[週刊ファイト12月16日号]収録 [ファイトクラブ]公開中
▼年末決戦控えたスターダムが衝撃予告 定期番組は地上波ゴールデン
photo & text by TERUZ / 戦略発表会パートは©World Wonder Ring STARDOM
・小波が退団「時間つくって体調戻す」ジュリアと所属ラストマッチ
・うまさともろさを併せ持つ中野たむという魅力 いざ東西決戦出陣
・キッド「脱がしてみろ」マスクも賭けてユニット強制移動マッチへ
・赤ベルト価値は天井知らず 林下詩美vs.朱里は両者とも死角なし
・地上波TOKYO MXで月曜夜7時半 来年のテレビ放映枠で大躍進
・スターダムこそが最先端 12月・1月に全席16,000円イベント連発
■ スターダム 新宿大会
日時:12月4日(土)11:30
会場:東京・新宿FACE 観衆237人(札止め/主催者発表/コロナ対策限定人数)
12月4日、スターダムが珍しく新宿FACE大会を開催し、ソーシャルディスタンスではあるものの当日を待たずにソールドアウトとなった。ユニット対抗戦がテーマとなる12・18大阪府立。タイトルマッチがラッシュとなる12・29両国国技館。12月2大ビッグマッチを控えた中での熱い前哨戦に期待が集まったが、期待を上回る熱量がそこにはあった。試合前の囲み会見、大会三夜明けの戦略発表会含めて独自目線でレポートする。
小波が退団「時間つくって体調戻す」ジュリアと所属ラストマッチ
小波が「時間つくって体調戻す」と退団を表明し、ジュリアと所属ラストマッチだ。大会前に囲み会見で小波がコメントを出しているところにジュリアが「聞いてない」と物言い。12・29両国国技館での所属ラストマッチがジュリアとのシングル対決となった。
会見の一部始終は下記の通り。
ロッシー小川「小波選手がですね、この12月いっぱいをもちまして、うちの契約選手ではなくなります」
小波「このたび12月29日をもちまして、いったんスターダムの方を退団させていただく運びとなりました。理由としては、自分の体調がすぐれないことと、いちど自分と向き合う時間をつくってしっかり体調の方を戻して、またプロレス復帰する際はスターダムのリングに上がりたいと思っています」
小川「そういう意味では、レギュラー参戦ではなくこれからフリー扱い。とりあえず12月29日両国で一区切りつけるってことです。今後につきましては状況次第でということです」
ジュリア「えええ、ちょっといい? ちょっといい? なに勝手なこと言ってんの? なんにも聞いてないんだけど。12月で、一区切りつけるんだったら、私が復帰して、最後両国であんたの相手、やってやる。私と、12月29日、両国でシングルマッチ、やってください」
小波「ジュリア、体調大丈夫なの? そっちのほうが心配だわ。でもまあいいや。なんか言っても『聞かない女』だっていうのはわかってるし、スターダムで、ジュリアより、熱い女はいないと思うんで。私のために、復帰を決意してくれたのは、すごく嬉しい。私たちの間に多くの言葉はいらないと思うし。だったら、両国、私がスターダム所属“最後”の試合、ジュリアとやってやるよ」
ジュリア「絶対“最後”なんかにさせないから!!」
ガンを飛ばしながら引き上げようとするジュリアの手を強引に握った小波はそのまま“握手シーン”に誘い、メディア向けの記念撮影となった。