[ファイトクラブ]AEWクラウディオMOX死三角エリート3-3ジョーTNT防衛ウォードロウ

[週刊ファイト1月12日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼AEWクラウディオMOX死三角エリート3-3ジョーTNT防衛ウォードロウ
 (c) AEW 編集部編


■ AEW Dynamite New Year’s SMASH
日時:12月28日(現地時間)
会場:米コロラド州デンバー 1st Bankセンター


 クリスマス後だろうが、年末の休暇ムードなのは米国も同じ。NXTともども視聴者数は落ちてしまうのだが、AEWはコロラドからのLIVE中継だった。トップバッターで出てきたのはブライアン・ダニエルソンだ。ジョン・モクスリーらのBlack Combat Clubに入ってベビーフェイス化して、まして今宵の相手がイーサン・ペイジなんで、ここでは明らかに善玉の闘いだ。もっとも彼の場合は臨機応変でお客の反応を聞いてどんどん試合中に変えてくるのだが・・・。
 ということで出来るペイジも上手いから、なかなか良い試合が展開。MJFが会場の特等席で東洋系の女を横にシャンペン飲みながら観覧なんだが、最初一瞬ショッツィかと思って慌てた(笑)。まぁショッツイもフィリピン系なんで東洋系なんだけど。最後はリーガル・ストレッチにしていたのは、年内最後の試合に思いを込めたのだろうか。


 続いて例によって客席から登場のジョン・モクスリー&クラウディオ・カスタニョーリが、トップフライト(ダンテ&ダリアス・マーティン)を仕留める試合。スイスの超人がニュートラライザーやっても決まらず、なんとかヨーロピアン・アッパーカットでフォールという、粘りに粘るトップフライトを光らせる試合内容にデザインされていたのが肝心なのである。


 最初はRampage限定で出てくるみたいな扱いだったがHookはもうスターである。ベイラム・リンクスなる知らない選手を、タズミッションとは呼ばずにレッド・ラムで仕留めるのだ。ただ、ストークリー・ハザウェイ軍が出てきてWモリッシーが痛めにかかるが、そこに現れたのはジャングルボーイである。お客さんがあの入場曲をハミングしている。2023年も飛躍してくれるだろう。


 エリート勢とデス・トライアングルの試練の7本勝負はエニウェア・フォールでの第6戦となり、いきなり通路で殴り合っているところから試合は始まったらしい。Dynamite2時間番組は、ちょうど時間をまたぐ箇所のカードも重要なのである。やがてバックステージ、客席と戦場を変えながら、それをもの凄いスピードでやるところがこの6人なのだ。約束通り、毎度違う展開でありネタは尽きていない。
 ケニー・オメガの片翼の天使がレイ・フェニックスに決まるが、マット・ジャクソンもタップするも実況の表現ではPhoto finishでオメガのフォールが先だったと。やはりこれで対戦成績は3-3のタイになり、1・4東京ドーム遠征があるから2週間後に、いよいよラダーマッチでの最終第7戦に持ち越された。

記事の全文を表示するにはファイトクラブ会員登録が必要です。
会費は月払999円、年払だと2ヶ月分お得な10,000円です。
すでに会員の方はログインして続きをご覧ください。

ログイン