バルバロ・カベルナリオが髪切りマッチ勝利!CMLL オメナヘ・ア・ドス・レジェンダス2021

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 9月17日(現地時間)にメキシコシティ・アレナメヒコで『CMLL オメナヘ・ア・ドス・レジェンダス2021 アニベルサリオ88』が開催された。
 今大会は二人のレジェンドを讃える大会オメナヘ・ア・ドス・レジェンダスと年間最大大会アニベルサリオを兼ねた合同大会となった。本来はそれぞれ別の大会であるが、2021年は世界的にコロナ自粛で同時に行われる形となった。
 オメナヘ・ア・ドス・レジェンダスは、CMLL版殿堂という感じで、元々はCMLL(EMLL)創始者であるサルバドール・ルテロ・ゴンザレス氏の生誕祭としてスタートしたが、その後、メキシコマット最大のスターであるエル・サントも一緒に讃えるイベントとなり、ゴンザレス氏とサントという2人のレジェンドの記念式典となった。その後、サント以外のスペル・エストレージャを毎年、表彰する事となり、現在はゴンザレス氏と、その年に選ばれたスペル・エストレージャを表彰する大会となっている。2021年はCMLL、AAA、UWAというメキシコのメジャー団体を股に掛けて大活躍したサングレ・チカナが選ばれ、表彰された。
 そしてメインでは敗者髪切りマッチで抗争中のバルバロ・カベルナリオとエル・フェリーノが最終決着戦を行った。元々、この二人は同じルードユニット、ラ・ペステ・ネグラの一員として仲間だったのだが、仲間割れを起こして抗争勃発。遂に髪切りマッチまで発展したのだった。試合はフェリーノが掟破りの逆カベルナリアを極めるが耐えたカベルナリオが最後はジャベを極めてフェリーノからギブアップを奪い勝利。フェリーノはリング中央で髪を切られ、髪の毛を奪ったカベルナリオが勝どきをあげた。
 またインデペンデンシア杯(独立記念日杯)決勝が行われた。決勝まで勝ち上がってきたのは、ボラドールJr.とグラン・ゲレーロ。現在、トップのテクニコと若手ルードの対戦となり、最後はボラドールJr.が必殺のカナディアン・デストロイヤーを決めてフォールを奪って貫禄の勝利。ボラドールJr.が優勝を果たした。

■ CMLL オメナヘ・ア・ドス・レジェンダス2021 アニベルサリオ88
日時:2021年9月17日(現地時間・放送日)
会場:メキシコ合衆国メキシコシティ・アレナメヒコ

<カベジェラ・コントラ・カベジェラ>
○バルバロ・カベルナリオ
 2-1
●エル・フェリーノ

<インデペンデンシア杯予選>
○ボラドールJr.
 2-1
●グラン・ゲレーロ

<6人タッグマッチ>
○ミスティコ、エウフォリア、エチセロ
 2-1
●ウルティモ・ゲレーロ、ネグロ・カサス、アトランティスJr.