神戸の街をこよなく愛するプロレスラーが立ち上がった 7・19クリーンアップKOBE


 KOBEメリケンプロレスの主宰者であり、神戸元町高架下にプロレスカフェ&バーRINGSOULを経営しているプロレスラーの藤永幸司(50歳)が、今回SNSで神戸の川の清掃ボランティアを呼びかけたきっかけを語ってくれた。
 「最初は新神戸の布引の川がゴミをみんな持って帰らなくてボヤ騒ぎまで起こって、その場所が閉鎖されてしまったのです。しかもこのコロナ禍でメリケンパークも外飲みのゴミが捨て放題になってしまって…何か悲しくなって今回行動することになりました。」
 それにしても実行力に驚かされる。
 当日は呼びかけにより集まった6名のレスラーと10名の一般の人々、合計16名でメリケンパークのゴミ拾いを行うことが出来た。
 参加したプロレスラーは、BADMAX藤永、”brother”YASSHI、木下亨平、HELLBROS.Ryu、HELLBROS.Ken、クレイジーJの6名。

 ただのゴミ拾いではない。
 プロレスラーと一緒にゴミが拾えるというところがミソだ。
 ファンならずとも興味をそそられるところではないか。
 藤永は今後も清掃活動を継続していきたいと言う。
「出来ればメリケンパークプロレスフェスも、イベントが終わった後はみんなが掃除してパークの人が驚くぐらい綺麗にして終わりたいですね!
そうすることでメリケンパークプロレスフェスが神戸のイベントとして定着し、またプロレスやプロレスファンのイメージが良くなれば嬉しいですね!」
 プロレスラーはなぜか悪いイメージが先行しがちな傾向にある。
 コロナ禍のいまだからこそ積極的な社会貢献活動は、実は他ならないプロレスラーのイメージアップ作戦にもなりはしまいか。
 人には感謝されるわプロレスにお客さんを呼べるわ一石二鳥の宣伝普及活動に繋がるだろう。      
 親切をふるまうのに遠慮はいらない。
 かつて東日本大震災の被災者支援に立ち上がったTARUの至言「やらぬ善よりやる偽善」は真理だ。