噂の筋肉カステラ出店 1・30DEEPKICK大阪 翔磨がFUJIMON♡を振り切り判定勝ち 成尾、佐藤に衝撃TKO


 2022年最初のDEEP☆KICK興行は普段のナンバーシリーズとは違い2年ぶりの開催となる若手中心の大会『DEEP☆KICK ZERO』、その1部・2部それぞれが豊中市・176BOXにて開催された。
 昨今のコロナウィルス感染の影響で対戦カードが度々変更することもやむを得ない状況でも会場は2部共に超満員、選手グッズや通常価格の500円引き特別価格で販売された「筋肉カステラ」も大盛況と2022年初興行を華々しく飾ってくれた。
 これがアスリートたちの間で、いま話題沸騰中の筋肉カステラだ!

 遡ること江戸時代に、かの長崎奉行が「これが南蛮渡来のかすていらかあ!」などと言いながら舌鼓を打ったあのカステラが、なんとアスリートのために高たんぱく低糖質の、まったく新しいヘルシーお菓子に生まれ変わった。
 1個でおよそタンパク質8g脂質2gカロリーは150kcal、減量中でも食べられるというのだから驚きだ。


メインイベント 試合は2R目に動いた
■ DEEP☆KICK ZERO 1
日時:2022年1月30日(日)11:00
会場:大阪・176BOX

 DEEP☆KICK-55kg前王者・拳剛(誠剛館)が返上したベルトを懸けたトーナメント準決勝、100人近い大応援団を背に入場した翔磨 (多田ジム)と入場からあの手この手で今回も笑いをしっかり取りに来たエンターテイナー・FUJIMON♡(京都亀岡キックボクシングジム)が激突。
 この2人は昨年7月に対戦しておりその際はドローに終わった。
 1R、互いに様子を見ながらロー・パンチを繰り出していく。
 時折FUJIMON♡がトリッキーな技を出しチャンスを伺うも翔磨は冷静に対応。互角の展開。
 試合は2Rに動いた。
 1R同様に互いに様子を伺う中、翔磨は鋭い左ストレートをヒットさせるシーンが増えていく。FUJIMON♡も負けじと蹴りを中心に前に出ていく中、近い距離でバックブローを放つと翔磨はこれを外しカウンターの右フックをクリーンヒットさせ衝撃の技ありダウンを奪う。
決勝は翔磨vs長谷川「DEEP☆KICK 60回記念大会」で

 翔磨は後日SNSにて2Rのダウンについて「よーバックブローに右フック当てれたわ。自分でも全然覚えてないもん。。爆笑」と投稿しており、自信でも驚いている様子が見て取れた。
 ダウン後、FUJIMON♡はすぐに立ち上がり猛攻に出るもダウンは奪い返せず2Rは翔磨が優勢に。
 運命の最終ラウンド、後がないFUJIMON♡は2R同様に猛攻に打ち出ていくと翔磨もこれに応戦、パンチ中心の乱打戦に突入する。    
互いに互角の打ち合いを見せる中、何とか起死回生の1打を狙うFUJIMON♡だったが最後まで翔磨を打ち伏せる事が出来ずに試合終了、2Rにダウンを奪った翔磨が3-0で判定勝利、DEEP☆KICK-55kg王座決定トーナメントの決勝にコマを進めた。
 試合後マイクでは「ちょっと体調が悪かったんですけど、前回ドローで終わった相手に勝つことが出来てよかったです。決勝戦は死に物狂いで勝ってベルトを取りますので、また3月応援に来てください、お願いします」と100人近い応援団に呼びかけた。
 準決勝のもう1ブロック、久津輪将充(888GYM) vs 長谷川英翔(誠剛館)の試合は久津輪の体調不良により急遽中止となり、それにより長谷川が不戦勝で決勝へと駒を進めており試合後、長谷川もリング上に上がると「今回の運(不戦勝)も活かして、もっと練習をして、館長(拳剛)が-55kgのベルトを取って今回返上したので、今度は僕がベルトを取ってもう1度ジムに持ち帰ります」と意気込みを語った。
 翔磨vs長谷川の-55kg王座決定トーナメント決勝戦は3月開催の「DEEP☆KICK 60回記念大会」で行われる予定。

<メインイベント DEEP☆KICK-55kg王座決定トーナメント準決勝 3分3R 延長1R>
●FUJIMON♡(京都亀岡キックボクシングジム)
 判定0-3(28-30、27-30、28-30)
◯翔磨 (多田ジム)
※翔磨が-55kg王座決定トーナメント決勝に進出

※中止※
<セミファイナル DEEP☆KICK-55kg王座決定トーナメント準決勝 3分3R 延長1R>
●久津輪将充(888GYM)
◯長谷川英翔(誠剛館)
※長谷川が不戦勝により-55kg王座決定トーナメント決勝に進出

<第3試合 DEEP☆KICK-55kg契約 3分3R>
●翔太郎(猛志会)
 判定0-3(29-30、28-30、29-30)
◯侑毅(キックボクシングジム3K)

<第2試合 DEEP☆KICK-53kg契約 3分3R>
◯長谷川海翔(誠剛館)
 TKO 1R2分39秒 レフェリーストップ
●穂波楓(TANG TANG FIGHT CLUB/team JOKER)

<第1試合 DEEP☆KICK-57.5kg契約 3分3R>
●坂本直樹(道場373)
 判定0-3(28-30、28-30、28-30)
◯清水大志(誠剛館)

