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6月17日（現地時間）にクロアチア共和国カーロヴァクで『Fight Nation Championship 6』が開催された。
Fight Nation Championshipはクロアチアの団体が主催するMMA大会でクロアチア故に地元の英雄ミルコ・クロコップの弟子なども参戦している。
今大会のメインではヘビー級王座決定戦が行われ地元クロアチアのイヴァン・ヴィタソヴィッチと古豪オリ・トンプソンで争われた。実績面から言えば日本のIGF王者にもなっており世界のメジャー団体を渡り歩いているトンプソンだが、40代という年齢もあり下馬評はヴィタソヴィッチがリードしている。試合は1Rはトンプソンがテイクダウンに成功してグランドで上を奪ったものの、2Rのスタンドの打撃戦でヴィタソヴィッチの左ハイキックがトンプソンの顎を捕え、トンプソンが崩れ落ちるようにダウン。追撃の必要のない完璧なKOでヴィタソヴィッチは歓喜、トンプソンはしばらく立ち上がる事が出来なかった。結果、ヴィタソヴィッチが新ヘビー級王者に輝いた。
また柔道金メダリストで現在はクロアチアに帰化している石井慧も参戦し、ベアナックル経験もあるチャーリー・ミルナーと対戦。石井がテイクダウンしてパウンド連打でレフェリーがストップし、石井がTKO勝ちを収めた。
■ Fight Nation Championship 6
日時：2022年6月17日（現地時間）
会場：クロアチア共和国カーロヴァク
＜ヘビー級王座決定戦＞
○イヴァン・ヴィタソヴィッチ（クロアチア）
2R2分13秒 KO
●オリ・トンプソン（英国）
＜ヘビー級＞
○石井慧（クロアチア）
1R 0分40秒 TKO
●チャーリー・ミルナー（英国）
＜ウェルター級＞
○ヴァソ・バコチェヴィッチ（モンテネグロ）
0分 56秒 TKO
●キリル・メドヴェドフスキー（イスラエル）
