[ファイトクラブ]スターダム武道館以降毎月ビッグマッチ ヨコハマに煌めく複数スター制

[週刊ファイト7月15日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼スターダム武道館以降毎月ビッグマッチ ヨコハマに煌めく複数スター制
 text & photo by TERUZ スターダム7・4横浜&7・6後楽園
・王座戦登場の6年ぶり復帰コグマ あの世Ⅳ虎-惡斗同日にイオ破る
・上谷沙弥が飯伏幸太ばり覚醒もフェニックススプラッシュ不発で敗戦
・刀羅ナツコ「足治ったら最初に挑戦させろ」負傷で林下詩美が防衛
・琉悪夏の冷凍庫爆弾で沈没未遂 ジュリア「ナツコがいた気がした」
・ボス不在「大江戸隊」がトレンド入り 刀羅ナツコ「ありがとな」
・コズエン止まらずV7後楽園メイン締め 中野たむ「このままV10」
・アングル回転が圧巻 所属全員がユニット抗争・個人抗争に全力


■ スターダム YOKOHAMA DREAM CINDERELLA 2021 in Summer
日時:7月4日(日)17:00
会場:神奈川・横浜武道館 観衆1135人(満員/コロナ対策限定人数/主催者発表)

■ スターダム CINDERELLA SUMMER TOUR 2021 in TOKYO
日時:7月6日(火)18:30
会場:東京・後楽園ホール 観衆435人(コロナ対策限定人数/主催者発表)

 新型コロナ禍にあえぐプロレス界にあって、スターダムがコロナ前以上に積極果敢に大会に打って出ている。団体設立10周年イヤーを彩るビッグマッチは、緊急事態宣言の5月こそ例外となるが、3・3日本武道館大会を皮切りに毎月の開催となっている。そして7月も、「中野たむvs.上谷沙弥」白ベルト戦、「林下詩美vs.刀羅ナツコ」赤ベルト戦を筆頭にした7・4横浜武道館大会が盛況。さらには2日後に平日開催の後楽園ホール大会で400人超の観衆を集めている。スターダム現場からのレポートをお届けしたい。

 
王座戦登場の6年ぶり復帰コグマ あの世Ⅳ虎-惡斗同日にイオ破る
 

<7月4日/第4試合/ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合>
《王者チーム》
〇ジュリア&朱里(Donna del Mondo)
 20分42秒 ノーザンライト・ボム⇒片エビ固め
岩谷麻優&●コグマ(STARS)
《挑戦者チーム》
※朱里&ジュリアが3度目の防衛に成功

 7月4日、スターダムが『YOKOHAMA DREAM CINDERELLA 2021 in Summer』横浜文化体育館大会を開催した。

 白ベルト前王者・ジュリア、赤ベルト前挑戦者・朱里、アイコン・岩谷というトップ勢に囲まれてコグマがタイトルマッチに登場した。6年ぶりに復帰したばかりの23歳。そのコグマが試合を大いに牽引、盛り上がったこの試合を大会ベストバウトに推す声も多かった。朱里も「いやあ、ビックリした。まさかコグマがあんなパワーとおもしろいなんて」とコメント。

 技の受けっぷりはファンの間でも話題に。コグマは「私はでも、どこまでも前向きに。ドローじゃなくてよかったです。私は、勝ち負けがしっかりした方がもっと強くなれる。これからどんどん快進撃見せていく」とポジティブだ。岩谷も「なんかもう、すでに引っ張っててる感がすごいあるんですけど(笑)。なんか穴埋めとしてコグマが来たんじゃないってことを、すごいコグマから感じました。誰かの代わりではない、私は私だっていう」と実感した。

 コグマというと、デビュー2年目の17歳で紫雷イオ(ハイスピード戦)に勝利したことが知られるが、該当大会には事件があった。あの「世Ⅳ虎vs.安川惡斗」ワールド・オブ・スターダム戦と同日だったのだ。関係者には、コグマは大爆発の機会を逃したとも見られている。イオ戦3か月後から欠場したコグマは「度重なる規則違反」にて退団となってしまっていた。

 過去をひっくり返しての王座戦へのリターン。どこまでのものを見せていけるか、他ユニットとの抗争激化のスターズでどんな役割を果たすのかが注目される。

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