K-1 GP 4・3出陣ANIMAL☆KOJI目指すは武器磨いて殺傷能力高める

■ K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~K’FESTA.5~
日時:4月3日(日)
会場:国立代々木競技場第一体育館

 4月3日(日)に国立代々木競技場第一体育館で開催される『K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~K’FESTA.5~』のワンデイ・トーナメントに出陣するANIMAL☆KOJIに話を聞いてみた。なにしろ「自分はイチバン軽い」というヘビー級揃いのトーナメント。大晦日『RIZIN.33』のトーナメントで朝倉海が骨折していたのに決勝に行った件が話題になったばかり。実は当初、予定したインタビューではなく、たまたま遊びで見に来ていたタイヤファイトで一緒になり、そんな大晦日の雑談から話が始まったのだが、アメリカに練習で3度行っているとか、記者の知らなかった話がどんどん出てきて、面白いからインタビュー記事にしようとなった経緯である。

 物価高騰のカリフォルニア州サンディエゴはトイレ共用のワンベッドルーム1Kで2200ドル(約25万円)かかってしまい、1ヶ月で3000ドルが消えたというが、「1日のワンデイトーナメントで12R闘えるだけのスタミナを付けるためには有意義だった」と話す。セコンドでのアメリカ遠征が1回。アメリカ修行は都合3回になる。

 出身は福岡だが、バックボーンはむしろ柔道というのも知らなかったので驚いた。三菱の実業団で名古屋に就職。サラリーマンも経験したのだが、そのまま脱サラで名古屋で飲み屋を始め、バーの宣伝を兼ねてあちこち出ればいいと、DEEPフューチャーキングトーナメント2017ミドル級優勝、LEGION☆JAPAN MMA初代ミドル級王者とタイトルも獲得していく。

 なにしろ柔道だから、雲の上の存在ながら石井慧にも連絡してみて、「いつでも来ていい」となった過去もある。今回のトーナメント、一回戦の対戦相手である谷川聖哉を突破すれば、なんの因果か、石井慧と当たる可能性がある。その辺りを聞いてみたが、謙虚であり、まずは一回戦でありと、一戦、一戦を大切にしていくようだ。
 作戦としては「もちろん自分の武器を磨いて殺傷能力を高めること」だと言う。30歳になってからの「アニマル革命」ということで埋もれて行くよりも自身を覚醒させれるか否かをテーマにしている。

 それにしても「セコンド含めて海外には7回は行っている」と、クンルンファイトはタイトルマッチ含み中国で5回だった、本誌のカバーでお馴染みのMAS FIGHTにも1回出たと、海外での経験が豊富なのは話してみてビックリだった。シンガポールは4回あり、ONEのウォリアー・シリーズにも出て、メディ・バゲリ選手のヒザ十字にタップせずにいたらプチプチ音が鳴ってと、痛い目にあった経験もある。“バナナ大好き”のキャラくらしか知らなかったのだが、応援したくなる選手とわかり本誌はプッシュしていく。

 


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