記念すべきプレ旗揚げ戦の日に、“招かれざる男”がやってきてしまった。
4・21弘前で開催された「超戦闘プロレスFMW」プレ旗揚げ戦は、超満員1200人の大観衆で膨れ上がった。
地元弘前出身の五所川原吾作を始め、リッキー・フジ、超電戦士バトレンジャー、ミス・モンゴルらの元FMW勢の他、KAIらのWRESTLE-1勢も熱闘を展開。
メーンイベントでは、大仁田厚&田中将斗&保坂秀樹のFMW軍が、NOSAWA論外&モンスターレザー&モンスターフレディーのモンスター軍と有刺鉄線ボードデスマッチで対戦。
試合は乱戦のなか、大仁田がサンダーファイアーパワーボムで、NOSAWaをマットに沈めて、FMW軍が勝利。場内は大熱狂となり、在りし日のFMWが復活したかのような盛り上がりとなった。
その時だった。脱兎のごとく、リング上に駆け上がったのが“平成のテロリスト”村上和成。大仁田にターゲットを絞った村上は、殴る蹴るでボコボコにすると、「大仁田、4・27新宿で待ってろ! 寝言は寝て言え」と吐き捨てた。
村上は“黒幕”であるNOSAWAらとガッチリ握手を交わし、モンスター軍に合流。これに、スーパーシューターも加わり、モンスター軍は一気に5人となり勢力拡大。
襲撃を受けた大仁田は新宿大会での村上との決着を叫んだが、この日ばかりは形無しだった。
4・27新宿では、大仁田&田中&マンモス佐々木vs村上&NOSAWA&シューターのカードが組まれている。FMW軍としては、勢いづいたモンスター軍をなんとしても食い止めたいところで、ますます見逃せない一戦となった。
高橋英樹社長は村上の無法乱入に対し、不快感を露わにするも、「何が起こるか分からないのがFMW。FMW軍には新宿大会でキッチリ、カタを付けてほしい」と話した。
新宿大会まで、4・22仙台、4・23会津若松が残されている。どこでテロを仕掛けてくるのか分からない村上だけに、FMWは両大会ともに厳戒態勢を強化する必要がありそうだ。
(記事・写真提供=FMWプロモーション)
【試合結果】
■ 超戦闘プロレスFMW「FMW復活シリーズvol.1~プレ旗揚げ戦」
日時:4月21日(火) 18時半開始
会場:青森・弘前市河西体育センター 観衆1200人(超満員)
<有刺鉄線ボードデスマッチ 60分1本>
○大仁田厚 田中将斗 保坂秀樹
12分48秒、サンダーファイアーパワーボム⇒エビ固め
●NOSAWA論外 モンスターレザー モンスターフレディー
<第4試合 タッグマッチ 30分1本>
○KAI アンディ・ウー
14分37秒、LAT⇒片エビ固め
吉岡世起 ●芦野祥太郎
<第3試合 30分1本>
○ミス・モンゴル Ray
15分28秒、ラリアット⇒片エビ固め
旧姓・広田さくら ●花月
<第2試合 30分1本>
●菊タロー ワイルドベアー
13分32秒、サンドストーム⇒体固め
スーパーシューター ○五所川原吾作
<第1試合 30分1本>
●超電戦士バトレンジャー
9分57秒、エビ固め
○リッキー・フジ
■ FMW復活シリーズvol.1
日時:2015年4月27日(月) 開始:19:00
会場:東京・新宿FACE
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