[ファイトクラブ]テキサスAEWクラウディオMOX流血戦Hペイジ次 3wayルビーSOHO

[週刊ファイト2月23日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼テキサスAEWクラウディオMOX流血戦Hペイジ次 3wayルビーSOHO
 (c) AEW 編集部編


■ AEW Dynamite
日時:2月15日(現地時間)
会場:米テキサス州ロレド サムス・オート・アリーナ


 番組、まずは現地2月14日朝に亡くなり、情報に間違いないことが確認されたのが15日だったジェリー・ジャレットさんの訃報グラフィックから。享年80歳。テネシー州のプロモーターにして、自身もレスラーだったことがある。なにしろ親がプロモーターだったので子供の頃から会場に椅子を並べて手伝っていたから、いわゆる南部プロレスの顔役にして、ダブルJことジェフ・ジャレットの父親だ。TNA(現在はテレビ局傘下のImpact Wrestlingに継承)の創設者としても知られる。


 もっともプロは休まないということで、元からこのカードが予定されていたこともあり、試合はそのジェフ・ジャレットを含む”鉛筆”サンジェイ・ダッド率いるジェイ・リーサル、サットナム・シンの4人が、親父の死をRAPにして歌って出てきたアクレイムド(アンソニー・ボーエンズ&マックス・キャスター)に、ビリー(・ガンとは表記しない)、オレンジ・キャシディのベビーフェイス軍が8人タッグで激突。上記画像中央はサンジェイ・ダッドの白シャツの背中です。まぁこれはコメディ・マッチですな。ボーエンズがサンジェイの股間にレッグドロップ落としました。入場のRAP内容を除き、中身は当初の予定通りなんでしょう。


 次が問題のチェーン攻撃ありのテキサス・トルネード・マッチである。例によって客席から入場の現代のテリー・ファンクであるジョン・モクスリーは”流血万歳”のTシャツ着用で、ああ、また大流血戦なのかと。たまにやるから効果ありなんだが、こうも毎週、毎週プライムタイム(日本表記ゴールデン)に流血を流していいのかと懸念するのは本誌だけではあるまい。まぁ金髪を流血に染めたジェリー・ジャレットさんの訃報からなんで、南部プロレス継承のAEWは「WWEとは違います」との方針ではあるのだが・・・。


 Black Combat Clubの相棒スイスのスーパーマン、クラウディオ・カスタニョーリは、チェーン攻撃は使ってもカミソリ流血はやりません。対戦するルーシュ&プレストン・ヴァンス組は、プレストンだけが流血します。業界用語としてはやはり「ダブル・ジュース戦」と評するしかありません。ルーシュは英語堪能なのに、番組上はしゃべれない設定なので通訳のホセがパイプ椅子で試合にも介入、それはウィラー・ユータが追い払いの展開でした。


 最後はトップ画像に使った絵で、ヴァンスの首にチェーンを巻き付けたままMOXが腕十字というもの。しかし、当然ながらルーシュたちはまだまだとの表情を花道で作ります。いずれにせよ、今週のDynamite視聴率が下がったのは、やり過ぎの流血戦問題もあると本誌は活字に残します。

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