(C)Brave CF
3月11日(現地時間)にポーランド共和国コニンで『BRAVE CF 57』が開催された。
Brave CFは2016年9月23日にシェイク・ハリド・ビン・ハマッド・アル・ハリファ王子(バーレーン王国)によって設立されたMMA団体。元々はハリファ王子が設立したバーレーン最大のMMAチーム『KHK MMA』を母体として生まれている。豊富な資金で世界各国のファイターを参戦させ、定期的に大会を開催している。
今大会は三大王座戦が組まれ、メインではバンタム級王座決定戦となった。ブラッド・カトーナとハマザ・コヘジで争われ下馬評は元UFC戦士という実績があるカトーナが圧倒。試合もそのままテイクダウンをして有利に試合を進めてカトーナが判定勝ちして見事に新王者に輝いた。
それよりも話題になったのがライトヘビー級王座決定戦で現ミドル級王者モハマド・ファフレディンとモハメド・サイード・マレムで争われた。この試合は再戦で前回も同じく王座決定戦だったが、マレムの金的、後頭部への攻撃でノーコンテストとなっている。今回は大ぶりの左フックでマレムからダウンを奪ったファフレディンがグランドでうずくまったマレムにパウンド連打でTKO勝ち。因縁から試合後にマレムのセコンド対し、ファフレディンがファックサインで挑発。これに怒ったマレムのセコンドが金網を乗り越えてきて乱闘騒ぎになり、遺恨を残す結果となった。
暫定ライト級王座決定戦はクレイトン・シウバの打撃がアブディサラム・クバチニエフの後頭部に入り、反則をとられてノーコンテストに。しかしクバチニエフはシウバが減量失敗してる事もあり納得できず、主催者はクバチニエフを正王者との王座戦を行わせる事を約束した。
■ BRAVE CF 57
日時:2022年3月11日(現地時間)
会場:バーレーン王国バーレーン
<バンタム級王座決定戦>
○ブラッド・カトーナ(カナダ)
判定 3-0
●ハマザ・コヘジ(バーレーン)
<ライトヘビー級王座決定戦>
○モハマド・ファフレディン(レバノン)
2R TKO
●モハメド・サイード・マレム(スイス)
<暫定ライト級王座決定戦>
-アブディサラム・クバチニエフ(キルギス)
ノーコンテスト
-クレイトン・シウバ(ブラジル)
<フライ級/5分3R>
○アス・アルマバエフ(カザフスタン)
判定 3-0
●イムラム・マガラモフ(アゼルバイジャン)
<バンタム級>
○メイサラ・ムハメッド(エジプト)
2R TKO
●モハメッド・ファハッド(インド)
<130ポンド契約>
○マゴメド・イドリソフ(ロシア)
判定 3-0
●ラフマトゥル・ユスフザイ(アフガニスタン)