オープニングイベント NEXT☆LEVEL提供試合
<OP第4試合 NEXT QUEEN-41kgタイトルマッチ 1分30秒3R>
-中井美慶(昇龍會)
 ノーコンテスト
-梅田ひなた(龍生塾ファントム道場)
※1R50秒時点で中井選手が不慮のアクシデントにより試合続行不可能、必要な試合時間を有してないためノーコンテスト

<OP第3試合 -52kg契約 1分30秒2R>
◯大山菜摘(Continue)
 判定2-0(20-19、20-20、20-19)
●大野来斉(02GYM)

<OP第2試合 -35kg契約 1分30秒2R>
●杉生澪雅(NJKF心将塾)
 判定0-3(18-20、19-20、18-20)
◯山田十魂(山口道場)

<OP第1試合 -30kg契約 1分30秒2R>
◯森本友哉(一心会)
 判定3-0(20-19、20-19、20-19)
●西田優心(ROYAL KINGS)

成尾、佐藤に衝撃のTKO勝利

 DEEP☆KICK-60kg上位ランカーに位置する佐藤亮(NJKF健心塾)と現在2連勝中と絶好調の成尾拓輝(究道会館)の対決は衝撃の結果に。
■ DEEP☆KICK ZERO 2
日時:2022年1月30日(日)15:30
会場:大阪・176BOX
 1R開始早々、佐藤が様子見で蹴りを放とうした所に成尾は踏み込みパンチでカウンターを合わせ開始間もなく先制ダウンを奪う。
 出鼻をくじかれた佐藤は立ち直しを図るも成尾はこのチャンスを決して逃さない、リズムに乗れてない佐藤をコーナーに詰めてから真っすぐのパンチを数度ヒットさせ2度目のダウンを奪う。
 後がない佐藤、しかし流れは完全に成尾。
 最後もパンチをまとめて3度目のダウンを奪った成尾が衝撃1R1分37秒でTKO勝利、見事格上の佐藤相手に下剋上を果たした。
 試合後マイクでは「最近は格上の相手に2連勝、そして今回も格上の佐藤選手にKOで勝ちました。今、大学2年生でキックボクシングに集中できる時間もあと少し、残りの時間を全力でDEEP☆KICK-60kgのベルト獲得に注ぎ込むので、ベルト挑戦させてください」とベルト挑戦の意欲を宣言。
 DEEP☆KICKランカーの佐藤に勝利したことでランキング入りも期待できる、残り2年の大学在学中にDEEP☆KICK-60kg現王者の大樹(HAWK GYM)からベルトを奪取することが出来るのか、成尾の再びの「下剋上」に期待したい。

<メインイベント DEEP☆KICK-60kg契約 3分3R>
●佐藤亮(NJKF健心塾)
 TKO 1R1分37秒 レフェリーストップ
◯成尾拓輝(究道会館)

<セミファイナル DEEP☆KICK-53kg契約 3分3R>
◯タネ♡ヨシキ(直心会)
 判定3-0(30-29、30-28、30-29)
●一樹(FASCINATE FIGHT TEAM)

<第3試合 DEEP☆KICK-67kg契約 3分3R>
龍威地(NJKF ARENA)
ストロング小林(契明ジム)
※中止※

男子顔負け!坂田実優、Honoka試合白熱勝負つかず!

<第2試合 RISE公式戦-45kg契約 3分3R>
△坂田実優(FASCINATE FIGHT TEAM)
 判定0-1(29-29、29-30、29-29)
△Honoka(NJKF健心塾)

 今大会唯一の女子プロの試合、プロ7戦3勝4敗で現在2連勝中と勢いに乗っている坂田実優(FASCINATE FIGHT TEAM)とFortune Red・Ayaka(NJKF健心塾)の実妹で今回がプロデビューとなるHonoka(NJKF健心塾)の美少女対決はRISEルールにて行われた。
 1Rは互いに距離を取りミドル・ローからのパンチの展開となるも2Rからは一転、早い回転の鋭いパンチを軸に圧をかける坂田と、ミドル・ローを綺麗に放つHonokaという構図に。
 3R、さらに勢いよく前に出る坂田は近距離に詰めパンチ連打を繰り出していくもHonokaはこれをしっかりガードし蹴りを返していく。
 甲乙つけ難い勝負となったこの試合、判定は0-1(Honoka)で規定に達さずドローに。叶うなら延長戦が見たくなるような、そんな男子顔負けの白熱した試合であった。

 それにつけてもHonoka、姉妹だからというのもあるが、容貌、ファイトスタイル、Ayakaに激似。
 またひとり有望な女子プロファイターが誕生した。

<第1試合 DEEP☆KICK-51kg契約 3分3R>
●清志(NJKF KTF)
 判定0-3(28-30、27-29、27-30)
◯JIN CHOKE-DEE(楠誠会館)

<OP第4試合 -51kg契約 1分30秒2R>
△岸佑樹(NJKF健心塾)
 判定1-1(20-19、19-19、19-20)
△開夢斗(魁塾 中川道場)

<OP第3試合 -35kg契約 1分30秒2R>
◯髙木修(楠誠会館)
 判定2-0(20-19、19-19、20-19)
●脇園明日翔(魁塾 中川道場)

<OP第2試合 -35kg契約 1分30秒2R>
◯辻阪翔空(NJKF健心塾)
 判定3-0(20-19、20-19、20-19)
●山口歩音(昇龍會)

<OP第1試合 -30kg契約 1分2R>
香月愛來(T.B.NATION)
清崎響葵(MONSTERJAPAN)
※中止※