マット・カルドナがW・モリッシーから反則勝ち!Impact Wrestling

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 12月9日(現地時間・放送日)に『Impact Wrestling』が放送された。
 今放送はムースの保持する団体最高峰王座、インパクト世界王座への挑戦権を持つマット・カルドナとW・モリッシーがシングルマッチで激突した。カルドナはモリッシーは抜きで自分とムースのシングルでの王座戦を望んでいる為、その前にこの挑戦権を持つ二人のシングルマッチが決まったのだが、その代わり、もしもこれで負けたら、カルドナの王座挑戦権ははく奪される事となってしまった。試合はパワーファイター同士の激しいぶつかりあいとなったが、なんとモリッシーがレフェリーに暴行した為、反則負け。反則ながらカルドナの勝利となったので王座挑戦権はそのままだが、モリッシーは更にレフェリーに暴行を繰り返して大暴れ。更にカルドナもパワーボムを決めて、カルドナの妻チェルシー・グリーンが心配でリングに上がるも、両者を攻撃しようとする。そこにモリッシーと仲間割れした王者ムースが現れモリッシーと口論。モリッシーはムースにビッグブーツを決め、グリーンも投げ飛ばすが、ここで蘇生したカルドナがモリッシーを攻撃。最後は流血しているカルドナがベルトを持って必ず自分が王者になるとアピール。王座を巡る三つ巴の抗争が盛り上がりそうだ。
 またヒールユニット、バイオレント・バイ・デザイン総帥のエリック・ヤングがそのデザイン軍から追放したライノとストリートファイトマッチで激突。遂に直接の一騎打ちとなり、今回は反則ありなので、お互い凶器を使って攻撃を繰り返した。そして反則ありな為、まずデザイン軍のディーナー、ジョー・ドーリングがヤングに加勢する為に乱入。続いてライノ側でヒースが駆けつけ、更にリッチ・スワン、ウィリー・マックの黒人コンビもライノをフォロー。これでライノが勝利かと思われたが、ここでザ・グッド・ブラザーズ(ドグ・ギャローズ、カール・アンダーソン)がスワン、マックを襲ったのだった。この混乱の中、ヤングはライノに急所攻撃から必殺のパイルドライバーを決めてフォール勝ち。ヤングがライノに制裁した形となった。
 更に元WWEのブロンソン・リードことジョナに襲われたジョシュ・アレキサンダーがジョナを呼び出したところ、スコット・ダモール副社長が現れて、ジョナは会場にいないが、次回PPV大会でアレキサンダー対ジョナを組むことを約束。それでも怒りが収まらないアレキサンダーは腹いせにラジャ・シンにC4スパイクを叩き込み怒りをあらわにした。

■ Impact Wrestling
日時:2021年12月9日(現地時間・放送日)
会場:アメリカ合衆国会場非公開

<シングルマッチ>
○マッド・カルドナ
 反則
●W・モリッシー

<8人タッグマッチ>
○ディケイ
 ピンフォール
●インフルエンス、インスピレーション

<ストリートファイトマッチ>
○エリック・ヤング
 ピンフォール
●ライノ

<タッグマッチ>
○フィン・ジュース
 ピンフォール
●ラーニング・ツリー

<シングルマッチ>
○ロヒット・ラジュ
 反則
●ローレンスD

<タッグマッチ>
○ディオナ・プラッゾ、マシュー・リーヴォルト
 ピンフォール
●ミッキー・ジェームス、クリス・セイビン