『帰ってきた藤原祭』激闘と盛況! 『全員藤原』マッチは、神様・藤原敏男が狂乱暴走!!

 4月27日(水)『日本骨髄バンクチャリティ CHAKURIKI 15 帰ってきた藤原祭』が後楽園ホールで行われ、GW前の平日にも関わらず満員札止めの大盛況となった。

甘井代表が日本骨髄バンクに義援金を贈呈

「祭」とは言いながら、藤原祭実行委員会は内外のトップ選手を招聘し、立て続けに好カードをマッチメーク。選手達も、前日計量で甘井代表を驚かせる程の仕上がり具合を見せて、キックの神様の名を冠した「祭」に相応しい激闘の大会となり、KO決着連発の神興行となった。

第4試合は“バズーカ”巧樹がマサ佐藤の額を斬り裂いた

 また、本日の主役、キックの神様・藤原敏男は史上初の「全員藤原」6人タッグ異種格闘技戦に参戦。
 タイガーマスクのテーマソングと共に、虎の仮面を被り、藤原組長の先導で入場すると、「ルール無用」とばかりに乱入を繰り返し、和田レフェリーにも再三暴行。最期は藤原秀旺の持ち込んだサーベルを奪っての狂乱暴走を見せた。

合体攻撃で容赦ないミドル
藤原組長のアシストを受けて空中技も炸裂
「関節の鬼」にアキレス腱固めを見せた藤原秀旺に強烈なローキック

 しかし試合後はお孫さん達と共に記念写真に収まる好好爺ぶりを見せ、宮古市長から観光親善大使とコロナ撲滅キック大使の任命を受けた。

宮古市長(左)
お孫さん達と

 そしてマイクを握ると
「今日はお出でいただきまして誠にありがとうございます。主催者のドージョーチャクリキ甘井代表、そしてスタッフの皆さん、そして会場に集まった皆さんのおかげで、この年になるまで、健康に格闘技をやることができました。ほんとうに皆さんのおかげです。ありがとうございます。
今日は、私の長年の大親友であります…そして大悪友であります、私の尊敬する初代タイガーマスク/佐山サトル先生が来てくれてます。先生、ありがとうございます。
先生は今、体調が悪い中、着々と自分の身体を鍛えております。一所懸命努力して今年の年末に、再度、『藤原祭』で暴れようとしております。みなさん、佐山先生に激励の拍手をお願いいたします!
佐山! また年末に2人で暴れようぜ!! OK?皆さん、年末の『藤原祭』にまたお越しください! ありがとうございました」
と、感謝の言葉と盟友・佐山サトルへエールを贈った。

佐山サトル(左)はピーター・アーツ(右)とリングサイドで観戦

 全試合終了後、甘井代表が
「本日は皆さん、誠にありがとうございました。
藤原先生の強さと、そして温かさが詰まった『藤原マッチ』…日本vs.タイ、3vs.3のシリアスマッチほか、楽しんでいただけたと思います。『藤原祭』ありがとうございました。
 そして、チャクリキのスーパースターであるピーターアーツ選手の息子さんと娘さんのプロデビューが近づいてます。
私には夢があります。ピーター・アーツさんの息子さん、娘さんの試合を日本で組みたいと思います、ぜひ応援よろしくお願いします! 」
と『帰ってきた藤原祭』を締めくくった。

■ 日本骨髄バンクチャリティ CHAKURIKI 15 帰ってきた藤原祭
日時:4月27日(水) 開始17:30
会場:東京水道橋・後楽園ホール
観衆:1600人(満員札止め=主催者発表)

<第10試合 ダブルメインイベント② 58kg契約 キックルール 3分3R(延長1R)>
○安本晴翔(橋本道場/KNOCK OUT、WPMF世界、WBCムエタイ三冠王)
 1R 1分6秒 KO
●ヨーパースー・ソンニンタイ(タイ/MAX Muaythai パタヤ 優勝)

<第9試合 ダブルメインイベント① ライト級(61.23kg)キックルール 3分3R(延長1R)>
●森井洋介(野良犬道場)
 判定 1-0 延長R 0-3
○ロムイーサン・REON(REON Fighting Sports Gym)

 キックの神様直系の弟子のプライドを胸に圧をかけ続けた森井だったが、コーナーを背にしたロムイーサン・REONを攻めきれず。延長では逆にミドルを的確に食らって脇腹を腫らし、よもやよもやの逆転負け。タイvs.日本対抗戦唯一の敗退となって、1RKO劇を見せた2選手と明暗が分かれた。

<第8試合 セミファイナル Sフライ級(52.16kg)キックルール 3分3R(延長1R)>
○花岡竜(橋本道場/KNOCK OUT-BLACK Sフライ級王者)
 1R 1分55秒 KO
●ペットソンチャイ・ソンニンタイ(タイ国)

<第7試合 69kg契約 キックルール(肘なし) 3分3R(延長無し)>
●KEN山十(峯心会)
 1R 1分29秒 KO
○國保”TK”友宏(FREEDOM@OZ)

 MMA(FREEDOM@OZ)の刺客、國保”TK”友宏が鮮やかなKO勝利!

<第6試合 格闘技スペシャルエキジビション6人タッグマッチ 2分2R
藤原敏男 藤原喜明 ●藤原国崇(国崇)
 8分29秒 スリーパーホールド 
○藤原あらし 藤原康平(KING皇兵) 藤原秀旺

藤原組長がさっさと引き上げてしまったので、藤原5人での記念撮影となった。

<KOUMA選手引退式>
(元REBELS-MUAYTHAIスーパーバンタム級王者で第6、9代のWPMF日本スーパーバンタム級王者)

 社会からドロップアウトしかかって格闘技に出会い、真の強さとは何かを学んだと語ったKOUMAは
「格闘技人生に後悔はありません。格闘技を通じて出逢えた仲間、応援してくれる素晴らしい方々に出逢えたことは俺の宝です。今日はありがとうございました」
との言葉を遺し、10カウントで現役に別れを告げた。

<第5試合 スーパーエキジビションマッチ>
△吉成名高(エイワスポーツ/元ラジャダムナン&ルンピニー王者)
 ドロー
△サンチャイ・トーラックソーン(TEPPEN GYM/元ラジャダムナン王者)

<ジュリアナの祟り(a.k.a.エナツの祟り)ミニライブ

<第4試合 64kg契約 キックルール 3分3R(延長1R)>
○“バズーカ”巧樹(菅原道場/KNOCKOUTライト級王者)
 2R 1分17秒 TKO
●マサ佐藤(WSR)

<第3試合 68kg契約 キックルール 3分3R(延長1R)
○峯山竜哉(WSR/第9代J-NETWORKウェルター級王者)
 判定 3-0
●曽根修平(チャクリキ武湧会)

<第2試合 58kg契約 キックルール(肘なし) 3分3R(延長無し)>
○竹添翔太(インスパイヤードモーション)
 1R 1分26秒 TKO
●戸上祐一(Excellent one)

<第1試合 57.5kg契約 キックルール(肘なし) 3分3R(延長無し)>
○指田烈(TEPPEN GYM)
 判定 2-0
●KEN-KEN(CRAZY WOLF)