NJKF 2021 4th 再戦の真美・ERIKO インタビュー!


 『NJKF 2021 4th』(11月7日、東京・後楽園ホール)ダブルセミファイナルⅠでは真美とERIKOによるミネルヴァライトフライ級王座決定戦(3分3R)が行われる。
 両者は今年2月に対戦し、2R終了時でジャッジ3者がイーブンとする展開であったが、最終3Rに真美がパンチとヒザで振り切り判定勝ち。今回は9ヵ月を経て、ベルトを懸けての再戦となる。
 初戴冠に燃える真美に対し、ERIKOはベルトより真美へのリベンジを強く意識する。
 返り討ちか、あるいは雪辱か。
 リマッチの果てに、ベルトはどちらの腰に巻かれるのか。

真美「今回も前に行く。絶対ベルトが欲しい」

――試合が迫り、仕上がり具合を教えてください。
真美 調子はいいです。
 初めてのタイトルマッチで、今までいろいろチャンスを頂いたんですけど、タイトルマッチへ辿り着く前にコケたりがあったので(苦笑)、今回勝ったらやっと初タイトルです。
 タイトルマッチを組んで頂けるのはなかなかないことなので光栄でありがたいですし、だから今回は絶対ものにします。是が非でも獲りたい、欲しいです。
――今年は2戦2勝負けなしで好調ですが、その秘訣はどこにあるのでしょうか。
真美 前向きな気持ちで今までより練習ができてるのかなって思います。
 やっぱりトレーニング自体が厳しくて、結構ネガティブに考えてしまうことが多かったんですけど、ちょっとずつプラスに、ポジティブに考えるようにしたからか、たぶんそういう気持ち的なものもあるんだと思います。
――何かポジティブに捉えられるようになったきっかけがあったのでしょうか。
真美 練習をやっても、天才でもなければすぐできる選手なんていないじゃないですか。
 でも前は教えてもらっても“なんで私はこうもできないんだろう”とか結構マイナスなことばっかり考えて、“なんでだろう、なんでだろう”ってどんどん自分でマイナスにばかりなっちゃっていたんです。
 でも会長とかに「言われて1回ですぐできる選手なんていないんだから、できなくて当たり前だ」と言われて、たしかにそうだよなと思って。
 そこら辺を私は勘違いしていたんです。だから“できなくて当たり前、これを少しずつでもいいからできるようにしよう”って、そういう前向きな気持ちに周りがさせてくれたと思います。
 そういう気持ちの持ちようで違うのかなって思います。
 今年の試合は試合前すごく自分が前向きな気持ちだった感じがあって、今までより前に、プラスでっていう風になってます。
――タイトルを争うERIKO選手とは今年の2月に対戦していますが、振り返っていかがでしょう。
真美 何回も映像で見たんですけど、お互いグチャグチャのガチャガチャになってしまっていて、ちょっとヒドいなって(苦笑)。
 本当にどっちが勝ったか分からない試合だった思いがあって、もしかしたら今回も同じような展開になるかもしれないですけど、とりあえず何かしらで私が優勢だっていうのは見せたいです。それで確実に勝っていきたいです。
――対戦してみてERIKO選手の印象はいかがですか?
真美 やっぱり体力もありますし、パワーもあって、前に来る気持ちっていうのがERIKO選手はスゴいので、私も前に出る選手なので気持ちも負けないですし、今回も相手以上に負けないで行くっていうのは変わりません。
 ただ前回は蹴りが少なかったので、今回は上の蹴りとかをもっと意識した方がいいかなっていうのは思います。
 もっと蹴りを出せれば。気持ちでは負けないで、今回も前に行きます。
――それでは初タイトルの懸かった試合へ向け、改めての意気込みやご覧になる方たちへメッセージをお願いします。
真美 初めてのタイトルなので確実に獲って自分の腰にベルトを巻いて、応援してくださってる方に“ちゃんと獲ったよ”というところを見せたいです。
 絶対ベルトが欲しいです。

ERIKO「ベルトよりリベンジの気持ちがメチャメチャ強い」

――まずは調子を教えてください。
ERIKO もう絶好調です。いい感じに準備もできて、追い込み期間で疲れてはいるんですけど、この疲労が抜けた後がすごく楽しみです。すごくいい感じに出来上がってきてます。
――真美選手とは2月に対戦していますが、あの試合を振り返っていかがでしょう。
ERIKO パンチの打ち合いで負けてしまって、今回も打ち合う場面は絶対あると思うので、自分でできる武器も増えているし、それを活かしてリベンジして勝ちます。
 蹴りを混ぜれなかったのと、変に首相撲に付き合っちゃったのが自分の悪かった点なので、そこをしっかり対処して、今回は勝つっていうのを決めてます。
――真美選手と戦っての印象をお願いします。
ERIKO 強かったです。気持ちがすごく強いので、打っても打ってもガンガン来て。
 今回はそこで押し負けないよう、自分もしっかり打ち合うところは打ち合って、気持ちの部分もそうなんですけど技術の部分でも勝てるよう準備してます。リベンジですね。
――タイトルの懸かる試合ですが、気持ちとしてはリベンジの方が大きい?
ERIKO 自分の中ではそっちの方が強いですね。“もう負けない、勝つ”っていう、そっちがメチャメチャ強いです。
――今年は2月、4月、6月、8月とコンスタントに試合を積んでこられましたね。
ERIKO プロは声を掛けて頂いてナンボなので。私もそんなに選手寿命が長くないと思っているので、できる時にやっておこうと思いました。
――そういった試合経験が力や自信になっているところがあるのではないですか?
ERIKO そうですね、やっぱり経験しないと強くなれないっていうのも分かってるので、もうやるしかないですね。
――では今回はリベンジしてベルトを巻くと。
ERIKO タイトルマッチが決まってからジムの近くに引っ越して通いやすい状況になりました。
 練習は高田馬場と大宮の両方でやってるんですけど、その中間に引っ越して。今は仕事も辞めて、もう試合までの間はフリーの状態で練習にどっぷりハマってます(笑)。
 試合が終わってからまた新しく仕事を始めようと思っているので、今はもうこれに集中っていう感じです。この試合に懸けていて、だから今は1日2部練から3部練やってます。勝つと決めているので。
――では、ベルトを獲りに行くというより、勝った結果としてベルトが手に入ると。
ERIKO それが最高の結果だと思ってます。もう今回は真美選手に対してリベンジっていう気持ちがすごく強いので、勝って応援してくださる皆様に結果で恩返しできるよう戦いますので応援よろしくお願いします。

■ 『NJKF 2021 4th』
日時:2021年11月7日(日)OPEN 16:45/START 17:30
会場:東京・後楽園ホール

<ダブルセミファイナルⅠ ミネルヴァ ライトフライ級王座決定戦 3分3R>
真美 (team lmmortaL) ミネルヴァ ライトフライ級1位
 vs.
ERIKO (ファイティングラボ高田馬場) ミネルヴァ ライトフライ級2位