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『UFCファイトナイト:キャノニア vs. ストリックランド』が12月18日(日)にラスベガスのUFC Apexで行われた。2022年最後のイベントは、2023年以降の新たなランカーやコンテンダーの誕生を予感させるものだった。
メインイベント
ミドル級3位ジャレッド・キャノニアと7位ショーン・ストリックランドの二人が、お互いに巧妙な相手を倒す戦略とディフェンスを5ラウンドに渡って披露。今年最後の試合は、拮抗したスタイルのぶつかり合いとなり、スプリット判定でキャノニエに軍配を上がった。
勝者キャノニアのコメント:
「3-2で勝ったと思ったんだ。もっとダメージを与えられたと思った。またすぐにでもタイトルマッチがしたい。タイトルマッチやそれにつながる相手であれば誰でもいい」
セミメインイベント
ライト級9位のアルマン・ツァルキヤンは、12位のダミル・イスマグロフの19連勝を阻止し、圧倒的な全会一致の判定勝ちで、この階級のトップ新鋭の一人としてその地位を確かなものにした。
勝者ツァルキヤンのコメント:
「子供の頃から、ここでも、ロシアでも、タイでも、みんなが助けてくれた。ありがとう。目標は、イスラム・マカチェフと再戦すること。彼にとってはUFCで最もタフな試合だった。一度だけ大きな試合をすれば、タイトルマッチに到達できると思っている。2023年が自分の年であることを願うよ」
大会のハイライト
1年ぶりに復帰したマネル・ケイプは、フライ級9位のダビッド・ドボジャークを相手に圧倒的な強さを見せ、2023年のトップ10入りを予感させる3連勝を飾った。
ドリュー・ドーバーとボビー・グリーンは、スリリングな立ち技での応酬を繰り広げ、ドーバーが2ラウンドでKOし、ライト級でダスティン・ポワリエと並ぶ最多KO数(8)となった。
アレックス・カサレスは、1ラウンドに左ジャブから左ハイキックでジュリアン・エローサをノックアウトし、見事復帰戦を勝利で飾った。
■ UFCファイトナイト・ラスベガス66:キャノニア vs. ストリックランド
日時:現地時間2022年12月17日(土)、日本時間18日(日)
会場:アメリカ・ネバダ州ラスベガス /UFC APEX
【メインイベント】
<ミドル級>
○ジャレッド・キャノニア(米国)
判定
●ショーン・ストリックランド(米国)
【セミメインイベント】
<ライト級>
○アルマン・ツァルキヤン(アルメニア)
判定
●ダミル・イスマグロフ(カザフスタン)
【メインカード】
<フライ級>
○アミル・アルバジ(スウェーデン)
3R 2分13秒 KO
●アレッサンドロ・コスタ(ブラジル)
<フェザー級>
○アレックス・カサレス(米国)
1R 3分04秒 TKO
●ジュリアン・エローサ(米国)
<ライト級>
○ドリュー・ドーバー(米国)
2R 2分45秒 TKO
●ボビー・グリーン(米国)
<ミドル級>
○ミハル・オレクシェイチュク(ポーランド)
1R 3分16秒
●コーディ・ブランデージ(米国)
A split decision to close the year!
Jared Cannonier ending 2022 with a big win on his resume #UFCVegas66 pic.twitter.com/W4vk6oZS3v
— UFC (@ufc) December 18, 2022