ジャマール・ヒルがTKO勝ち!UFCファイトナイト・ラスベガス59

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 世界最高峰の総合格闘技団体UFC(Ultimate Fighting Championship)は日本時間8月7日(日)にアメリカ・ネバダ州ラスベガスのUFC APEXにて『UFCファイトナイト:サントス vs. ヒル』を開催した。一部試合のキャンセルおよび延期により、対戦カードは10試合に減ったものの、どの試合も素晴らしい展開で幕を閉じた。

メインイベント
ライトヘビー級ランキング6位のチアゴ・サントスと同10位のジャマール・ヒルが期待されたスリリングな打ち合いを繰り広げる展開となった。ヒルが手数と打撃の精度で対抗したのに対し、サントスはレスリングでダメージを与えていきましたが、最終的にはヒルがマウントからの攻撃とヒジを使った打撃で第4ラウンドにTKO勝ちを収めた。

勝者ジャマール・ヒルのコメント:
「俺はとにかく止まらない。コーチやチームたちから学んだのはそういうことだし、がんばっていくだけ。タイトルマッチに挑戦するタイミングなんじゃないかと思う。チャンピオンの2倍は自分の方がフィニッシュ勝利している。もしタイトルマッチでないなら、ヤン・ブラホビッチとやれたらいいね。上にいけるようにやっていきたい」

セミメインイベント
ウェルター級ランキング13位のジェフ・ニールが同6位のビセンテ・ルーケとの重要な一戦で、その圧倒的なパンチ力により第3ラウンドにTKO勝ちを収めた。

勝者ジェフ・ニールのコメント:
「タフな相手ほど、より多くのものを得ることができる。そしてルーケは自分の中の猛獣を引き出してくれた。正直、ギルバート・バーンズを見ている。次は彼がいい」

ジ・アルティメット・ファイター(TUF)決勝
ヘビー級の決勝は第1ラウンドの荒れた展開から、第2ラウンドにモハメド・ウスマンがトレードマークの左フックでザック・パウガをノックアウトし、UFCウェルター級王者カマル・ウスマンと並んで、初めて兄弟でTUF制覇を成し遂げた。
女子フライ級の決勝は、チーム・ペーニャのジュリアナ・ミラーが、チーム・ヌネスのブローガン・ウォーカーを圧倒し、クリンチで優れた力を発揮、テイクダウンを奪い、第3ラウンドでTKO勝ちを収めた。

■ UFCファイトナイト・ラスベガス59:サントス vs. ヒル
日時:現地時間2022年8月6日(土)、日本時間7日(日)
会場:アメリカ・ネバダ州ラスベガス /UFC APEX

【メインイベント】
<ライトヘビー級>
○ジャマール・ヒル(米国)
 4R 2分31秒 TKO
●チアゴ・サントス(ブラジル)

【セミメインイベント】
<ウェルター級>
○ジェフ・ニール(米国)
 3R 2分01秒 TKO
●ビセンテ・ルーケ(ブラジル)

【メインカード】
<TUF30ヘビー級決勝>
○モハメド・ウスマン(ナイジェリア)
 2R 0分36秒 TKO
●ザック・パーガ(米国)

<TUF30女子フライ級T決勝>
○ジュリアナ・ミラー(米国)
 3R 3分57秒 TKO
●ブローガン・ウォーカー(米国)

<ヘビー級>
○セルゲイ・スピバック(モルドバ)
 2R 3分42秒 TKO
●アウグスト・サカイ(ブラジル)

<ライト級>
○テランス・マッキニー(米国)
 1R 2分17秒 リアネイキドチョーク
●エリック・ゴンザレス(米国)