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5月13日(現地時間)にイギリス・ロンドンで『Bellator 281: MVP vs. Storley』が開催された。
BELLATOR(ベラトール)は、アメリカを本拠地として2009年に設立された、総合格闘技団体。本国アメリカでは「スパイクTV」で放送され、設立わずか7年で世界第2位の団体に上り詰めた。ド派手な演出やファンの心を鷲掴みにするマッチメイクは、スポーツライクな路線を突き進む他のプロモーションとは一線を画している。
今大会はイギリス大会で本来、メインではウェルター級王座戦、絶対王者ヤロスラフ・アモソフが人気者マイケル・ペイジの挑戦を受ける予定だったが、アモソフがウクライナ人で現在、ロシアのウクライナ侵攻の為、試合出来る状態ではないので中止となった。代わりに暫定王座決定戦としてペイジとローガン・ストーリーで争われることとなった。試合は予想通り、スタンド勝負を望むペイジに対し、ストーリーがしつこく金網に押し込んでテイクダウン狙いでグランドで上を奪う戦法となる。ペイジも組み付かれるのを警戒し、スタンド打撃が単発となり、その隙にストーリーが組み付いてグランドにもっていくという展開が続く。そのまま判定となりストーリーが判定勝ちとなり見事に新王者に輝いた。
セミファイナルでは元UFC王者であるレジェンドのリョート・マチダがファビアン・エドワーズと対戦した。実績は圧倒的にリョートだが43歳と年齢的な事もあり現在三連敗中。なんとか復活したいリョートだが金網際の組み合いでエドワーズの肘打ち、左フックを喰らってダウン。追撃のパウンドをレフェリーが止めてエドワーズのTKO勝利となり、リョートは四連敗を喫した。
また古豪ポール・デイリーもヴェンデル・ジアコモと対戦。いつも通りグランドで苦しむものの、2Rに右フックでダウンを奪って逆転KO勝ち。デイリーらしいKO劇を見せたが、試合後、引退を示唆した。
■ Bellator 281: MVP vs. Storley
日時:2022年5月13日(現地時間)
会場:イギリス・ロンドン
<暫定ウェルター級王座決定戦>
○ローガン・ストーリー(米国)
判定
●マイケル・ペイジ(英国)
<ミドル級>
○ファビアン・エドワーズ(英国)
1R 3分18秒 TKO
●リョート・マチダ(ブラジル)
<女子フライ級>
○渡辺華奈(日本)
2R 3分03秒 三角絞め
●デニス・キルホルツ(オランダ)
<175ポンド契約>
○ポール・デイリー(英国)
2R 4分09秒 KO
●ヴェンデル・ジアコモ(ブラジル)
<ライトヘビー級>
○シモン・ビヨン(カメルーン)
判定 3-0
●ルーク・トレイナー(英国)
That's the fight! We go to the judges.
Who wins, @Michaelpage247 or @storleystorm?#Bellator281 LIVE on @SHOsports 🇺🇸 and @bbcthree 🇬🇧 pic.twitter.com/wH3EVGC2aT
— BellatorMMA (@BellatorMMA) May 13, 2022
Big takedown from @storleystorm.#Bellator281 LIVE on @SHOsports 🇺🇸 and @bbcthree 🇬🇧 pic.twitter.com/si2WPzIPum
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.@storleystorm working really hard to get the full takedown.#Bellator281 LIVE on @SHOsports 🇺🇸 and @bbcthree 🇬🇧 pic.twitter.com/aLPBqHLybY
— BellatorMMA (@BellatorMMA) May 13, 2022