メインイベント、強敵田村ハヤトに渾身の投げっぱなしジャーマン、フィッシャーマンズバスターと畳みかけ、ダメ押しスピンブレイクで勝利を掴んだ井土徹也がマイクを手に絶叫した。
「井土徹也が、井土徹也が、井土徹也が勝ったぞ!ということは、7月1日TDCホールでリンダマンが持つG-REX、次期挑戦者はこの俺だ!」
7月1日団体旗揚げ1周年記念興行を目前に開催された大阪大会はすべての試合がTDC前哨戦の熱気をはらみ激闘の連続だった。
GLEAT、名前に偽りなし。勢いがあって、新鮮。選手は華も実力も兼ね備えた精鋭が揃っている。可能性未知数無限大。
プロレスの明るい未来が映る興行だった。
■ GLEAT G PROWRESTLING Ver.27
日時:2022年6月11日(土)14:00
会場:大阪・梅田スカイビル・ステラホール(観衆225人・主催者発表)
<第1試合 G PROWRESTLING(20分1本勝負)>
◯KAZMA SAKAMOTO&クワイエット・ストーム&チェック島谷
12分38秒 トランスレイブ⇒片エビ固め
佐藤恵一&頓所準&●渡辺壮馬
オープニングマッチ終了後早々賑やかに舌戦が展開。
まずは河村がマイクで俺達今世紀最高のガチムチバディ集団パルクオーケストラの大勝利と高らかに凱歌をあげると、メインに出場の井土が現れ、試合前からG-REXチャンピオン宣言。
河上が自らが出場するランバージャック・マッチに話を替えると、今度はCIMAが「最後に勝つのは100パーセントこのCIMAや!」と言い捨てあとは任せたと引っ込む。
河上「マイクは俺の完敗だが勢いでは誰にも負けねえ!」
<第2試合 G PROWRESTLING(20分1本勝負)>
◯高橋奈七永&水波綾
13分49秒 アルバトロス
宮城倫子&●細川ゆかり
<第3試合 LIDET UWFスペシャルマッチ(20分1本勝負)>
◯伊藤貴則&池本誠知
12分7秒、TKO ※ハイキック
●田中稔&飯塚優
<特別試合 G PROWRESTLING ランバージャック鞭打ちマッチ(20分1本勝負)>
◯CIMA
12分17秒 クロスアーム・ホルヘクラッチ ※Gammaの乱入 河上網タイツ姿に
●河上隆一
CIMA「Gammaが来るなんて聞いてない?言ってないんだから当たり前やろ。お前の網タイツ聞いてないぞ。」
Gamma「大阪のGLEATファンのみなさん、はじめましてGammaです。」
Gammaと島谷が小競り合い。
CIMAが7・1TDC大会において、4年半ぶりとなる大阪06の復活を宣言する。
※休憩時間に会場スクリーンで7・1TDCにアレックス・ゼインの参戦が発表される。
<第5試合 G PROWRESTLING #STRONGHEARTS同門対決(20分1本勝負)>
◯T-Hawk&鬼塚一聖
15分10秒 体固め
エル・リンダマン&●入江茂弘
鬼塚、入江壮絶なエルボー合戦。
互いに譲らぬ攻防の果て一瞬で勝負は決まった。
T-Hawkが入江のビーストボンバーを食らいながら丸め込んで3カウント。
<第6試合 G PROWRESTLING(30分1本勝負)>
◯井土徹也
14分43秒 スピンブレイク⇒片エビ固め
●田村ハヤト
大激闘を制したのは井土。
これにより、井土徹也が7・1TDC大会でG-REX王座戦挑戦することが決定した。
井土「俺のなかには、敗北なんて言葉必要ないんだよ。」
リンダマン「お前のチャンピオン像とこの俺のチャンピオン像、どっちが正しいかTDCで決着つけよう。」
※詳細記事はファイトクラブ公開。
※拡大版、毎週金曜日ダウンロード発売週刊ファイトに収録。
※500円電子書籍e-bookで読む(カード決済ダウンロード即刻、銀行振込対応)
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