中嶋が丸藤撃破でGHC奪取 あの男不在のリングで「俺がノア」と叫ぶ ノア

 10日、ノアが『GRAND SQUARE 2021 in OSAKA』エディオンアリーナ大阪(府立体育会館)第1競技場大会を開催した。

 丸藤正道を撃破した中嶋勝彦が4年ぶりにGHCヘビー奪取だ。ノア最強決定戦N-1を2連覇して挑戦権を獲得した中嶋に、王者・丸藤がメインで対峙する。足技を中心とした丸藤の全バリエーションが降り注ぎ、中嶋は絶体絶命の連続。陥落寸前でキックアウトを繰り返すのが精いっぱいだった。さらには往年のノアを想起させるエプロンでの攻防も、丸藤が制していく。場外マット上でブレーンバスターの体勢に担げば、中嶋の頭部をエプロンに叩きつける。さらにはエプロンでのドリルアホールパイルドライバーにも丸藤は成功した。

 それでも丸藤の虎王・零を回避してからのダイヤモンドボムで反撃した中嶋は、ハイキックからのヴァーティカル・スパイク発射。完全に決まると、丸藤は余力なく3カウントを聞いてしまった。中嶋はマイクをつかむと「俺がノア」宣言。長期欠場中の盟友・潮崎豪の決めゼリフ「I am NOAH」を想起させる言葉に他ならない。中嶋は“名前”を出すことはなかったが、ファンは「いよいよ復帰・潮崎を迎撃姿勢か?」と色めき立った。

中嶋「丸藤正道を食ったぞ。N-1、そしてGHCヘビー。食っても食っても、食い足んねぇな。(挑戦表明した田中将斗に対して)別にいいぜ。だがな、この際、言っとくよ。田中将斗、お前もおいしく食ってやる。おい、いいか。時代が動くぞ。やっと手につかんだGHC。俺がノアだ!!」

■ ノア GRAND SQUARE 2021 in OSAKA
日時:10月10日(日)17:00
会場:エディオンアリーナ大阪(府立体育会館)第1競技場 観衆1291人(主催者発表)

<第1試合>
矢野安崇
●岡田欣也
 11分17秒 ジャーマンスープレックスホールド
藤村加偉
〇稲葉大樹

<第2試合>
●仁王
覇王
タダスケ
 9分39秒 キン肉バスター⇒片エビ固め
齋藤彰俊
〇モハメド ヨネ
キング・タニー

<第3試合>
〇亜烈破
征矢学
 13分47秒 空回弾⇒片エビ固め
●宮脇純太
マサ北宮

<第4試合>
鈴木鼓太郎
〇YO-HEY
 6分54秒 YO-ROLL
●吉岡世起
小川良成

<第5試合>
〇望月成晃
田中将斗
船木誠勝
 18分19秒 真・最強ハイキック⇒片エビ固め
ケンドー・カシン
藤田和之
●杉浦貴

<第6試合/GHCジュニアヘビー級タッグ選手権試合>
[挑戦者]
〇Eita
NOSAWA論外
 4分4秒 Imperial Uno⇒エビ固め
●大原はじめ
小峠篤司
[第45代王者]
※小峠&大原が初防衛に失敗、Eita&論外が第46代王者に

<第7試合/GHCジュニアヘビー級選手権試合>
[挑戦者]
●原田大輔
 19分9秒 変形アームロック
〇HAYATA
[第46代選手権者]
※HAYATAが4度目の防衛に成功

<第8試合/SPECIAL TAG OSAKA N-1 LIMITED>
清宮海斗
〇拳王
 20分54秒 後方回転エビ固め
●桜庭和志
武藤敬司

<第9試合/GHCヘビー級選手権試合>
〇[挑戦者/「N-1 VICTORY 2021」優勝者]中嶋勝彦
 37分18秒 ヴァーティカル・スパイク⇒エビ固め
●[第35代王者]丸藤正道
※丸藤が3度目の防衛に失敗、中嶋が第26代王者に


※電子書籍で読む
’21年10月21日号紅白Stardom大阪城 PはるぅUDON 中嶋GHC 雫有希 G1 しゃちほこBOY
商品コード Weeklyfight306
価格 500 円

’21年10月21日号紅白Stardom大阪城 PはるぅUDON 中嶋GHC 雫有希 G1 しゃちほこBOY