はっきり言ってケツに注目のカードかもです。


 人気のアクレイムドがビリー(ガン)親父と「シザー・ミー」やるとバカ受けというのは継続中。元impact Wrestlingのビッグ・ビル&リー・モリアーティ組を下しました。


 怪我から回復したクリスチャンをトニー・シェバーニがインタビューするセグメント。背後からジャングル・ボーイがパイプ椅子で襲撃となるも、逆に返り討ちにされるんだが、ジャック・ペリー君までカミソリ流血してました。AEWもう毎週やります。しかも、流血はこれだけではなかったという・・・。


 サレヤが昔のフィニッシュ技ペイジズタップアウトでスカイブルーを仕留めるカードは駄目です。サレヤ、まだ試合勘が戻ってません。


 番組の順番変えて先に予告されたこの日のトニー・カーン代表の「重大発表」は、3月から同じTBS局でDynamite終了後に1時間番組のリアリティショー『AEWオールアクセス』が始まるというもの。その初回にDynamite大会ではアダム・コールの復帰戦だそうで、「スクリプトなし」が売りだから、ブリット・ベイカーとのカップル話などが出てくるらしい。長期欠場中のアダム・コールがいかに大変だったかとかはすでに収録済みのようだ。まぁ日本から見られるわけではないのだが、アメプロ黄金時代、AEWにもさらなる追加番組のオファーがあったことになる。

記事の全文を表示するにはファイトクラブ会員登録が必要です。
会費は月払999円、年払だと2ヶ月分お得な10,000円です。
すでに会員の方はログインして続きをご覧ください。

ログイン