シリル・ガーンがKO勝ち!UFCファイトナイト・パリ

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 『UFCファイトナイト:ガーンvsトゥイバサ』がフランス初のイベントとして9月4日(日)にパリのアコー・アリーナで行われた。満員の観客が見守る中、迫力ある試合と、フランス人選手の華麗なパフォーマンスで、大会は大成功を収めた。

メインイベント
元UFCヘビー級暫定王者シリル・ガーンと新鋭3位タイ・トゥイバサの対戦は、1ラウンドは我慢の展開となったものの、2ラウンドに入ると激しい打撃戦が繰り広げられた。トゥイバサが強烈なノックダウンを奪うと、ガーンは挽回し強烈なボディキックを放つ。3ラウンド目、ガーンはボディへのキックを続け、最後はトゥイバサをパンチで仕留めて鮮やかにKO勝利した。

勝者ガーンのコメント:
「言葉もあない。見てくれ。誰もフランスでこれを期待していなかった。メルシー、メルシー、メルシー、メルシー!タイはファイターだ。彼は自分を倒し、追いこんだ。自分も戦士として、相手を上回る必要があった。勝ったのはこの自分だ! ベルトが欲しい。それが望みだ」

セミメインイベント
ミドル級1位のロバート・ウィテカーは、2位のマービン・ヴェットーリに対してスマートなパフォーマンスでポイントを重ね、元チャンピオンとして高い才能を見せつけた。ウィテカーは控えめながらパワフルなパンチを繰り出し、相手の攻撃を回避しながらも、ヴェットーリに深追いをさせ試合を優位に進め、判定の結果、満場一致で勝利を収めた。

勝者ウィテカーのコメント:
「ヴェットーリには敬意を表すけど、この勝利に興奮している。ずっと彼を痛めつける必要があったし、彼は一歩も引こうとしなかった。チャンピオンを含めて、この階級で最も危険な男は自分だ。周りに戦うことを嫌いにさせ、彼らから戦うことへの愛情を奪っている。次は誰だ?常にトップを狙っている。ここに潜んで待っているつもりだ」

大会のハイライト
フェザー級のウィリアム・ゴミス、ライト級のファレス・ジアムとブノワ・サン・デニというフランス人ファイターたち、そしてミドル級のナッソーディン・イマボフが素晴らしい勝利を収め、パリの夜は成功の夜となった。イマボフは、その豊富な武器をフルに発揮して、地元の観衆を沸かせ、動きを止めないホアキン・バックリーを相手に、極めてエンターテインメント性の高いファイトで勝利を収めた。

■ UFCファイトナイト・パリ:ガーン vs. トゥイバサ
日時:現地時間2022年9月3日(土)、日本時間4日(日)
会場:フランス・パリ /アコー・アリーナ

【メインイベント】
<ヘビー級>
○シリル・ガーン(フランス)
 3R 4分23秒 KO
●タイ・トゥイバサ(豪州)

【セミメインイベント】
<ミドル級>
○ロバート・ウィティカー(豪州)
 判定 3-0
●マーヴィン・ヴェットーリ(イタリア)

【メインカード】
<ミドル級>
○ナソーディン・イマボフ(フランス)
 判定 3-0
●ホアキン・バックリー(米国)

<ミドル級>
○ロマン・コピロフ(ロシア)
 3R 1分9秒 KO
●アレッシオ・デキリコ(イタリア)

<フェザー級>
○ウィリアム・ゴミス(フランス)
 判定 2-0
●ヤルノ・エレンズ(オランダ)

<フェザー級>
○ナサニエル・ウッド(英国)
 判定 3-0
●シャルル・ジョーダン(カナダ)

PARIS, FRANCE – SEPTEMBER 03: in their heavyweight fight during the UFC Fight Night event at Accor Arena on September 3, 2022 in Paris, France. (Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC)
PARIS, FRANCE – SEPTEMBER 03: in their heavyweight fight during the UFC Fight Night event at Accor Arena on September 3, 2022 in Paris, France. (Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC)