最高男王座防衛ジェイク復帰VM復活トモダチタッグドラディションそれぞれの王道プロレス


 満員盛況の全日本プロレス大田区大会でジェイク・リーが復活のムーンサルトで観客を湧かせ、伝説のヒールユニットVOODOO-MURDERSが一夜限り復活、懐かしのメンバーが揃い踏み諏訪魔が髪を緋色に染め、TARUが上機嫌で悪乗りして収拾がつかなくなり和田京平レスリーが割って入って激怒。

ドラディションから藤波辰爾が華を添え佐藤光留王座防衛、最強男の三冠奪取叶わず「王道プロレス」を継ぐ全日本プロレスという一大叙事詩を彩る最高男の伝説が始まった。

 全日本プロレス王道50周年。そもそも、「王道プロレス」とはなんぞや。
 馬場さんも、具体的にそこに触れたことはなかったと記憶している。
 和田京平名誉レフリーなら、答えを知っているかもしれない。

 何をもって王道で、誰のプロレスがそれを正しく継承しているのか。
 石川修司のプロレスは、激しい。宮原健斗のプロレスは、明るさと楽しさが6で、激しいが4か。VMは怖さのなかにケレン味。
 佐藤光留のプロレスはいずれとも形容しがたい。近年台頭してきたパルクールは、亜流か。
 馬場さんは、明るく楽しく激しいプロレスを提唱した。
 だとすれば、明るさと楽しさ、激しさを併せ持った宮原はやはり王道継承者のひとりであることは間違いない。
 だが宮原は「俺が王道だ」とは言わず、伝説を作ると言った。


■ 全日本プロレス 「LECクリンぱっ!presents Champions Night 3 〜50th Anniversary Tour〜」
日時:22年3月21日(月・祝)16:00
会場:東京・大田区総合体育館(観衆1329人・主催者発表)

<第1試合  6人タッグマッチ>
●井上凌
SUGI
中野貴人
 9分39秒 フィッシャーマンズスープレックスホールド
〇大和ヒロシ
アンディ・ウー
立花誠吾

<第2試合  カーベル伊藤復帰戦  6人タッグマッチ>
〇ヨシタツ
カーベル伊藤
今井礼夢
 10分23秒 ヨシタツ狂想曲(ラプソディー)⇒エビ固め
イザナギ
入江茂弘
●SUSHI

<第3試合  タッグマッチ>
大森隆男
●ブラックめんそーれ
 11分31秒 ダイビングバカチンガーエルボードロップ⇒片エビ固め
田村男児
〇アブドーラ・小林

<第4試合  シングルマッチ>
〇芦野祥太郎
 12分31秒 KO
●本田竜輝
※ラストマンスタンディングルール 10カウントによるノックアウトのみの決着

<第5試合  スペシャル6人タッグマッチ>
青柳優馬
●青柳亮生
ライジングHAYATO
 12分16秒 ドラゴンスリーパー
〇藤波辰爾
長井満也
LEONA

<第6試合  世界ジュニアヘビー級選手権試合>
【第61代王者】
〇佐藤光留
 16分39秒 バックドロップ⇒エビ固め
【挑戦者】
●大森北斗
※佐藤光留が初防衛に成功

<第7試合  ジェイク・リー復帰戦 VOODOO-MURDERS vs TOTAL ECLIPSE スペシャル10人タッグマッチ>
諏訪魔
TARU
近藤修司
KONO
歳三
 12分51秒 無効試合
ジェイク・リー
TAJIRI
土肥こうじ
羆嵐
児玉裕輔

<第8試合  メインイベント  三冠ヘビー級選手権試合>
【第65代王者】
〇宮原健斗
 32分28秒 シャットダウンスープレックスホールド
【挑戦者】
●石川修司
※宮原健斗が2度目の防衛に成功

(最高男vs.最強男 写真提供・マンジロウ)


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