UFC Fight Night!デレク・ブランソンがダレン・ティルをサブミッションで下しタイトル挑戦にまた一歩近づく

 9月5日(日)にラスベガスのUFC APEXでUFC FIGHT NIGHT:ブランソンvsティルが行われた。多くのイギリス出身選手が出場し、5戦4勝という結果になった。

メインイベント
メインイベントではミドル級5位のデレク・ブランソンと同級7位のダレン・ティルが対戦し、スタイルの違いが試合を左右することになった。ティルは序盤から鋭い打撃を見せ、ブランソンは強力なテイクダウンとグラウンドのコントロールで対抗。第3ラウンド、ティルは相手をノックダウン寸前に追い込むものの、ブランソンのレスリングが功を奏し、リアネイキッドチョークで試合を終わらせた。

試合後のブランソンのコメント:
「みんなが自分のことを話さないのにうんざりしている。前に負けてから4年間ここに戻るまで努力してきた。準備はできている。グランド技術には自信があるし、それを見せつけたかった。」

セミメイン
ヘビー級のフィニッシャーである13位のトム・アスピナルと14位セルゲイ・スピバックの連勝を重ねている同士の対戦は、スピードとパワーを兼ね備えたアスピナルが第1ラウンドのわずか2分30秒で相手をフィニッシュした。強烈なエルボーでスピバックぐらつかせたのを皮切りに、グラウンド&パウンドで追い打ちをかけてアスピナルがTKO勝利を収めた。

試合後のアスピナルのコメント:
「本当に嬉しい。ここに来るたびに死ぬほど怖いんだ。恐怖心をもって自分を表現している。それを利用するといい気分になる。少しずつランクを上げようと思っている。今は13位だから今度は12位になりたい。」

大会のハイライト
女子フライ級では、これがオクタゴンへの7回目の出場となる韓国のキム・ジヨンがベテランであるイギリスのモリー・マッキャンと対戦し、世代を超えた戦いとなった。2人は3ラウンドすべてを、気迫のこもったボクシングと決死の覚悟で戦い抜き、その努力が認められてファイト・オブ・ザ・ナイト賞を受賞した。スコアカードでは接戦となり、マッキャンが勝利を収めた。

パディ・ピンブレットは、ルイージ・ベンドラミニを第1ラウンドでTKOし、パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した。UFCデビュー戦となったピムレットは、ベンドラミニに揺さぶられてダウンを奪われましたが、逆境を乗り越えて自分の勢いを取り戻し、パンチの連打でブラジル人選手を仕留めた。

■ UFCファイトナイト・ラスベガス36:ブランソン vs. ティル
日時:現地時間2021年9月4日(土)、日本時間5日(日)
会場:アメリカ・ネバダ州ラスベガス/UFC APEX

【メインイベント】
<ミドル級マッチ 5分5ラウンド>
○デレク・ブランソン
 サブミッションで勝利(3R2:13リアネイキッドチョーク)
●ダレン・ティル

【セミメインイベント】
<ヘビー級マッチ 5分3ラウンド>
○トム・アスピナル
 TKO勝利(2R2:30)
●セルゲイ・スピバック

【メインカード】
<ウェルター級マッチ 5分3ラウンド>
○アレックス・モロノ
 判定勝利
●ダビッド・ザワダ

<ライトヘビー級マッチ 5分3ラウンド>
○カリル・ラウントリーJr.
 TKO勝利(2R2:30)
●モデスタス・ブカウスカス

<ライト級マッチ 5分3ラウンド>
○パディ・ピンブレット
 TKO勝利(1R4:25)
●ルイージ・ベンドラミニ