格闘家が戦場へ・・ウクライナの最高傑作 ワシル・ロマチェンコ銃を取る

©Tri-Fight


 プロボクサーが、「故郷の秩序を守る為に団結しなければいけない」と言って軍服を着て戦場に出て行った。
 悲惨という言葉以外見つからない。
 08年北京、12年ロンドン両オリンピック連続金メダリストアマ戦績391勝1敗、プロ12戦目で3階級制覇達成のプロボクサー、変幻自在で高速のファイトスタイルでウクライナの最高傑作と呼ばれるワシル・ロマチェンコ(34歳)が祖国ウクライナの領土防衛隊に入隊したと自らのSNSで報告した。
 ロシアは24日、ウクライナに対する軍事侵攻に踏み切り、チェルノブイリを占拠したのち首都キエフに入り、ロシア軍とウクライナ軍の戦闘が激化していると伝えられている。
 ロイター通信によると、ロシア侵攻後のウクライナ国内での死者は少なくとも102人、負傷者は304人にのぼっているとした上で実際の死傷者は「かなり増えそうだ」とのこと。
 ロマチェンコはいったん家族とギリシャに避難したが、単身祖国防衛のためウクライナに戻り軍隊に入隊をしたという。
 今回のロシアのウクライナに対する戦争と言う暴挙ばかりは、プーチン大統領がいかに得意のレトリックを駆使し正当化しようとも許されるものではない。
 聖戦なんてどこにもない。
 戦争をする位なら、スポーツで平和的な解決を図られたし。
 互いの国のボクサー同士でタイトルマッチをやって解決したら如何か。
 「力は正義」がまかり通るのは、プロレスの非日常空間だけで充分だ。
 早期の事態打開を切に願ってやまない。
 


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