(C)UAE Warriors
10月29日(現地時間)にアラブ首長国連邦アブダビで『UAE Warriors 24』が開催された。
このアブダビ・ウォリアーズは豊富なアブダビのマネーで世界各国からファイターを集結させた万国博覧会の様な豪華なMMA大会として2012年に第一回大会が開催された。その後、音沙汰がなかったが、2015年になって突如、復活。その後はUAE Warriorsと大会名を変更し、コンスタントに大会を開催している。
今大会は二階級の王座戦が組まれた。しかもその二階級とも他団体の王者が挑戦者として乗り込んできた形となり、団体対抗戦とも言える戦いとなった。
メインイベントで行われたバンタム級王座戦は、王者ヴィニシウス・ジ・オリヴェイラがアフリカ最大のMMA団体EFCワールドワイドのバンタム級王者シルベスター・チップファンブを挑戦者として迎え討った。試合は王者オリヴェイラが圧倒。スタンド打撃ではハイキックも繰り出しチップファンブを金網際まで追い込み、チップファンブが苦し紛れのタックルに来ると潰してバックを奪ってチョーク。見事な一本勝ちでオリヴェイラが王座防衛を果たした。
セミファイナルではフェザー級王座戦は組まれ王者イ・ドギョムが北米第四の団体タイタンFCのフェザー級王者アリ・アルカイシの挑戦を受けた。アルカイシはUFC参戦経験もあり、それもあって下馬評ではアルカイシが有利。そして試合も下馬評の通り、アルカイシがテイクダウンを奪いグランドで有利に試合を進めて判定勝ち。アルカイシが新王者となり、これで二冠王となった。
■ UAE Warriors 24
日時:2021年10月29日(現地時間)
会場:アラブ首長国連邦アブダビ
<バンタム級王座タイトルマッチ>
○ヴィニシウス・ジ・オリヴェイラ(ブラジル/王者)
1R 3分43秒 リアネイキドチョーク
●シルベスター・チップファンブ(ジンバブエ/挑戦者)
<フェザー級王座タイトルマッチ>
○アリ・アルカイシ(ヨルダン/挑戦者)
判定 3-0
●イ・ドギョム(韓国/王者)
<ウェルター級>
○アンドレ・フィアルホ(ポルトガル)
1R 1分53秒 TKO
●ステファン・セクリッチ(セルビア)
<ウェルター級>
○タヒル・アブドゥラエフ(アゼルバイジャン)
1R 0分45秒 TKO
●ダニエル・スキビンスキー(ポーランド)
<ミドル級>
○タレク・スレイマン(シリア)
1R 4分11秒 反則
●KBブラー(カナダ)
<ウェルター級>
○マゴメド・マゴメドフ(ロシア)
判定 3-0
●マヒル・マメドフ(カザフスタン)