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12月23日(現地時間)にロシア連邦モスクワで『ACA 150: Koshkin vs. Reznikov』が開催された。
ACAは、ACBとアフマット・ファイト・ショーが合併したものだ。ACB(アブソリュート・チャンピオンシップ・ベルクート)はロシアの総合格闘技団体。アフマット・ファイト・ショー(ワールド・ファイティング・チャンピオンシップ・アフマット=WFCA)はロシア・東欧で開催するキックとMMAの混合イベントで過去には多くのレジェンド達が参戦していた。この両団体がACA(アブソリュート・チャンピオンシップ・アフマット)として新たにスタートしたのだった。
今大会は、2022年最終興行となり、メインはライト級トーナメント準決勝で、現在9連勝中のアルテム・レズニコフが、アンドレイ・コシュキンと対戦した。下馬評は当然、レズニコフが有利となっており、試合も下馬評のまま、レズニコフがグランドで上を奪って、最後はノースサウスチョークを極め勝利。これでレズニコフは10連勝となり、トーナメントでもう一方のブロックから勝ち上がってきたエドゥアルド・ヴァルタニアンと対峙。この両者で決勝戦が行われる事になった。
セミファイナルでは元ヘビー級王者同士の再戦、エフゲニー・ゴンチャロフとアンドレイ・コシュキンが対戦した。かつてゴンチャロフが王者、コシュキンが挑戦者として王座戦が行われ、その時はコシュキンが勝利して新王者になっている。今回はコシュキンが先にテイクダウンを奪って攻めたが、試合中盤からはゴンチャロフが盛り返し、金網に追い込んでパンチラッシュ、テイクダウンにも成功し優勢に試合を進め、判定でゴンチャロフが勝利。リベンジに成功し、王座返り咲きをアピールした。
■ ACA 150: Koshkin vs. Reznikov
日時:2022年12月23日(現地時間)
会場:ロシア連邦モスクワ
<ライト級トーナメント準決勝>
○アルテム・レズニコフ(カザフスタン)
2R 1分27秒 ノースサウスチョーク
●アンドレイ・コシュキン(ロシア)
<ヘビー級>
○エフゲニー・ゴンチャロフ(ロシア)
判定
●ムハンマド・ヴァハエフ(ロシア)
<バンタム級>
○マゴメド・ビブラトフ(ロシア)
判定
●シャルル・エンリケ(ブラジル)
<フライ級>
○アザム・ガフォロフ(タジキスタン)
2R 2分28秒 TKO
●アザマット・プシュコフ(ロシア)
<ミドル級>
○G.キラマゴメドフ(ロシア)
3R 2分44秒 TKO
●シロ・ロドリゲス(ブラジル)