チャクリキ夜話『田中ケロ退院記念トークライブ』開催! プロレス黄金時代のリングアナシュート秘話炸裂!!

 3月4日19:00時~東京都豊島区要町のBeach Vにて、チャクリキ夜話『田中ケロ退院記念トークライブ 田中ケロ×木原文人 蘇るプロレス黄金時代』が開催された。
 この日のBeach Vには、新型コロナとの壮絶な闘病を経て新日プロ3・1武道館のOPセレモニーの19人コールで復活を果たしたケロちゃんこと田中ケロ氏、全日本プロレスのタイガーこと木原文人氏、そしてシークレットゲストで我らがヤマモこと山本雅俊氏が登場し、プロレス黄金時代を知る3人のリングアナが集結。『沢村忠に真空を飛ばせた男/昭和のプロモーター・野口修評伝』でもお馴染みで、キックボクシングのリングアナウンサーでもある作家の細田昌志氏が司会を務め、まさにリングアナウンサーによるオールスタートークバトルロイヤルとなった。

(左から)細田昌志氏、田中ケロ氏、木原文人氏、山本雅俊氏

 
 まず、司会を務める細田昌志氏が鳥取産業体育館でもらったという「初代タイガーマスク」の直筆サインを手に登壇すると、超満員札止めのプロレス者は早くもヒートアップ。

細田昌志氏

 続いて細田昌志氏のコールで、得意のタイガージェットシンのモノマネで木原文人氏が乱入する。


ジェットシン以外にも、長州や和田レフェリー、馬場元子さんなどの秀逸なモノマネを披露した木原氏に場内は爆笑

木原文人氏

 木原氏の呼び込みで、「師匠」田中ケロ氏が元気な姿を見せ、会場からは復帰を祝う温かな拍手が湧き上がった。

田中ケロ氏

 トークコーナーでは、2人のプロレス界入りのいきさつや秘話が語られ、田中ケロ氏からは新型コロナの闘病の経緯が明かされた。
 それによると、新型コロナ陽性の診断を受けた田中ケロ氏は、基礎疾患がなかったことと、熱が上がったり下がったりという比較的軽傷だったことから当初は自宅療養となった。
 しかし8月7日に容体が急変、ソファで意識不明となり、保健所からの連絡で駆け付けた次女で声優の田中音緒さんが発見。救急車が来るまでの40分ほど、心臓マッサージを受け続けた。救急搬送されてからも、入院先が見つかるまで都内を彷徨し、ようやく見つかった病院に担ぎ込まれた。2週間の期限いっぱいICUに入院した田中ケロ氏はずっと意識が戻らず、田中音緒さんが延命措置を施すか否かの選択を迫られるほどの重傷。その後9月上旬にようやく意識を取り戻した田中ケロ氏は、倒れる前後からその間の記憶は無いままとのこと。
 
 田中ケロ氏が無事退院し、3・1武道館のマル秘エピソードに続いて、なんと木原文人氏も昨年12月20日に急性心筋梗塞を発症して倒れていたという事実をこの日初公開。居合わせた小橋建太さんが119番通報をして緊急手術の結果、不幸中の幸いで10日ほどの入院を経て現場復帰したが、自宅にいれば最悪の事態もあり得たとのこと。
 
 こうして無事退院した2人による80年代~の新日本&全日本がシノギを削ったプロレス黄金時代の秘話も開かされ、場内は笑いとどよめきが耐えなかった。
 そして後半はシークレットゲスト、山本雅俊氏が登場。ジャパン女子プロレス入りの経緯や、故・山本小鉄氏の計らいで田中ケロ氏からリングアナ業務の手解きを受けたエピソードが語られた。

山本雅俊氏

 こうしてアッと言う間の2時間半のイベントは、木原氏がリクエストした、田中ケロリングアナによる『ジャイアント馬場vs.ジャンボ鶴田』戦のタイトルマッチコールと、「1、2、3ダーッ」で大団円を迎えた。


ヤマモ氏から
「ジャパン女子のヒドさはWJやW☆INGなんてもんじゃない」
という今でも話せない逸話の一端も飛び出した、聞き逃せない秘話満載のシュートトークショーは、ドージョーチャクリキYouTube公式チャンネルの有料会員向けにアーカイブ配信を予定しているので、プロレス者は要チェック!!
https://www.youtube.com/channel/UCmwjvInkoCvIMlY26kg-5pQ/featured

https://www.youtube.com/playlist?list=UUMOmwjvInkoCvIMlY26kg-5pQ