[ファイトクラブ]宣言下唯一の首都圏大箱興行CFフェス 3年ぶり月面水爆投下で宣戦布告

[週刊ファイト6月17日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼宣言下唯一の首都圏大箱興行CFフェス 3年ぶり月面水爆投下で宣戦布告
 text by TERUZ サイバーファイトフェス6・6埼玉
・バトルロイヤル最初に谷津嘉章入場 見せた義足スープレックス
・プロレスにおける勝利とは プレゼンやパンストが杉浦&桜庭と融合
・高木三四郎「業界No.1を取ります」 ノア金剛に激勝後断言
・東京女子プロレスが男子を食う激闘 まぜることをいとわぬ強さ
・王道でありハイスパートだった秋山準 サラリと裏ベストバウト
・膝が砕けたとしても・・・武藤敬司が月面水爆成功するも王座転落
・丸藤「やはり“持っていく”のは武藤。学ぶものある」一夜明け会見
・新日大阪城が月曜スライド 同日決戦は1日ズレて追い風も吹いた
・未来も覚悟も見せつけた一丸フェス アフター埼玉にはさびしさも


■ CyberFight Festival 2021
日時:6月6日(日)14:00 ※STARTING BATTLEは12:45頃開始
会場:さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナ 観衆4800人(超満員)

 6月6日、さいたまスーパーアリーナでノアとDDTグループ団体によるサイバーファイト系列合同興行『CyberFight Festival 2021』が開催された。新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言でのイベント制限によっては実施が危ぶまれていたが、“翌日へのスライド”を余儀なくされた新日本プロレス大阪城ホール大会と対比すれば「予定通りに無事に開催された」と言い切っていい。サイバーファイトフェスを現地記者の視点からレポートする。

 
バトルロイヤル最初に谷津嘉章入場 見せた義足スープレックス
 

<STARTING BATTLE/時間差入場バトルロイヤル/時間無制限>
〇アントーニオ本多
 22分31秒 横入り式エビ固め
●井上雅央
[失格順]
まなせゆうな、大石真翔&岡田佑介、桜井鷲、高鹿佑也、谷津嘉章、平田一喜、火野裕士&谷口周平、齋藤彰俊、赤井沙希、モハメド ヨネ、大鷲透

 大会前のデモンストレーションがロックアップなどに限られていたことで、本番でのいくつもの動きがサプライズとなった。谷津嘉章が繰り広げたのは基本技だけではなく、フロント・スープレックス、ブルドッキングヘッドロック、裏投げと多岐に及ぶ。その勢いで、この日2度目の監獄固めに移行するところを丸め込まれ敗退となった。入場順も最初で、何人もの選手が谷津の技を引き出していた。

 五輪出場が幻に終わった男が、東京五輪イヤーにさいたまスーパーアリーナで躍動する。こうしたチャレンジもプロレスに含まれる・・・そんなサイバーファイトのメッセージを感じた。団体越境ならではのキャラのぶつかり合いもバトルロイヤルでは描かれ、アントーニオ本多と井上雅央による最後の2人という流れも観客をハッピーにさせている。

谷津「最初からパーフェクトはあり得ないんで。今回は一番はレスラーに受け入れられたこと、次はこの義足をはいて何も不具合なくできたこと(が有意義だった)。自分の腰を踏まえても、まだ脊髄とか頸椎がいたんでるわけじゃないですから。片足を取った状態でも力は出ますから、まだやってみたい。まだまだこんなもんじゃ終われませんよって感じで」

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