［週刊ファイト10月28日号］収録　［ファイトクラブ］公開中

▼大阪城明けの後楽園タッグ開幕は満員 年末4大決戦への戦火も拡大 スターダム
　photo & text by TERUZ スターダム10・17後楽園
・コズエンの中で波紋 ウナギが新メンバーに明かした本当の想い
・媒体を味方に!? 東スポと週プロ投入の鹿島&フキゲン白星発進
・プロレスが好きで好きでたまらないッ!! コグマ&葉月が始動
・開幕戦セミなんとフルタイム ノリノリのキッド様 不機嫌な桃様
・ウナギ「なんで負けちゃうかなあ」同志コズエンの中野に口撃
・川崎、代々木、大阪府立、両国の成否 熱闘と話題の両立がカギ

■ スターダム 第11回ゴッデス・オブ・スターダム〜タッグリーグ戦～ 開幕戦
日時：10月17日（日）11:30
会場：東京・後楽園ホール 観衆665人（満員/コロナ対策限定人数=主催者発表）

　アフター大阪城ホールで小休止モードもあるかと思いきや、8日後の後楽園ホール大会がいきなりの満員だ。スターダムの『第11回ゴッデス・オブ・スターダム〜タッグリーグ戦～』開幕戦に665人の観衆が詰めかける。例年以上にエッジのきいたチームがエントリーし、百花繚乱のリーグ戦が1か月間に渡って繰り広げられていく。一方で、年内ビッグマッチも川崎・代々木・大阪府立・両国とメジャー団体としての怒涛のラッシュだ。10周年イヤーの締めくくりに突入したスターダムの模様を現地からレポートする。

コズエンの中で波紋 ウナギが新メンバーに明かした本当の想い

＜第1試合＞
●月山和香
ウナギ・サヤカ
　10分10秒　回転エビ固め
〇なつぽい
ひめか

　グラビアの仕事でウナギ・サヤカのパートナーである桜井まいが不在。この日のウナギは、同じコズミック・エンジェルスの月山和香と組んで公式戦ではない登場となった。試合は“月山のチャレンジマッチの延長”の様相となり、意地を見せた月山だったがなつぽいに丸め込まれた。目立ったアクションはなかったウナギだが、メイン後にコズエンの中野たむに“噛みつく”ことになる。それでいて大会当夜には、これまで桜井まい&月山和香の加入に反対していた姿勢から一転、パートナー桜井への思いを吐露した。

あとモヤモヤするから言うけど！
桜井なんでひっそりといないんだよ
うながコズエン来て欲しくなかったのは
たむさんがたくさん
教えてくれたこと
まだうなじゃ支えてあげれない
あたしゃ自分のことで毎日必死のパッチです。
人の面倒なんて見れない
でも地蔵のように黙ってそばにいてくれて嬉しいよ

でも組むと決まった以上。
誰よりもうなが横でよかったと
思ってもらえるように
誰よりも蒲焼くので
コズエンの中でだれよりも
桜井でよかったと思わせて
くれないと
絶対にやだ!!!!!!!!
以上!!!!!!!!
恥ずかしい!!!!!!!!

　これにはちょっとやられた。マイクでもコメントでもなくツイートでつけた決着。これまで2人のコズエン入り拒否についての理由の歯切れが悪かったわけだが、なるほど。そして、ツイートでこれを発信するところが神がかっている。この研ぎ澄まされたアプローチに唸らされ、コズエンとして、傾奇者としてのウナギの人間性に興味を惹かれるのだ。