大晦日に一度、中止になったと思われたプロボクシング、井岡一翔の世界タイトルマッチが開催される。IBF王者ジェルウィン・アンカハス（フィリピン）との王座統一戦が、COVID-19(オミクロン株)感染により入国規制に。アヒルの水かきの様に、水面下で代替えの挑戦者を探していたわけだ。
　突如として、ややタイトルコンテンダーとしては役不足のチャレンジャーと思うが、泥縄式といえば辛口すぎるだろうか。
なんとしてでも世界タイトルマッチを開催し、テレビ中継したい。テレビ局サイドの意向が、垣間見える。
　人気ボクサー井岡一翔の試合は、キラーコンテンツなわけだ。同日、さいたまスーパーアリーナでは、数々の人気選手をフィーチャーした「RIZIN」も開催される。プロレスも後楽園ホールでの６人タッグのシャッフルトーナメント、新宿FACEでの佐藤光留興行他、複数の興行が格闘技ファンを奪い合う。ヘビーユーザーなコアなマニアックな格闘技ファンは、ハシゴ観戦で大晦日の夜のカーニバルを満喫するだろう。
　井岡一翔は、早いラウンドでの KO勝利を予想するが、チャレンジャーの福永亮次（角海老宝石）が、ジョバーにならないことを願う。

■　ＷＢＯ世界フライ級タイトルマッチ　3分✕12R
日時：12月31日
会場：東京大田区総合体育館

井岡一翔（志成）
vs.
福永亮次（角海老宝石）アジア３冠王者（日本OPBF WBO-AP）、WBO世界同級６位

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’21年12月30日合併号DG岡山 Box西田凌佑+木村翔@武漢 新日 ムエタイ魂動 年間総括