[ファイトクラブ]今週の要:飯伏幸太「辞める」騒動の深淵 ノアNOSAWA論外 サーシャ

[週刊ファイト5月26日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼今週の要:飯伏幸太「辞める」騒動の深淵 ノアNOSAWA論外 サーシャ
 photo by George Napolitano/他 タダシ☆タナカ+シュート活字委員会編
・ジム・クロケット・プロモーション名義73歳リック・フレアー自称試合最後
・世界常識とかけ離れた年俸UFCアリ・エマニュエル$308M相棒$123M
・6 Pack Challenge最後ナオミがサーシャ抑えるケツなのにまだ不満?
・新日の闇とは?飯伏告発のオモテにない「よそ者」に対するいじめ解析
・両国連戦集客惨敗ノア NOSAWA論外からケンドー・カシン現場監督?


オフレコ トップ画像はダラスの『レッスルマニア週間』に本誌ジョージ・ナポリターノ記者がずっとアチコチ張り付いてくれて、ECWなどで狂気のキャラが人気だったアル・スノー先生が主催するコンベンションから。

―― とにかく、この種の「ファンの集い」がダラス市内のあちこちのホテルでもの凄い数のが開催されていて、夜の大会まで各イベントをハシゴで回ることになる。本誌の悩みは、未だに余りにも膨大な写真点数、未だにほんの一部しか紹介できてないことです。

オフレコ 今回、レスリング・スクールの主宰者としても業界で尊敬を集めるアル・スノー先生のイベントにもナポリターノが行ったのは、AEW勢や元ECW勢の凄いショットの数々はまた別の機会に譲るとして、リック・フレアーなど大物レジェンドも多数サイン会、グッズ販売やっていたから。

―― 但し、それだけでは単なるノスタルジーになってしまい、なにかコラム記事やる際に自前写真ありますとは内部者に伝達しましたけど、派遣の予算も使ったとはいえ、なにも今スグに出すというものでもないと保留にしてました。

オフレコ 忙し過ぎて素材が入稿されていても、毎週の膨大な量が全部は処理出来ていない。

―― ところが、現地7月31日、テネシー州ナッシュビルのフェアグラウンドで、「ジム・クロケット・プロモーション」名義を担ぎだして、リック・フレアーが”最後の試合”をやるとなれば、これはもう「今週の要」総括記事の巻頭ニュースになります。まして、こういうのが自前写真付きで出せるのは本誌だけでしょう。

オフレコ しかも、73歳のフレアーがAEWのFTRと組んで、ロックンロール・エキスプレス+1の6人タッグ戦となれば、いきなりお蔵入りしていた写真フォルダーを探すことになった(笑)。

―― その+1はリッキー・スティムボートと交渉していたんですが、丁重に断ったというのが最新ニュースです。ギリギリ今週号の締切りに間に合いました。

オフレコ 69歳の元祖ドラゴン、リッキーはまともなんじゃないか(笑)。フレアーがまだやれると言ってることの方が異常なんであって・・・。リングで心臓発作でも起こされたらシャレにならない。

―― そのリスクは十分にあります。止められない御大にはなにも言っても無理でしょうけど。

世界常識とかけ離れた年俸UFCアリ・エマニュエル$308M相棒$123M
© Photo by J. Emilio Flores/Corbis via Getty Images

オフレコ とんでもない桁外れの年俸に目を丸くしたのがSB Nationの記事。SEC証券取引委員会への報告から、2021年のアリ・エマニュエルの年俸が$308Million(邦貨約370億円)、相棒パトリック・ワイトセルが$123Million(邦貨約148億円)も貰っていて、記事に指摘されるまでもなく常識外だと。

―― ハリウッドのトップ重役が年俸$50Million(邦貨約60億円)稼ぐ、高過ぎると揶揄されているのに、そのレベルとはさらに桁が違います。

オフレコ UFCのPPVパッケージをESPN+に超高額で売りつけた際の契約から、その%が個人の懐に入る契約だったんでこうなってしまったんだが、UFCに関するなら高額選手から下っ端まで、すべての選手のギャラ総額が$200Millionとされるんで、たった一人のディール・メイカーが全ファイターの合計金額よりも多いって、どうなのか。

―― UFCはESPN+からPPV大会をやるだけで年間$170Million貰える固定収益項目になりました。つまり、マクレガーが出たから例えば大きく100万件成約があった、その逆にしょぼいカードだったんで20万件しかいかなかったと、各大会の振れ幅に関係なく固定で入るから興行ごとの数字に一喜一憂する必要がなくなりました。

オフレコ WWEもPPV、米国内はピーコック配信になったので、普段やってる毎月のPPVは酷いカードで誤魔化しもありとなってしまった。あとでやるけど、それもサーシャ・バンクスが「そんなマッチメイク進行には納得できない」と、生番組途中で職場放棄した件とも絡んでくる。

―― 記事によると、正確にはエマニュエルの$308,177,233の総額のウチ、大半はエンデバーの2021年の新規株式公開による株価からの計算であって、正確に給料なのは$67.5 millionだそうだけど、それでも邦貨にして約81億円を一年間で受け取るって、そんなことが許されるのかとなりますね。

オフレコ ただ、ウォールストリート・ジャーナルも指摘するように、S&P 500(トップ優良企業リスト)としてもUFC社長は群を抜いてトップに躍り出たこと、さらにIT企業、ハイテク企業で大きく当てたCEOなり創業者と比べても、ありえない高額になると。

―― きりがないのでUFCの売上好調の記事は5月11日発表の「Finances: UFC’s revenues and earnings drive Endeavor IPO」にあります。
2016: $690 million
2017: $750 million
2018: $695 million
2019: $860 million
2020: $890 million

オフレコ 要するに、UFCが増収増益なんで、親会社エンデバーの新規株式公開成功と、その後の株価推移も凄いことになっていると。

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